2024/6/2(日)、安田記念(G1・芝1600m)が東京競馬場で開催。
データ分析結果から「1番人気の4~5歳馬は準パーフェクト!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | カテドラル | 牡8 | 斎藤新 |
2 | ガイアフォース | 牡5 | 長岡禎 |
3 | レッドモンレーヴ | 牡5 | 横山和 |
4 | ジオグリフ | 牡5 | 北村宏 |
5 | ナミュール | 牝5 | 武豊 |
6 | ドーブネ | 牡5 | 菱田 |
7 | ロマンチックウォリアー | セ6 | マクドナ |
8 | エアロロノア | セ7 | 幸英明 |
9 | パラレルヴィジョン | 牡5 | ルメール |
10 | ソウルラッシュ | 牡6 | モレイラ |
11 | ウインカーネリアン | 牡7 | 三浦 |
12 | フィアスプライド | 牝6 | 坂井瑠 |
13 | ステラヴェローチェ | 牡6 | 横山典 |
14 | コレペティトール | 牡4 | 岩田康 |
15 | ヴォイッジバブル | セ6 | パートン |
16 | エルトンバローズ | 牡4 | 西村淳 |
17 | セリフォス | 牡5 | 川田 |
18 | ダノンスコーピオン | 牡5 | 戸崎 |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-1-1-15 | 0.0% | 5.9% | 11.8% |
2枠 | 0-2-0-15 | 0.0% | 11.8% | 11.8% |
3枠 | 2-0-1-16 | 10.5% | 10.5% | 15.8% |
4枠 | 0-2-1-16 | 0.0% | 10.5% | 15.8% |
5枠 | 3-1-0-16 | 15.0% | 20.0% | 20.0% |
6枠 | 0-2-2-16 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
7枠 | 4-1-3-15 | 17.4% | 21.7% | 34.8% |
8枠 | 1-1-2-21 | 4.0% | 8.0% | 16.0% |
複勝率を見ると内枠(1-4)13.9%、外枠(5-8)22.7%と圧倒的に外有利。枠単体では約3頭に1頭の割合で馬券に絡んでいる7枠が好調です。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-2-0-7 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
先行 | 1-2-1-31 | 2.9% | 8.6% | 11.4% |
差し | 6-4-5-52 | 9.0% | 14.9% | 22.4% |
追込 | 2-2-4-40 | 4.2% | 8.3% | 16.7% |
このデータを見ると、馬券の軸は差し馬にしたいですね。なお、先行馬はかなり不調ですが、ほぼ逃げ馬が確定している状況ならワンチャンおさえても良いかも。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2-3-3-2 | 20.0% | 50.0% | 80.0% |
2~3 | 1-4-2-13 | 5.0% | 25.0% | 35.0% |
4~6 | 3-1-2-24 | 10.0% | 13.3% | 20.0% |
7~9 | 4-1-1-24 | 13.3% | 16.7% | 20.0% |
10~ | 0-1-2-67 | 0.0% | 1.4% | 4.3% |
タイトルのとおり「1番人気の4~5歳馬は準パーフェクト!」。2017年のイスラボニータ(6歳馬)を除く、1番人気の4~5歳馬のうち、4着以下となったのは2022年のイルーシヴパンサー(8着)のみです。(※9頭中8頭は3着以内!)
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 0-0-1-4 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
4歳 | 5-3-2-28 | 13.2% | 21.1% | 26.3% |
5歳 | 3-4-3-38 | 6.3% | 14.6% | 20.8% |
6歳 | 2-2-3-37 | 4.5% | 9.1% | 15.9% |
7上 | 0-1-1-23 | 0.0% | 4.0% | 8.0% |
複勝率などを見ると分かるとおり4歳馬が中心で、4歳 > 5歳 > 6歳の序列になっています。3歳馬はデータ数が少なく何とも言えないですが、比較的データが揃っている7歳以上は割り引きですね。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ヴィクトリアM | 2-4-0-10 | 12.5% | 37.5% | 37.5% |
ダービー卿 | 2-0-0-8 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
京王杯SC | 1-1-1-22 | 4.0% | 8.0% | 12.0% |
マイラーズC | 1-0-4-33 | 2.6% | 2.6% | 13.2% |
高松宮記念 | 1-0-1-9 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
大阪杯 | 0-0-2-13 | 0.0% | 0.0% | 13.3% |
間隔は3週(中2週)と詰まっているながらも、ヴィクトリアマイル組は好成績で見逃せない存在だと思います。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 3-3-6-31 | 7.0% | 14.0% | 27.9% |
