2024/1/6(土)、京都金杯(G3・芝1600m)が京都競馬場で開催。
出走予定馬の紹介、過去データ/コース傾向分析、及び、本レースの予想を行います。
出走馬・騎手
出走馬
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | メイショウシンタケ | 牡6 | 浜中俊 |
2 | コレペティトール | 牡4 | 岩田康 |
3 | ルプリュフォール | セ8 | 秋山真 |
4 | トゥードジボン | 牡5 | 藤岡佑 |
5 | ダノンタッチダウン | 牡4 | 北村友 |
6 | シャイニーロック | 牡8 | 酒井学 |
7 | タイムトゥヘヴン | 牡6 | 幸英明 |
8 | サヴァ | 牡6 | 松若 |
9 | セルバーグ | 牡5 | 松山 |
10 | アンドヴァラナウト | 牝6 | 武豊 |
11 | セッション | 牡4 | 坂井瑠 |
12 | ビューティフルデイ | 牝6 | 西村淳 |
13 | マテンロウオリオン | 牡5 | 太宰 |
14 | アルナシーム | 牡5 | 鮫島駿 |
15 | ドーブネ | 牡5 | 吉田隼 |
16 | ドルチェモア | 牡4 | 団野 |
17 | フリームファクシ | 牡4 | 川田 |
18 | アヴェラーレ | 牝6 | ルメート |
過去10年データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 3-2-1-13 | 15.8% | 26.3% | 31.6% |
2枠 | 2-2-0-15 | 10.5% | 21.1% | 21.1% |
3枠 | 1-2-2-14 | 5.3% | 15.8% | 26.3% |
4枠 | 2-0-3-15 | 10.0% | 10.0% | 25.0% |
5枠 | 0-0-3-17 | 0.0% | 0.0% | 15.0% |
6枠 | 2-1-0-17 | 10.0% | 15.0% | 15.0% |
7枠 | 0-1-1-21 | 0.0% | 4.3% | 8.7% |
8枠 | 0-2-0-23 | 0.0% | 8.0% | 8.0% |
複勝率を見ると1~4枠が20%超、5~6枠が15.0%、7~8枠が10%未満と明らかに内枠有利の状況。京都開幕週で芝状態が良いのがデータに顕著に表れていると言えます。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-2-7 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
先行 | 3-3-5-25 | 8.3% | 16.7% | 30.6% |
差し | 3-6-3-59 | 4.2% | 12.7% | 16.9% |
追込 | 3-1-0-44 | 6.3% | 8.3% | 8.3% |
逃げ/先行が複勝率30.0%以上、前有利の傾向は確かですが、連対率まで見ると、差しも悪くないと考えております。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 3-1-1-5 | 30.0% | 40.0% | 50.0% |
2~3 | 2-3-1-14 | 10.0% | 25.0% | 30.0% |
4~6 | 3-4-2-21 | 10.0% | 23.3% | 30.0% |
7~9 | 1-0-3-26 | 3.3% | 3.3% | 13.3% |
10~ | 1-2-3-69 | 1.3% | 4.0% | 8.0% |
人気上位ほど良いので目立った傾向はないですが、7番人気以下の連対率が4.0%未満なので、馬券の軸にするなら1~6番人気を選択すべきと思います。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 3-2-2-34 | 7.3% | 12.2% | 17.1% |
5歳 | 4-3-1-25 | 12.1% | 21.2% | 24.2% |
6歳 | 3-2-4-37 | 6.5% | 10.9% | 19.6% |
7上 | 0-3-3-39 | 0.0% | 6.7% | 13.3% |
勝率/連対率/複勝率の全てで5歳馬がリード、連対率が20%超と他の年齢より2倍くらい良いので、5歳馬を中心に考えたいと思います。
前走レース名
- リゲルS:4-0-2-21/27
- マイルCS(G1):1-3-0-17/21
- チャレンジC(G3):1-1-0-6/8
- キャピタルS:0-1-2-14/17
リゲルS、チャレンジC(G3)は複勝率が少し良いですが、大きな差はないので、プラス要素とは言い難い気がします。
