2024/12/15(日)、朝日杯フューチュリティステークス(G1・芝1600m)が京都競馬場で開催。
データ分析結果から「1番人気の安定感は偉大!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ダイシンラー | 牡2 | 岩田康 |
2 | アドマイヤズーム | 牡2 | 川田 |
3 | ランスオブカオス | 牡2 | 吉村誠 |
4 | ミュージアムマイル | 牡2 | Cデム |
5 | コスモストーム | 牡2 | 秋山稔 |
6 | アルレッキーノ | 牡2 | ルメール |
7 | クラスペディア | 牡2 | 小崎綾 |
8 | アルテヴェローチェ | 牡2 | 武豊 |
9 | エルムラント | 牡2 | 藤岡佑 |
10 | トータルクラリティ | 牡2 | 北村友 |
11 | ニタモノドウシ | 牡2 | ムーア |
12 | パンジャタワー | 牡2 | 松山 |
13 | エイシンワンド | 牡2 | 幸英明 |
14 | テイクイットオール | 牡2 | 岩田望 |
15 | ドラゴンブースト | 牡2 | 田口 |
16 | タイセイカレント | 牡2 | 坂井瑠 |
歴史・コース
1949年に関東地区における旧3歳馬のチャンピオン決定戦として「朝日杯3歳ステークス」が創設、中山競馬場を開催されていました。
その後、馬齢表示の国際基準への変更に伴い、2001年に競走名が「朝日杯フューチュリティステークス」に改称、2014年に阪神競馬場へ舞台が移って現在に至ります。
京都・芝1600m(外回り)
向正面2コーナー奥の引き込み線からスタート。3コーナーまでは700mと長く、途中に高低差4mの上り坂があるため、一旦ペースが落ち着きます。
3コーナーでは逆に4m下り、ここからペースアップしながら4コーナーを回って、約400mの直線へ。直線は平坦なため、ロングスパートを強いられる展開になりやすく、スピードに加えて最後まで脚を持続するスタミナも必要になります。
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 4-2-0-12 | 22.2% | 33.3% | 33.3% |
2枠 | 1-0-3-16 | 5.0% | 5.0% | 20.0% |
3枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
4枠 | 1-2-2-15 | 5.0% | 15.0% | 25.0% |
5枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
6枠 | 0-2-0-18 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
7枠 | 0-0-3-19 | 0.0% | 0.0% | 13.6% |
8枠 | 2-0-0-22 | 8.3% | 8.3% | 8.3% |
複勝率は内枠(1-4)24.4%、外枠(5-8)12.8%と内枠がかなり好成績。また、枠単体では1枠が4勝をあげており、他枠を圧倒していると言って良いでしょう。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-0-1-9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
先行 | 6-1-2-30 | 15.4% | 17.9% | 23.1% |
差し | 3-7-6-52 | 4.4% | 14.7% | 23.5% |
追込 | 1-2-1-43 | 2.1% | 6.4% | 8.5% |
勝率では先行馬が1歩リードしておりますが、複勝率を見ると差し馬とあまり変わらない感じです。一方、複勝率1桁の追込馬が少し不利でしょうか。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 5-2-2-1 | 50.0% | 70.0% | 90.0% |
2~3 | 3-4-3-10 | 15.0% | 35.0% | 50.0% |
4~6 | 1-1-2-26 | 3.3% | 6.7% | 13.3% |
7~9 | 1-2-0-27 | 3.3% | 10.0% | 10.0% |
10~ | 0-1-3-70 | 0.0% | 1.4% | 5.4% |
タイトルにもあるとおり「1番人気の安定感は偉大!」。複勝率は脅威の90%を叩き出しており、3連系の馬券には入れておいた方が良さそう。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
サウジRC | 3-2-1-4 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
デイリー杯 | 2-4-2-20 | 7.1% | 21.4% | 28.6% |
京王杯2S | 0-2-2-24 | 0.0% | 7.1% | 14.3% |
