2017年にトーセンビクトリーで中山牝馬Sを制したのは、記憶にも新しいところです。
角居厩舎の代表管理馬・騎手起用傾向と、武豊騎手の騎乗成績をまとめてみました。
また、2017年の新馬/2歳馬情報を最後に記載しようと思います。
角居厩舎の代表管理馬
収得賞金の多い順にTop10を一覧にしました。
馬名 | 性齢 | 生年 | 賞金 |
ウオッカ | 引退 | 2004 | 42425 |
カネヒキリ | 引退 | 2002 | 28815 |
ヴィクトワールピサ | 引退 | 2007 | 23470 |
エピファネイア | 引退 | 2010 | 20950 |
ポップロック | 引退 | 2001 | 19980 |
デルタブルース | 引退 | 2001 | 18030 |
サンビスタ | 引退 | 2009 | 15450 |
ルーラーシップ | 引退 | 2007 | 14620 |
ラストインパクト | 牡7 | 2010 | 14300 |
ラキシス | 引退 | 2010 | 11050 |
角居厩舎の代表馬と言えば、やはりウオッカ。牝馬として、64年ぶりにダービーを制しました。
ここ20年ほど振り返っても、牝馬による牡馬クラシック勝利は、ウオッカ1頭のみです。
もう1頭挙げるとすれば、皐月賞・有馬記念、そして、ドバイワールドカップを勝利したヴィクトワールピサ。
ドバイワールドカップは、2010年~2014年はAW(オールウェザー)で開催されており、2015年からダートに戻りました。
今後、日本馬が勝利する可能性を考えたとき、2011年に日本馬勝利の名を残せた功績は大きいと思います。
香港マイルを制したハットトリックをはじめ、上記の一覧にいないG1勝利馬も数多く管理されています。
シーザリオ・トールポピー・アヴェンチュラ・リオンディーズなど、さすが日本を代表する厩舎ですねー
武豊騎手の騎乗成績
2017年4月末時点の全騎乗をまとめました。
騎乗成績
年 | 回 | 着別度数 | 勝率 | 人気 |
17 | 6 | 1-1-0-4 | 16.7% | 4.0人気 |
16 | 5 | 1-1-0-3 | 20.0% | 4.0人気 |
15 | 13 | 4-1-1-7 | 30.8% | 2.8人気 |
14 | 10 | 3-1-2-4 | 30.0% | 2.7人気 |
13 | 1 | 0-0-0-1 | 0.0% | 2.0人気 |
12 | 7 | 2-0-0-5 | 28.6% | 3.6人気 |
11 | 11 | 2-2-0-7 | 18.2% | 2.8人気 |
10 | 5 | 3-0-0-2 | 60.0% | 2.0人気 |
09 | 30 | 6-3-3-18 | 20.0% | 1.9人気 |
08 | 31 | 10-3-2-16 | 32.3% | 1.9人気 |
07 | 20 | 4-4-2-10 | 20.0% | 2.5人気 |
06 | 15 | 4-1-2-8 | 26.7% | 2.1人気 |
05 | 19 | 7-3-2-7 | 36.8% | 1.6人気 |
04 | 11 | 5-1-0-5 | 45.5% | 1.8人気 |
03 | 11 | 1-5-0-5 | 9.1% | 2.0人気 |
02 | 6 | 1-2-0-3 | 16.7% | 1.3人気 |
01 | 1 | 0-0-0-1 | 0.0% | 4.0人気 |
ウオッカに騎乗していた2008年、2009年が30回と最も大きい数字となっていました。
近年は2014年・2015年が10回程度で、主な騎乗馬はエアソミュール、トーセンビクトリーなど。
昨年は5回と少なく、エアウィンザーに2回騎乗していました。
2017年は既に6回騎乗で、最終的には2014/2015年ぐらいの水準には達すると予想しています。
角居厩舎の騎手起用
2016年と2017年(4月末時点)の騎手起用傾向をまとめてみました。
2017年
騎手 | 騎乗 | 勝利 | 勝率 | 平人気 |
デムーロ | 14 | 6 | 42.9% | 2.1人気 |
浜中俊 | 9 | 2 | 22.2% | 6.0人気 |
北村友一 | 8 | 3 | 37.5% | 2.9人気 |
福永祐一 | 8 | 2 | 25.0% | 4.0人気 |
川田将雅 | 7 | 2 | 28.6% | 3.1人気 |
ルメール | 6 | 0 | 0.0% | 2.2人気 |
吉田隼人 | 6 | 1 | 16.7% | 4.2人気 |
武豊 | 6 | 1 | 16.7% | 4.0人気 |
2016年
騎手 | 騎乗 | 勝利 | 勝率 | 平人気 |
デムーロ | 40 | 9 | 22.5% | 2.3人気 |
ルメール | 30 | 11 | 36.7% | 2.1人気 |
岩田康誠 | 18 | 1 | 5.6% | 4.5人気 |
浜中俊 | 18 | 3 | 16.7% | 3.1人気 |
川田将雅 | 16 | 3 | 18.8% | 3.8人気 |
四位洋文 | 15 | 1 | 6.7% | 4.5人気 |
福永祐一 | 14 | 1 | 7.1% | 4.9人気 |
バルザロ | 12 | 2 | 16.7% | 6.1人気 |
吉田隼人 | 12 | 2 | 16.7% | 3.7人気 |
武豊 | 5 | 1 | 20.0% | 4.0人気 |
騎乗回数と騎乗した馬の単勝人気の平均に注目すると、騎手の優先順位が明らかに見えますね。
デムーロ騎手 > ルメール騎手 > その他の騎手
今後もこの傾向は変わらないでしょうね。
武豊騎手のお手馬は、馬主の意向が優先される等に限られてくると思います。
2017年の新馬/2歳馬情報
入厩が予定されている有力馬/注目馬を何頭かご紹介します。
ソリッドドリーム(牡)
社台RH、社台ファーム
父:フランケル
母:デインドリーム
父は14戦無敗でG1レース10勝、母は2011年の凱旋門賞馬という世界的な良血馬です。
昨年オークスを制したフランケル産駒、今年はダービー制覇となるかに注目が集まりそうです。
スマートモノリス(牡)
大川徹、桑田牧場
父:ハーツクライ
母:スカイノダン
スカイノダンはドバイターフを制したジャスタウェイの半姉にあたります。
武豊騎手と縁の深い大川オーナーの所有馬です。
ロイヤルバローズ(牡)
猪熊広次、下河辺牧場
父:オルフェーヴル
母:ゴッドフェニックス
ゴッドフェニックスの母はロンドンブリッジです。
近親にはダイワエルシエーロやグレーターロンドンがいます。
リンフォルツァンド(牝)
サンデーR、ノーザンF
父:ディープインパクト
母:リッスン
タッチングスピーチ、ムーヴザワールドの全妹にあたる血統です。
そろそろ、この血統からも大物が出そうな予感がしてなりません。