前走着順
- 1着:1-2-3-23/29
- 2着:0-0-2-6/8
- 3着:2-0-1-9/12
- 4着:0-0-0-11/11
- 5着:2-2-1-8/13
- 6~9着:5-3-1-28/37
- 10着~:0-3-2-50/55
連対率が良いのは前走5着馬(30.8%)と6~9着馬(21.6%)、前走着順が良いからと言って、あまり期待できない点はおさえておいた方が良さそうですね。
コース傾向
1996年より東西で行われる金杯を区別するため、京都金杯のレース名に改称。そして、2000年に外回り1600mに変更されました。
これは、中山金杯を中距離路線、京都金杯を短距離路線と区別化するもので、新年の開幕を飾る名物競走として定着しております。
京都・芝1600m(外回り)
バックストレッチの2コーナー奥の引き込み線からスタートし、外回りをワンターンするコース形態。
3コーナーまで700mほどの距離があり、かつ、そこから勾配4mの坂があるため、スタート後のポジション争いは比較的穏やかになりやすいです。
そして、向正面から上った分だけ下り、その後はゴールまで平坦コースが続きます。
坂の上りで息が入れば、下りで付いた勢いそのままに直線押し切ることができるので、基本的には先行有利と考えています。
上位人気馬の見解
上位人気が予想される馬の見解と不安要素を述べたいと思います。
ドーブネ
2023年11月25日 東京 キャピタルS(L)
1着 (2人気) 芝1600 良 (吉田隼)
2023年10月1日 阪神 ポートアイS(L)
1着 (1人気) 芝1600 稍重 (吉田隼)
2023年7月16日 函館 函館記念(G3)
8着 (5人気) 芝2000 稍重 (武豊)
2走前からマイルへの距離短縮が功を奏しリステッド2連勝。充実期に入った5歳馬が重賞初制覇に挑みます。
不安要素
好走パターンは前に付けて速い上がりを使えるときだと思います。よって、ハイペースになりそうなメンバ構成なら要注意。
アヴェラーレ
2023年10月28日 京都 スワンS(G2)
7着 (1人気) 芝1400 良 (川田)
2023年8月13日 新潟 関屋記念(G3)
1着 (4人気) 芝1600 良 (戸崎)
2023年5月13日 東京 京王杯SC(G2)
4着 (4人気) 芝1400 良 (ルメール)
前走は人気を裏切る形となりましたが、2走前に重賞(G3)を勝利。全15戦中13戦で上がり3位以内、直線の末脚には定評があります。
不安要素
実績を残しているのは東京・中京・新潟と左回りで直線の長いコース。前走の敗因として京都コースが合わなかった可能性も考えられます。
アルナシーム
2023年10月29日 京都 カシオペアS(L)
1着 (3人気) 芝1800 良 (鮫島駿)
2023年9月16日 阪神 ケフェウスS
8着 (3人気) 芝2000 良 (坂井瑠)
2023年7月16日 函館 函館記念(G3)
6着 (6人気) 芝2000 稍重 (坂井瑠)
前走は5番手から抜け出しリステッド競走を勝利。2歳G1で4着に好走し、実力を期待された馬が重賞でも勢いをそのままに躍動します。
不安要素
近走は中距離路線で復調傾向が見られましたが、輸送がなく前走結果を出した京都を重視して、中山金杯ではなく京都金杯を選択したと思います。マイル戦で前走と同じパフォーマンスが出せるでしょうか。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
使用コース
Aコース:芝の生育は順調で概ね良好な状態
11月開催から1ヵ月空き、京都第1回開催の開幕週となります。
前回開催で傷んだ箇所は補修され、どこも良好な状態であるため、距離ロスのない内有利は間違いないでしょう。
展開予想
逃げ:④
先行:⑥⑨⑪⑮
差し:①⑤⑧⑩⑫⑬⑭⑯⑱
追込:②③⑦⑰
逃げ候補は④トゥードジボン・⑨セルバーグ・⑮ドーブネの3頭。
連勝中の④が内枠を活かして先手を取りそうですが、⑨は前走控えて大敗しているので、主張することも考えられます。
そうなると、先手争いがもつれ、ペースが速くなる可能性もありますね。また、⑮の出方も気になるので、スローペースは考えにくく、ミドル~ハイペースと予想します。
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:⑪セッション
〇:⑱アヴェラーレ
▲:⑩アンドヴァラナウト
△:⑤ダノンタッチダウン
データ的には前有利ですが、ペースが速くなると考えているので、差し馬を中心に選びました。
また、内枠に人気薄が集まったので、外枠中心の評価となりました。内枠で唯一買い目に入れた⑤ですが、逃げた前走を度外視して、再浮上の期待したいと思いました。