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【ディープインパクト】これが日本近代競馬の結晶だ!

投稿日:2019-05-14 更新日:

「走っているというよりも、飛んでいるような感じですね。」

全レースで手綱を取った武豊騎手が皐月賞を勝利後、インタービューで発した言葉だ。

 

卓越した心肺能力を持ち、そこから生まれるスピードと瞬発力はまさに飛ぶような走りであった。

3コーナーから捲りに歓声が上り、他馬を寄せ付けず圧勝するレースは、衝撃をあたえた。

 

戦績・賞金

血統、通算成績/競走成績は以下のとおり。

 

血統

父:サンデーサイレンス
母:ウインドインハーヘア

池江泰郎厩舎(栗東)
金子真人HD、ノーザンF

 

通算成績

14戦12勝 (12-1-0-1)

本賞金:13億2400万円
収得賞金:4億7175万円

 

競走成績

日付 レース名 距離 人気 着順 単勝 騎手
06.12.24 有馬記念(G1) 芝2500 1 1 1.2 武豊
06.11.26 JC(G1) 芝2400 1 1 1.3 武豊
06.10.1 凱旋門賞(G1) 芝2400 武豊
06.6.25 宝塚記念(G1) 芝2200 1 1 1.1 武豊
06.4.30 天皇賞春(G1) 芝3200 1 1 1.1 武豊
06.3.19 阪神大賞典(G2) 芝3000 1 1 1.1 武豊
05.12.25 有馬記念(G1) 芝2500 1 2 1.3 武豊
05.10.23 菊花賞(G1) 芝3000 1 1 1.0 武豊
05.9.25 神戸新聞杯(G2) 芝2000 1 1 1.1 武豊
05.5.29 東京優駿(G1) 芝2400 1 1 1.1 武豊
05.4.17 皐月賞(G1) 芝2000 1 1 1.3 武豊
05.3.6 弥生賞(G2) 芝2000 1 1 1.2 武豊
05.1.22 若駒S 芝2000 1 1 1.1 武豊
04.12.19 新馬 芝2000 1 1 1.1 武豊

 

経歴

無敗での3冠達成

新馬戦、若駒S、弥生賞を3連勝し、牡馬クラシック第1弾の皐月賞に臨むこととなった。

 

前走がクビ差であったこともあり、最終単勝オッズが1.3倍。

これが生涯で最低の単勝オッズとなった。今後もこの記録を抜く馬はまず現れないだろう。

 

皐月賞のスタート直後に大きく躓き、最後方からのレース強いられる。

それでも3コーナーから徐々に進出を開始。

 

4コーナーでは武豊騎手が初めて鞭を入れたが、直線半ばでは手綱を緩めるほどの完勝劇。

この勝利はまさに3冠馬との巡り合いでもあった。続くダービーでは単勝1.1倍に支持される。

 

レースは後方追走から直線大きく外に持ち出し、2着に5馬身差をつけて圧勝。

デビュー5戦目でクラシック2冠を達成し、秋の京都へと衝撃は引き継がれることとなった。

 

秋初戦の神戸新聞杯を完勝し、迎えた牡馬クラシック3冠最終戦の菊花賞。単勝オッズは1.0倍。

レースでは好スタートを切ったものの、スタート後の最初の3コーナーから掛かってしまう。

 

ディープインパクトが1周目のゴール板を本当のゴールと勘違いをしたのだ。

武豊騎手が懸命になだめ、1周目のゴール板を過ぎたところで何とか折り合いを付ける。

 

馬群中団でレースを進め、直線では10馬身以上前にいたアドマイヤジャパンを捉えての勝利。

史上6頭目の3冠馬、無敗での3冠達成はシンボリルドルフに続く2頭目。

 

直線で実況アナが発した「世界のホースマンよ見てくれ。これが日本近代競馬の結晶だ!

ディープインパクトを示すフレーズとしてぴったりであり、後世まで語られている。

 

 

初の敗戦から海外挑戦へ

古馬との初対決となった有馬記念。ここで予期せぬ出来事が起こった。

デビュー以来無敗を誇っていたディープインパクトが2着に敗れたのだ。

 

勝ったのは、C.ルメール鞍上で先行策を取ったハーツクライ。

その後にドバイSCも圧勝しており、相手も強かったが、ファンはショックを隠し切れなかった。

 

年が明けて2006年。ディープインパクトは古馬となった。

昨年末の敗戦がなかったのごとく、阪神大賞典、天皇賞春、宝塚記念と連勝を飾る。

 

そして、次走は世界最高峰のレースである凱旋門賞に向かうことが決まった。

勝利を日本全ての競馬ファンが待ち望み、遠くロンシャンでの衝撃を誰もが期待していた。

 

海外での敗戦~ラストラン

凱旋門賞では、前年の覇者ハリケーンラン、前年のBCターフ覇者シロッコの3強と見られていた。

レースは8頭立てと少頭数だったこともあり、好スタートを決め、2番手に付けることとなった。

 

直線では一旦先頭に立つも、レイルリンク、プライドに交わされ3着に敗れた。

その後、禁止薬物が体内から検出されたことにより、失格処分となった。

 

帰国後初戦のレースはジャパンカップを選択し、ここでも単勝1.3倍に支持され快勝した。

そして、次走はラストランとなる有馬記念。

 

武豊騎手が「生涯最高のレース」というほど、最後は流しながらの圧勝で有終の美を飾った。

 

 

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