2024/12/22(日)、有馬記念(G1・芝2500m)が中山競馬場で開催。
データ分析結果から「暮れの大一番は3歳馬に期待!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ダノンデサイル | 牡3 | 横山典 |
2 | 牡5 | (取消) | |
3 | アーバンシック | 牡3 | ルメール |
4 | ブローザホーン | 牡5 | 菅原明 |
5 | ベラジオオペラ | 牡4 | 横山和 |
6 | ローシャムパーク | 牡5 | マーカンド |
7 | スターズオンアース | 牝5 | 川田 |
8 | レガレイラ | 牝3 | 戸崎 |
9 | ディープボンド | 牡7 | 幸英明 |
10 | プログノーシス | 牡6 | 三浦 |
11 | ジャスティンパレス | 牡5 | 坂井瑠 |
12 | シュトルーヴェ | セ5 | 鮫島駿 |
13 | スタニングローズ | 牝5 | ムーア |
14 | ダノンベルーガ | 牡5 | 松山 |
15 | ハヤヤッコ | 牡8 | 吉田豊 |
16 | シャフリヤール | 牡6 | Cデム |
歴史・コース
1956年に「中山グランプリ」が創設され、当時としては例のないファン投票による出走馬の選定方法を用いた。翌年に「有馬記念」と改称され、1966年に芝2500m(内回り)となり現在に至る。
本レースは中山競馬場を舞台に中央競馬の一年を締めくくるレースとして定着。1996年から従来の推薦方式を廃止し、ファン投票上位10頭ならびに競走成績を考慮して出走馬の選出が行われることとなった。
中山・芝2500m(内回り)
外回りの3コーナー手前からスタート、4コーナーまでの距離が短いため、外枠ほど先行争いが難しい傾向にあり。スタートからは下り勾配が続くが、ゴール前~1コーナーでは逆に4mの上り坂となる。
コーナーが何度もあり、外を回り続けると距離ロスするので、内をロスなく回れるかが好走ポイントの1つ。
また、2周目の下り坂からペースアップし、ロングスパートの展開になることも多いが、ゴール前に急坂が待っているので、最後までスタミナを温存できるかも大事になってくる。
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-1-1-17 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
2枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
3枠 | 2-2-1-15 | 10.0% | 20.0% | 25.0% |
4枠 | 2-0-2-16 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
5枠 | 3-2-1-14 | 15.0% | 25.0% | 30.0% |
6枠 | 1-1-1-17 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
7枠 | 0-1-2-17 | 0.0% | 5.0% | 15.0% |
8枠 | 0-1-1-18 | 0.0% | 5.0% | 10.0% |
複勝率は内枠(1-4)20.0%、外枠(5-8)17.5%で内枠優勢。枠単体で見ますと、コース紹介でも少し触れましたが、7~8枠が勝率0%・複勝率5%と悪く、やはり外はキツそうですね~。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-2-7 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
先行 | 5-3-2-23 | 15.2% | 24.2% | 30.3% |
差し | 2-6-4-50 | 3.2% | 12.9% | 19.4% |
追込 | 0-1-2-49 | 0.0% | 1.9% | 5.8% |
捲り | 2-0-0-1 | 66.7% | 66.7% | 66.7% |
データTopは先行馬、過去10年で5勝をあげており、中心視したいと思います。一方、中山は直線が310mと短いこともあり、追込馬は馬券内に絡むのは難しいと言えます。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 5-1-1-3 | 50.0% | 60.0% | 70.0% |
2~3 | 3-2-5-10 | 15.0% | 25.0% | 50.0% |
4~6 | 1-3-3-23 | 3.3% | 13.3% | 23.3% |
7~9 | 1-3-1-25 | 3.3% | 13.3% | 16.7% |
10~ | 0-1-0-69 | 0.0% | 1.4% | 1.4% |
他重賞でも見られる傾向ではありますが、1~3番人気は信頼度高めで、10番人気以下は軽視して良さそうですね~。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 4-3-2-16 | 16.0% | 28.0% | 36.0% |
4歳 | 3-5-1-39 | 6.3% | 16.7% | 18.8% |
5歳 | 3-2-6-40 | 5.9% | 9.8% | 21.6% |
6歳 | 0-0-1-22 | 0.0% | 0.0% | 4.3% |
7上 | 0-0-0-13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
タイトルにも触れたように「暮れの大一番は3歳馬に期待!」。また、年平均で該当馬3~4頭の計算になりますが、6歳以上は馬券買い目から外すのもアリかと思います。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ジャパンC | 3-3-4-41 | 5.9% | 11.8% | 19.6% |
