2024/5/26(日)、日本ダービー(G1・芝2400m)が東京競馬場で開催。
データ分析結果から「3歳頂上決戦は皐月賞組で仕方なし!?」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | サンライズアース | 牡3 | 池添 |
2 | レガレイラ | 牝3 | ルメール |
3 | ジューンテイク | 牡3 | 岩田望 |
4 | ビザンチンドリーム | 牡3 | 西村淳 |
5 | ダノンデサイル | 牡3 | 横山典 |
6 | コスモキュランダ | 牡3 | Mデム |
7 | ミスタージーティー | 牡3 | 藤岡佑 |
8 | アーバンシック | 牡3 | 横山武 |
9 | ダノンエアズロック | 牡3 | モレイラ |
10 | サンライズジパング | 牡3 | 菅原明 |
11 | シュガークン | 牡3 | 武豊 |
12 | シックスペンス | 牡3 | 川田 |
13 | シンエンペラー | 牡3 | 坂井瑠 |
14 | ゴンバデカーブース | 牡3 | 松山 |
15 | ジャスティンミラノ | 牡3 | 戸崎 |
16 | 牡3 | (取消) | |
17 | ショウナンラプンタ | 牡3 | 鮫島駿 |
18 | エコロヴァルツ | 牡3 | 岩田康 |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 2-2-1-15 | 10.0% | 20.0% | 25.0% |
2枠 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
3枠 | 1-1-1-17 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
4枠 | 0-2-1-16 | 0.0% | 10.5% | 15.8% |
5枠 | 1-0-0-19 | 5.0% | 5.0% | 5.0% |
6枠 | 2-2-3-13 | 10.0% | 20.0% | 35.0% |
7枠 | 2-1-1-25 | 6.9% | 10.3% | 13.8% |
8枠 | 1-1-1-27 | 3.3% | 6.7% | 10.0% |
複勝率では内枠(1-4)19.0%、外枠(5-8)15.2%で内枠が好成績。枠単体で見ると、内枠の中でも1~2枠が良いですね。当週からCコース変わりとなる影響が出ているのかもしれません。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
先行 | 4-2-2-27 | 11.4% | 17.1% | 22.9% |
差し | 4-6-7-71 | 4.5% | 11.4% | 19.3% |
追込 | 1-1-1-39 | 2.4% | 4.8% | 7.1% |
捲り | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
逃げと追込の成績があまり良くないです。他の重賞でも見られる傾向ではありますが、先行馬と差し馬を中心に考えたいです。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2-3-2-3 | 20.0% | 50.0% | 70.0% |
2~3 | 4-5-2-9 | 20.0% | 45.0% | 55.0% |
4~6 | 3-2-1-24 | 10.0% | 16.7% | 20.0% |
7~9 | 0-0-2-28 | 0.0% | 0.0% | 6.7% |
10~ | 1-0-3-84 | 1.1% | 1.1% | 4.5% |
上位人気が圧倒的に強く、1~3番人気はプラス要素でしょう。また、7番人気以降の複勝率がガクンと落ちて1桁台ですので、1~6番人気の馬連の中から点数絞って買うのが良いかも。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
皐月賞 | 8-9-6-70 | 8.6% | 18.3% | 24.7% |
京都新聞杯 | 1-1-0-18 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
毎日杯 | 1-0-0-7 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
青葉賞 | 0-0-3-19 | 0.0% | 0.0% | 13.6% |
プリンシパル | 0-0-1-3 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
NHKマイル | 0-0-0-16 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
その他 | 0-0-0-15 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
タイトルに記載したとおり「3歳頂上決戦は皐月賞組で仕方なし!?」と過去10年の1~3着馬30頭中、23頭は皐月賞組が占める結果となっています。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 3-5-3-34 | 6.7% | 17.8% | 24.4% |
2着 | 3-2-2-28 | 8.6% | 14.3% | 20.0% |
3着 | 1-2-1-8 | 8.3% | 25.0% | 33.3% |
4着 | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
5着 | 1-0-1-7 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
6~9着 | 1-1-3-29 | 2.9% | 5.9% | 14.7% |
10着~ | 0-0-0-32 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10着以下は馬券対象から外して良いと思います。更に踏み込むと皐月賞1~9着、他路線の1~2着以外は消しでいいでしょう。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 0-0-4-43 | 0.0% | 0.0% | 8.5% |
中山 | 8-9-6-73 | 8.3% | 17.7% | 24.0% |
京都 | 1-1-0-17 | 5.3% | 10.5% | 10.5% |
阪神 | 1-0-0-10 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
その他 | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
皐月賞組の結果が色濃く反映されたデータと言えるでしょう。それ以外で得られる傾向はなさそう。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 1-1-1-42 | 2.2% | 4.4% | 6.7% |
4週 | 0-0-3-21 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
5~9週 | 9-9-6-80 | 8.7% | 17.3% | 23.1% |
10~25週 | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
皐月賞組の結果が色濃く反映されたデータと言えるでしょう。それ以外で得られる傾向はなさそう。
コース傾向
クラシック第2弾として行われる本レースは、イギリスのダービーを模範として創設されました。1934年から府中の東京競馬場に舞台を移し、以降は条件を一度も変更なく行われております。
レース名は1964年に「東京優駿(日本ダービー)」へ改称され、1984年のグレード制導入によりG1に格付けされました。
皐月賞は"最も速い馬"、ダービーは"最も幸運な馬"、菊花賞は"最も強い馬"が勝つと言われ、ダービーを勝つことは全てのホースマンが憧れです!