2着 | 3-1-0-23 | 11.1% | 14.8% | 14.8% |
3着 | 0-1-0-18 | 0.0% | 5.3% | 5.3% |
4着 | 1-1-1-9 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
5着 | 1-2-1-10 | 7.1% | 21.4% | 28.6% |
6~9着 | 1-2-0-23 | 3.8% | 11.5% | 11.5% |
10着~ | 1-0-2-16 | 5.3% | 5.3% | 15.8% |
前走下位からの巻き返しも十分見られるデータとなっています。前走着順はあまり気にしなくても良いかと。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 4-5-2-40 | 7.8% | 17.6% | 21.6% |
中山 | 2-1-0-15 | 11.1% | 16.7% | 16.7% |
中京 | 1-0-1-9 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
京都 | 2-1-4-28 | 5.7% | 8.6% | 20.0% |
阪神 | 0-0-2-22 | 0.0% | 0.0% | 8.3% |
海外 | 1-3-1-14 | 5.3% | 21.1% | 26.3% |
本レースと同舞台の前走東京組を中心視しつつ、人気上位にはなると思いますが、海外帰りの馬をおさえておきたいです。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 3-5-1-33 | 7.1% | 19.0% | 21.4% |
4週 | 0-0-1-6 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
5~9週 | 3-1-7-61 | 4.2% | 5.6% | 15.3% |
10~25週 | 2-3-1-27 | 6.1% | 15.2% | 18.2% |
間隔3週(中2週)はヴィクトリアマイル(G1)と京王杯SC(G2)組。昨今の競馬界では間隔を空けることが主流になっていますが、本レースは間隔短くても問題なさそうですね~。
コース傾向
本競走は1951年に東京芝1600mを舞台とする3歳以上・ハンデキャップ競走として創設されました。1984年のグレード制導入によりG1に格付けされ、開催時期をオークスの前週に移して4歳以上・定量戦で行われることに。
その後、1996年から日本ダービーの翌週に移動、出走条件が3歳以上に戻されため、現在は名実ともに上半期No.1マイラー決める1戦へとなっております。
東京・芝1600m
2コーナーからのスタートでワンターンのコース形態。スタート直後は緩やかな下り坂、テンのペースは上がりやすいです。
向正面から3コーナーで上って下ると、525.9mの直線に向かいます。直線では高低差2mの坂を駆け上がった後、更に300m走ることになります。
平均的に速いペースで流れる上に、最後の瞬発力勝負になることが多く、スタミナと切れ味が求められるコースでしょう。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
小雨 → 弱雨
馬場
稍重 or 重
使用コース
Cコース:3~4コーナー、直線の内柵沿いに傷みあり
まず、土曜の天候は稍重スタートから午前中に良へ回復。ただし、日曜はあいにくの雨模様ということで、馬場状態はかなり悪化すると思われます。
それでは、土曜のレース結果について振り返ります。芝では計5レースが行われました。
- 04R:先行(中)→差し(中)→差し(中)
- 05R:先行(内)→逃げ(内)→差し(内)
- 07R:先行(中)→追込(外)→先行(内)
- 09R:差し(外)→先行(中)→先行(内)
- 10R:追込(中)→逃げ(内)→差し(外)
※1着→2着→3着。()内は4角位置
内からの逃げ/先行、中~外からの差し/追込とまんべんなく馬券内に来ています。
馬場傾向としては内外イーブンと考えますので、道中のペースがより重要になってくると見ています。
展開予想
逃げ:⑥
先行:⑨⑪⑫⑬
差し:②④⑦⑩⑭⑮⑯⑰⑱
追込:①③⑤⑧
逃げ候補は⑥ドーブネ、⑪ウインカーネリアンの2頭。スタートで出遅れとかなければ、内枠の⑥がハナを切ると思います。
枠順ですが、前目に付けたい馬が外に固まった印象です。外枠の馬が手綱を押してでも位置を取りに行くなら、ペースは速くなる傾向にありますね。
よって、平均~ハイペースと予想。過去データ傾向どおり、差し/追込馬を中心視したいと考えてます。
レース予想
まずは先週のお礼から。ダービーは残念でしたが、目黒記念で本命とした10番人気⑥シュヴァリエローズが2着!相手も日経賞組の4頭のうち2頭が1着、3着とパーフェクト予想!!
軸1頭の馬券で馬連6,990円(4点)、3連複5,280円(6点)と配当もなかなかでした。応援いただいた方、ありがとうございました!
それでは本題の方へ。これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:⑰セリフォス
〇:⑩ソウルラッシュ
▲:⑤ナミュール
本命は⑰セリフォス。昨秋の2戦は少し不調気味でしたが、休み明けの前走は地力があるところを見せました。
外差しがハマリそうな馬場傾向/展開になると思いますし、馬場が渋っても問題ないでしょう!
対抗は⑩ソウルラッシュ。6歳になりましたが、昨秋からの安定感は目を見張るものがあると思います。
馬場が渋るのも歓迎と考えますし、初のG1戴冠に向けてモレイラ騎手が騎乗するのも心強いですね~!
最後はおさえに⑤ナミュール。外枠が良かったかなと思いますが、昨秋やドバイで見せた豪脚に再度期待します。
人気上位の指名となりますが、3頭におさえましたので、馬券は馬連BOX3点で勝負します!