2024/6/9(日)、函館スプリントステークス(G3・芝1200m)が函館競馬場で開催。
データ分析結果から「北の開幕週は絶対的に前有利!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | サウザンサニー | 牡4 | 菱田 |
2 | カイザーメランジェ | 牡9 | 佐々木 |
3 | アサカラキング | 牡4 | 斎藤新 |
4 | サトノレーヴ | 牡5 | 浜中 |
5 | オタルエバー | 牡5 | 角田河 |
6 | シナモンスティック | 牝5 | 丹内 |
7 | シュバルツカイザー | セ6 | 大野 |
8 | カルネアサーダ | 牝5 | 鮫島駿 |
9 | キミワクイーン | 牝5 | 横山武 |
10 | ウイングレイテスト | 牡7 | 松岡 |
11 | ジャスティンスカイ | 牡5 | 池添 |
12 | ジュビリーヘッド | 牡7 | 富田暁 |
13 | ビッグシーザー | 牡4 | 坂井瑠 |
14 | セッション | 牡4 | 藤岡佑 |
15 | マテンロウオリオン | 牡5 | 横山和 |
16 | ゾンニッヒ | 牡6 | 武豊 |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-0-2-14 | 5.9% | 5.9% | 17.6% |
2枠 | 0-1-0-16 | 0.0% | 5.9% | 5.9% |
3枠 | 2-1-1-13 | 11.8% | 17.6% | 23.5% |
4枠 | 1-1-3-13 | 5.6% | 11.1% | 27.8% |
5枠 | 1-1-1-16 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
6枠 | 1-2-1-15 | 5.3% | 15.8% | 21.1% |
7枠 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
8枠 | 2-3-1-13 | 10.5% | 26.3% | 31.6% |
複勝率では内枠(1-4)18.8%、外枠(5-8)22.1%で開幕週ですがなんと外枠優勢。枠単体でも8枠がTopとなっており、是非ともおさえておきたいデータですね。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 3-1-0-6 | 30.0% | 40.0% | 40.0% |
先行 | 3-4-2-27 | 8.3% | 19.4% | 25.0% |
差し | 3-3-5-45 | 5.4% | 10.7% | 19.6% |
追込 | 1-2-3-38 | 2.3% | 6.8% | 13.6% |
タイトルにもあるとおり「北の開幕週は絶対的に前有利!」。前に行けばいくほど勝率/連対率/複勝率がUPしているので、スタートの良い馬や二の足の速い馬に注目しましょう。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2-1-3-4 | 20.0% | 30.0% | 60.0% |
2~3 | 3-2-1-14 | 15.0% | 25.0% | 30.0% |
4~6 | 3-3-2-22 | 10.0% | 20.0% | 26.7% |
7~9 | 1-1-2-24 | 3.6% | 7.1% | 14.3% |
10~ | 1-3-2-52 | 1.7% | 6.9% | 10.3% |
1番人気の複勝率は60%とまずますの好成績。あとは、他の重賞でもよく見られますが、上位人気ほど成績が良くなる傾向がありますね。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 3-2-2-12 | 15.8% | 26.3% | 36.8% |
4歳 | 3-2-4-17 | 11.5% | 19.2% | 34.6% |
5歳 | 3-2-2-38 | 6.7% | 11.1% | 15.6% |
6歳 | 0-3-0-26 | 0.0% | 10.3% | 10.3% |
7上 | 1-1-2-23 | 3.7% | 7.4% | 14.8% |
夏の函館からは古馬に混じって3歳馬も走りますが、3~4歳馬のデータが突出して良いです。該当馬はプラス要素と考えて良いでしょう。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
桜花賞 | 3-0-0-4 | 42.9% | 42.9% | 42.9% |
高松宮記念 | 2-0-2-22 | 7.7% | 7.7% | 15.4% |
春雷S | 1-1-1-9 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
韋駄天S | 1-1-0-11 | 7.7% | 15.4% | 15.4% |
オーシャンS | 1-1-0-4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
京王杯SC | 1-0-2-6 | 11.1% | 11.1% | 33.3% |
3勝クラス | 1-1-1-9 | 8.3% | 16.7% | 25.0% |
桜花賞/オーシャンS/京王杯SC組がパッと見ると良い数字に見えますが、サンプル数が10頭未満と少ないので、信頼度は落ちるかなという印象です。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 1-2-3-18 | 4.2% | 12.5% | 25.0% |