東京・芝2400m
スタンド前からスタートし、1コーナーから向正面にかけて緩やかな下り坂のため、最初の5ハロンは平均的に速くなりやすい。向正面の中ほどに上り坂があり、ここでペースが一旦緩みます。
その後は2度目の下りを経て、約525mの直線へと向かいます。前半の坂では2000mを走った後でもスタミナが必要で、後半の平坦部分ではキレ味が要求されるコース形態と言えそうです。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
曇り→晴れ
馬場
良
使用コース
Cコース:今週からCコースを使用。柵の移動により傷みはカバーされ、全体的に概ね良好な状態。
まずは天候ですが、土曜は全レース良で行われました。日曜も雨の心配はないため、パンパンの良馬場での開催となりそう。
それでは馬場傾向について、土曜のレース結果を振り返ります。
- 02R:先行(外)→追込(外)
- 03R:追込(外)→先行(内)
- 05R:差し(外)→先行(内)
- 07R:先行(内)→先行(内)
- 10R:差し(外)→追込(外)
※1着馬→2着馬。()内は4角位置
今週からCコース変わりとなるため、内が有利になると想像していましたが、意外にも外からの差し/追込が届きますね。
例年、ダービーは内枠有利の印象が強いですが、今年は外枠でも十分勝負になると見ています。
展開予想
逃げ:⑪
先行:⑨⑫⑮
差し:③⑤⑥⑦⑧⑩⑬⑭⑰
追込:①②④⑱
⑯メイショウタバルの出走取消により、逃げ馬不在となりました。
⑨ダノンエアズロックか⑪シュガークンが押し出されるようにハナに立つか、予想外の馬が逃げるか、ゲートが開いてみないとわからない気がしますが、いずれにしてもスローペースと予想します。
先週のオークスは上がり最速がチェルヴィニアとステレンボッシュの34.0秒。であれば、ダービーは33秒台の決着になるでしょうか。4コーナーで中団くらいの位置にいないと厳しいかも。
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:⑮ジャスティンミラノ
〇:⑧アーバンシック
▲:⑪シュガークン
△:②レガレイラ
本命は⑮ジャスティンミラノ。無敗の皐月賞馬で抜けた1番人気に支持されています。
馬場傾向から外枠でも問題なさそうですし、東京コースで速い上がりも使えるので、あまり死角はなさそうです。
対抗は⑧アーバンシック。皐月賞では4着と3か月ぶりのレースでまずまずの結果でした。
東京変わりで最も良さそうなのはこの馬と思いますし、外差しが届く馬場傾向もプラスに働くと思います。
3番手は⑪シュガークン。青葉賞組で今年5戦目ということで、前日時点では8番人気と低評価。
ただし、スローな展開が予想される状況で恩恵を受けそうですし、この人気なら積極的に買いと判断しました。
あとは、1枠&ルメール騎手で牝馬ながら2番人気に支持されている②レガレイラまでおさえます。
馬券は馬連BOX⑧⑪⑮、3連複BOX②⑧⑪⑮の計7点で勝負したいと思います!