天皇賞秋 | 3-2-1-11 | 17.6% | 29.4% | 35.3% |
菊花賞 | 2-2-2-9 | 13.3% | 26.7% | 40.0% |
ア共和国杯 | 1-0-0-7 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
エ女王杯 | 0-2-1-23 | 0.0% | 7.7% | 11.5% |
凱旋門賞 | 0-1-2-6 | 0.0% | 11.1% | 33.3% |
見た目のとおり、連対率30%弱・複勝率35~40%となっている天皇賞秋・菊花賞組はプラス要素だと考えます。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 5-2-4-28 | 12.8% | 17.9% | 28.2% |
2着 | 0-2-1-8 | 0.0% | 18.2% | 27.3% |
3着 | 2-1-0-18 | 9.5% | 14.3% | 14.3% |
4着 | 3-0-2-8 | 23.1% | 23.1% | 38.5% |
5着 | 0-1-1-4 | 0.0% | 16.7% | 33.3% |
6~9着 | 0-2-1-28 | 0.0% | 6.5% | 9.7% |
10着~ | 0-2-1-36 | 0.0% | 5.1% | 7.7% |
好走のポイントとして、前走着順は結構大事かなと考えてます。前走6着以下は明らかに成績が悪いので、マイナス要素と捉えて良いでしょう。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 7-5-5-60 | 9.1% | 15.6% | 22.1% |
中山 | 0-0-0-7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中京 | 0-0-0-9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
京都 | 2-2-2-24 | 6.7% | 13.3% | 20.0% |
阪神 | 0-2-1-19 | 0.0% | 9.1% | 13.6% |
海外 | 1-1-2-8 | 8.3% | 16.7% | 33.3% |
前走中山/中京組は該当馬が少なすぎて参考外。その他では阪神組がやや悪いものの、あまり使えるデータではなさそうな印象です。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 0-0-0-18 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4週 | 3-3-4-41 | 5.9% | 11.8% | 19.6% |
5~9週 | 7-6-4-60 | 9.1% | 16.9% | 22.1% |
10~25週 | 0-1-2-8 | 0.0% | 9.1% | 27.3% |
間隔3週(中2週)の馬は避けた方が良いと思います。
予想に役立つ注目馬
過去データの好走傾向からプラス要素/マイナス要素に該当する馬は以下のとおり。馬券予想にお役立ちできれば幸いです。
プラス要素
脚質:先行
- ①ダノンデサイル
- ⑤ベラジオオペラ
- ⑦スターズオンアース
- ⑨ディープボンド
人気 (※前日時点):1~3番人気
- ③アーバンシック
- ①ダノンデサイル
- ⑤ベラジオオペラ
年齢:3歳
- ①ダノンデサイル
- ③アーバンシック
- ⑧レガレイラ
前走レース:天皇賞秋/菊花賞
- ①ダノンデサイル
- ③アーバンシック
- ⑤ベラジオオペラ
マイナス要素
枠番:7~8枠
- ⑬スタニングローズ
- ⑭ダノンベルーガ
- ⑮ハヤヤッコ
- ⑯シャフリヤール
脚質:追込
- ④ブローザホーン
- ⑧レガレイラ
- ⑫シュトルーヴェ
- ⑮ハヤヤッコ
人気 (※前日時点):10番人気以下
- ⑯シャフリヤール
- ④ブローザホーン
- ⑨ディープボンド
- ⑬ハヤヤッコ
- ⑫シュトルーヴェ
- ⑭ダノンベルーガ
年齢:6歳以上
- ⑨ディープボンド
- ⑩プログノーシス
- ⑮ハヤヤッコ
- ⑯シャフリヤール
前走着順:6着以下
- ①ダノンデサイル
- ④ブローザホーン
- ⑤ベラジオオペラ
- ⑦スターズオンアース
- ⑫シュトルーヴェ
- ⑭ダノンベルーガ
間隔:3週
- 該当馬ナシ
馬場傾向・レース予想
当日の馬場傾向、及び、これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
展開予想
逃げ:⑬
先行:①⑤⑦⑨
差し:③⑥⑩⑪⑭⑯
追込:④⑧⑫⑮
明確な逃げ馬は不在、各馬の発馬次第で逃げ馬が変わりそうですが、大阪杯で先手をとった⑬スタニングローズがハナを切ると予想します。ペースはかなり落ち着きそうですね。スロー濃厚でしょう。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
使用コース
Aコース:3~4コーナーの内柵沿いに傷みあり
12月開催のAコースを使用しての7~8日目ということもあり、内柵沿いの傷みが目立ってきました。土曜の中長距離レースを振り返ると、9R・11Rでは捲り・差し勢が上位に来てましたので、馬場傾向は外差し有利かなとの印象です。
最終見解
◎:⑦スターズオンアース
〇:⑥ローシャムパーク
▲:⑤ベラジオオペラ
△:①ダノンデサイル
△:③アーバンシック
年末の大一番ということもあり、やや人気薄の2頭を本命/対抗に指名してみました。
とは言っても、叩き2戦目で展開に恵まれそうな昨年2着の⑦スターズオンアース、大阪杯では豪快に捲ってクビ差の2着とロンスパに定評のある⑥ローシャムパーク、2頭とも上位に来れる力は十分にあると考えてます。
あとは、上位人気の3頭ですが、データ的にもプラス要素が多いので、買い目には入れておきます。今回は馬連/3連複のフォーメーションで勝負したいと思います!