2着 | 1-2-0-4 | 14.3% | 42.9% | 42.9% |
3着 | 3-1-1-7 | 25.0% | 33.3% | 41.7% |
4着 | 0-0-2-5 | 0.0% | 0.0% | 28.6% |
5着 | 0-0-0-7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6~9着 | 2-1-0-20 | 8.7% | 13.0% | 13.0% |
10着~ | 3-4-4-54 | 4.6% | 10.8% | 16.9% |
これといった強い傾向はなさそうですね。前走6着以下でも連対率/複勝率は10%を超えているので、さほど気にする必要はないと思います。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 1-2-5-17 | 4.0% | 12.0% | 32.0% |
中山 | 2-3-1-18 | 8.3% | 20.8% | 25.0% |
中京 | 2-0-2-32 | 5.6% | 5.6% | 11.1% |
京都 | 1-3-0-22 | 3.8% | 15.4% | 15.4% |
阪神 | 3-1-1-10 | 20.0% | 26.7% | 33.3% |
新潟 | 1-1-0-13 | 6.7% | 13.3% | 13.3% |
データ数が20を超えている中で少し優秀なのは、東京/中山組。買い目に迷ったときは、参考にしても良いかもしれません。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 0-1-0-8 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
4週 | 1-1-2-11 | 6.7% | 13.3% | 26.7% |
5~9週 | 4-6-4-45 | 6.8% | 16.9% | 23.7% |
10~25週 | 5-2-3-48 | 8.6% | 12.1% | 17.2% |
複勝率が20%を超えているのは、間隔4~9週の馬。ただし、勝率/複勝率はあまり差がないので、参考程度にするのが良いと思います。
コース傾向
夏季の短距離重賞の充実を図るため、1994年に3歳以上別定重賞「札幌スプリントステークス」として創設。第1~3回まで札幌芝1200m、1997年から札幌と函館の開催順序が入れ替わったため、函館スプリントステークスに改称して現在に至ります。
また、2006年から「サマースプリントシリーズ」の第1戦に指定されており、サマーシリーズの開幕を告げるレースとして定着しています。
函館・芝1200m
2コーナー奥のポケット地点からのスタートし、ワンターンのコース形態。スタートから4コーナーまで緩やかな上り勾配、その後は直線にかけて下り坂となる。
直線は262.1mと短く、残り400mから下りのため、前がバテず後方に控えた馬はほとんどチャンスが回ってこない印象です。
先行争いを耐え抜くスピードとタフさに加えて、このコースで好走するには、洋芝への対応力も必要となるでしょう。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
曇り→小雨
馬場
良
使用コース
Aコース:概ね順調で全体的に良好な状態
日曜の天気は昼から小雨との予報。土曜は良馬場でのレースとなりましたので、小雨程度であれば水分は多少含むものの、日曜も良馬場が濃厚かなと考えています。
- 01R:逃げ(内)→先行(内)→先行(内)
- 04R:先行(中)→先行(中)→差し(中)
- 05R:逃げ(内)→先行(内)→差し(内)
- 07R:先行(中)→差し(外)→差し(外)
- 09R:先行(内)→差し(内)→差し(内)
- 10R:先行(内)→先行(中)→逃げ(内)
- 11R:差し(中)→先行(内)→先行(内)
※1着→2着→3着。()内は4角位置
次に馬場傾向ですが、土曜は7レースが芝での開催となりましたので、結果を振り返ります。
やはり開幕週とあって、前&内有利になるのは仕方ないでしょう。ただ、土曜のメイン差し馬が勝利してますので、展開次第では中団からでも十分勝負になると見ています。
展開予想
逃げ:③
先行:④⑥⑧⑫
差し:⑤⑨⑩⑪⑬⑭⑯
追込:①②⑦⑮
1番人気が予想される③アサカラキングが好枠に入りましたし、ハナを切ると見るのは大方の予想でしょう。
しかし、他にも前にいきたい馬が何頭かいますし、開幕週の函館は明らかに前有利ですので、ハイペースは必至です。
過去10年で前半の600mが最も速かったのは17年の32.2秒で、その次が21年と22年の32.8秒。
良馬場であれば32秒台も十分あり得ると思います。意外と差し馬も狙ってみるのもアリかと考えてます。
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:⑪ジャスティンスカイ
〇:④サトノレーヴ
▲:⑬ビッグシーザー
△:⑯ゾンニッヒ
1番人気濃厚な逃げ馬③アサカラキングを狙うのが、開幕週では定石かもしれませんが、ハイペースで前が崩れる展開を想定しているため、思い切って消したいと思います。
本命は⑪ジャスティンスカイ。前走は初スプリントで結果を残しました。
データ的にも内枠よりは外枠が良いので、中団追走から直線で差し切ってくれることを期待します!
相手の3頭も差し馬から狙ってみることにします。
大外で人気も落ち気味の⑯ゾンニッヒが差してくるような展開になれば、配当的にも満足できそうですね~!