OPクラス | 1-1-2-20 | 4.2% | 8.3% | 16.7% |
1勝クラス | 2-0-0-31 | 6.1% | 6.1% | 6.1% |
新馬 | 1-0-2-3 | 16.7% | 16.7% | 50.0% |
未勝利 | 1-0-1-14 | 6.3% | 6.3% | 12.5% |
該当馬は10頭ながらサウジRC組の活躍には目を見張るものがあります。データ数がソコソコ揃っている中ではデイリー杯2歳S組も侮れないと思います。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 10-6-8-66 | 11.1% | 17.8% | 26.7% |
2着 | 0-2-1-22 | 0.0% | 8.0% | 12.0% |
3着 | 0-0-1-10 | 0.0% | 0.0% | 9.1% |
4着 | 0-1-0-5 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
5着 | 0-0-0-8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6~9着 | 0-1-0-17 | 0.0% | 5.6% | 5.6% |
10着~ | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
大部分の出走馬が前走1着にはなりますが、2着以下が勝ち星がないことを踏まえると、1着馬を中心に考えたいです。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
札幌 | 0-1-0-3 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
東京 | 6-5-5-52 | 8.8% | 16.2% | 23.5% |
中山 | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中京 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
京都 | 3-2-3-41 | 6.1% | 10.2% | 16.3% |
阪神 | 1-2-2-23 | 3.6% | 10.7% | 17.9% |
阪神JFと同様に前走東京組が大多数を占めますが、朝日杯FSに関しては東京組はプラス要素とは言えないかもですね。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2週 | 0-0-0-7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3週 | 2-0-1-11 | 14.3% | 14.3% | 21.4% |
4週 | 1-1-0-29 | 3.2% | 6.5% | 6.5% |
5~9週 | 4-6-7-67 | 4.8% | 11.9% | 20.2% |
10~25週 | 3-3-2-20 | 10.7% | 21.4% | 28.6% |
該当馬が30頭を超えていますが、勝率/連対率/複勝率で全て1ケタの間隔4週(中3週)組はマイナス要素と判断します。
予想に役立つ注目馬
過去データの好走傾向からプラス要素/マイナス要素に該当する馬は以下のとおり。馬券予想にお役立ちできれば幸いです。
プラス要素
枠番:1枠
- ①ダイシンラー
- ②アドマイヤズーム
人気 (※前日時点):1~3番人気
- ⑧アルテヴェローチェ
- ④ミュージアムマイル
- ⑩トータルクラリティ
前走レース:サウジRC/デイリー2歳
- ⑥アルレッキーノ
- ⑧アルテヴェローチェ
- ⑮ドラゴンブースト
- ⑯タイセイカレント
前走着順:1着
- ②アドマイヤズーム
- ③ランスオブカオス
- ④ミュージアムマイル
- ⑧アルテヴェローチェ
- ⑩トータルクラリティ
- ⑪ニタモノドウシ
- ⑫パンジャタワー
マイナス要素
間隔:4週
- 該当馬ナシ
馬場傾向・レース予想
当日の馬場傾向、及び、これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
使用コース
Dコース:今週から使用。正面直線以外の傷みはカバーされ概ね良好な状態
馬場状態については、当日雨の心配はなさそうですので、土曜に引き続き良馬場での開催となるでしょう。そして、馬場傾向ですが、先週お伝えしたとおり、基本は外差し傾向と考えています。
ただし、異なる点としては今週からDコースになりました。内柵の移動に伴い、内側の傷んだ部分がカバーされているので、先週より内を通った馬が伸びる点に注意が必要だと思います。
最終見解
◎:⑧アルテヴェローチェ
△:②アドマイヤズーム
△:⑥アルレッキーノ
△:⑯タイセイカレント
本命は⑧アルテヴェローチェ。データ上も申し分なく実力的にも1枚上と見てますので、スローで後方届かずの展開負けしない限りは勝ち負けできると考えてます。
残りの出走馬に関しては、単勝1桁人気の馬は横一戦かなとの印象があり、その中でも比較的人気がない馬を相手としました。