騎手時代は「ミッキー」の愛称で女性ファンが非常に多かった松永幹夫調教師。
2006年に調教師へと転身され、2015年度にはJRA優秀技術調教師のタイトルを獲得されました。
これまでの管理馬や武豊騎手との関係性について、本記事で触れたいと思います。
松永幹厩舎の代表管理馬
収得賞金の多い順にTop10を一覧にしました。
代表管理馬
| 馬名 | 性齢 | 生年 | 賞金 |
| アウォーディー | 牡7 | 2010 | 15800 |
| セレスハント | 抹消 | 2005 | 10210 |
| アムールブリエ | 抹消 | 2011 | 9665 |
| ラニ | 牡4 | 2013 | 8120 |
| サンダルフォン | 抹消 | 2003 | 7600 |
| ヴァンセンヌ | 抹消 | 2009 | 7500 |
| フラガラッハ | 抹消 | 2007 | 6950 |
| レッドディザイア | 抹消 | 2006 | 5715 |
| ダンスアジョイ | 抹消 | 2001 | 4380 |
| ピオネロ | 牡6 | 2011 | 4270 |
JRAのG1勝利は2009年にレッドディザイアで勝利した秋華賞のみ。
2014年・2015年と調教師リーディングTop10に入った実績からすると、何勝かしているイメージがあったので、意外でした。
松永幹夫厩舎と言えば、アウォーディー・アムールブリエ・ラニがすぐに思い浮かびます！
母のヘヴンリーロマンスは芝で活躍しましたが、産駒は全てダートで活躍しているのも、不思議な気がしますねー
武豊騎手の騎乗成績
2017年4月末時点での全騎乗をまとめました。
騎乗成績
| 年 | 回 | 着別度数 | 勝率 | 人気 |
| 17 | 13 | 3-1-0-9 | 23.1% | 3.6人気 |
| 16 | 26 | 5-2-1-18 | 19.2% | 3.8人気 |
| 15 | 43 | 11-5-7-20 | 25.6% | 2.9人気 |
| 14 | 23 | 5-5-1-12 | 21.7% | 2.6人気 |
| 13 | 21 | 4-1-3-13 | 19.0% | 3.3人気 |
| 12 | 9 | 0-0-0-9 | 0.0% | 5.6人気 |
| 11 | 11 | 1-1-1-8 | 9.1% | 5.8人気 |
| 10 | 10 | 2-0-1-7 | 20.0% | 2.2人気 |
| 09 | 24 | 3-4-3-14 | 12.5% | 3.0人気 |
| 08 | 13 | 1-2-1-9 | 7.7% | 2.4人気 |
| 07 | 10 | 2-1-1-6 | 20.0% | 2.2人気 |
2013年以降は毎年20回以上の騎乗依頼が来ており、かなり信頼関係が厚いと言えます。
中でも、2015年の43回は断トツで多く、この年の調教師リーディング5位を支えた原動力になったと思っています。
松永幹厩舎の騎手起用
2016年と2017年(4月末時点)の騎手起用傾向をまとめてみました。
2017年
| 騎手 | 騎乗 | 勝利 | 勝率 | 平人気 |
| 武豊 | 13 | 3 | 23.1% | 3.6人気 |
| 横山和生 | 10 | 0 | 0.0% | 7.9人気 |
| ルメール | 6 | 0 | 0.0% | 1.5人気 |
| 岩田康誠 | 3 | 0 | 0.0% | 4.7人気 |
| 三津谷隼 | 3 | 0 | 0.0% | 13.7人気 |
| 松山弘平 | 3 | 0 | 0.0% | 6.0人気 |
| 鮫島良太 | 3 | 0 | 0.0% | 8.0人気 |
| 石橋脩 | 3 | 1 | 33.3% | 4.3人気 |
| 横山典弘 | 3 | 0 | 0.0% | 6.3人気 |
2016年
| 騎手 | 騎乗 | 勝利 | 勝率 | 平人気 |
| 武豊 | 26 | 5 | 19.2% | 3.8人気 |
| 鮫島克駿 | 20 | 3 | 15.0% | 5.1人気 |
| デムーロ | 17 | 4 | 23.5% | 3.3人気 |
| 横山典弘 | 17 | 2 | 11.8% | 4.2人気 |
| 池添謙一 | 12 | 0 | 0.0% | 7.7人気 |
| 横山和生 | 10 | 2 | 20.0% | 9.6人気 |
| 浜中俊 | 10 | 1 | 10.0% | 5.4人気 |
| 福永祐一 | 9 | 1 | 11.1% | 4.7人気 |
| ルメール | 4 | 3 | 75.0% | 2.3人気 |
騎乗数・単勝の平均人気を見てのとおり、主戦騎手との扱いで間違いないでしょう。
前田幸治オーナー、ノースヒルズ、キャロットFの所有馬が多く預託されていることも、武豊騎手への後押しになっていると思います。
2017年の新馬/2歳馬情報
入厩が予定されている有力馬/注目馬をご紹介します。
イグレット(牝)
未定、North Hills Co.
父：Distorted Humor
母：ヘヴンリーロマンス
米国で繁殖生活を送っているヘヴンリーロマンスの2017年の2歳馬です。
父のDistorted Humorは2007年の米リーディングサイヤーで、産駒には2003年の2冠馬Funny Cideなどがいます。
シャンデリアスピン(牝)
社台RH、社台ファーム
父：ノヴェリスト
母：ダンスインザムード
ダンスファンタジア、カイザーバルの半妹にあたり、新種牡馬ノヴェリストの産駒です。
母のダンスインザムードは、2004年の桜花賞を武豊騎手とのコンビで勝利しました。
5/18にゲート試験合格済みとのこと。
社台RHの所有馬ですが、可能性的には無くはないので、武豊騎手でデビューして欲しい1頭です。
