2024/4/14(日)、皐月賞(G1・芝2000m)が中山競馬場で開催。
データ分析結果から「勝利馬の条件は前走2着以内!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | サンライズジパング | 牡3 | 菅原明 |
2 | メイショウタバル | 牡3 | 浜中 |
3 | エコロヴァルツ | 牡3 | 武豊 |
4 | シリウスコルト | 牡3 | 三浦 |
5 | ミスタージーティー | 牡3 | 藤岡佑 |
6 | アレグロブリランテ | 牡3 | 横山和 |
7 | ルカランフィースト | 牡3 | 松山 |
8 | ジャンタルマンタル | 牡3 | 川田 |
9 | アーバンシック | 牡3 | 横山武 |
10 | レガレイラ | 牝3 | 北村宏 |
11 | ホウオウプロサンゲ | 牡3 | 菱田裕 |
12 | コスモキュランダ | 牡3 | モレイラ |
13 | ジャスティンミラノ | 牡3 | 戸崎 |
14 | シンエンペラー | 牡3 | 坂井瑠 |
15 | サンライズアース | 牡3 | Mデム |
16 | ダノンデサイル | 牡3 | 横山典 |
17 | ビザンチンドリーム | 牡3 | ムルザバ |
18 | ウォーターリヒト | 牡3 | 幸英明 |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 3-0-0-16 | 15.8% | 15.8% | 15.8% |
2枠 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
3枠 | 0-1-0-19 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
4枠 | 2-3-2-13 | 10.0% | 25.0% | 35.0% |
5枠 | 0-0-2-18 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
6枠 | 2-0-2-16 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
7枠 | 1-3-0-23 | 3.7% | 14.8% | 14.8% |
8枠 | 1-2-2-22 | 3.7% | 11.1% | 18.5% |
複勝率では内枠(1-4)19.0%・外枠(5-8)16.0%と内枠が優勢。枠単体では4枠が好成績を残していますが、傾向を掴むのは難しいでしょうか。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-1-1-11 | 0.0% | 7.7% | 15.4% |
先行 | 4-6-3-25 | 10.5% | 26.3% | 34.2% |
差し | 5-2-5-59 | 7.0% | 9.9% | 16.9% |
追込 | 1-1-1-47 | 2.0% | 4.0% | 6.0% |
捲り | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
脚質では先行馬が連対率26.3%・複勝率34.2%と他をリード。直線の短い中山競馬場という背景を色濃く示したデータと言えそう。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2-1-3-4 | 20.0% | 30.0% | 60.0% |
2~3 | 4-4-1-11 | 20.0% | 40.0% | 45.0% |
4~6 | 1-3-2-24 | 3.3% | 13.3% | 20.0% |
7~9 | 3-2-3-22 | 10.0% | 16.7% | 26.7% |
10~ | 0-0-1-82 | 0.0% | 0.0% | 1.2% |
1番人気は複勝率60.0%、2~3人気は複勝率45.0%。上位人気ほど好成績なのは他重賞にも見られる一般的な傾向ですね~。なお、10番人気以下はマイナス要素と考えてよいでしょう。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
共同通信杯 | 5-0-3-11 | 26.3% | 26.3% | 42.1% |
ホープフルS | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
スプリングS | 1-1-2-33 | 2.7% | 5.4% | 10.8% |
京成杯 | 1-0-1-4 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
毎日杯 | 1-0-0-6 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
弥生賞 | 0-5-2-33 | 0.0% | 12.5% | 17.5% |
若葉S(L) | 0-1-0-7 | 0.0% | 12.5% | 12.5% |
朝日杯FS | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
共同通信杯組が過去10年で5勝とかなり優秀。合計19頭で複勝率42.1%は信頼できる数字だと思いますので、該当馬は狙い目だと考えています。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 7-8-6-53 | 9.5% | 20.3% | 28.4% |
2着 | 3-1-2-30 | 8.3% | 11.1% | 16.7% |
3着 | 0-0-1-23 | 0.0% | 0.0% | 4.2% |
4着 | 0-1-0-10 | 0.0% | 9.1% | 9.1% |
5着 | 0-0-1-5 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
6~9着 | 0-0-0-16 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10着~ | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走3着以下の勝率は0%。タイトルに書いたとおり「勝利馬の条件は前走2着以内!」前走1~2着馬はプラス要素でしょう。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 5-1-3-12 | 23.8% | 28.6% | 42.9% |
中山 | 4-6-5-80 | 4.2% | 10.5% | 15.8% |
中京 | 0-0-0-8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
京都 | 0-0-1-5 | 0.0% | 0.0% | 16.7% |
阪神 | 1-3-1-38 | 2.3% | 9.3% | 11.6% |
トライアルを含む3歳春の重賞が東開催に集まっているので、この結果は妥当かなと考えてます。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 1-0-0-10 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
4週 | 1-2-3-53 | 1.7% | 5.1% | 10.2% |
5~9週 | 5-6-5-55 | 7.0% | 15.5% | 22.5% |
10~25週 | 3-2-2-21 | 10.7% | 17.9% | 25.0% |
間隔3週が毎日杯(G3)、間隔4週はスプリングS(G2)と若葉Sになります。近年はトライアルを使わない馬が好走傾向にありますね。
コース傾向
本競走はイギリスの2000ギニーを模範としており、せん馬は出走できず、3歳牡馬/牝馬に限られます。1949年に中山競馬場を舞台に「皐月賞」へ改称、翌年には距離が芝2000mとなり現在に至ります。
また、1~5着馬に日本ダービーへの優先出走権が与えられており、クラシック3冠競走の第1弾としての役割を担っております。
中山・芝2000m(内回り)
直線入口からスタートして内回りを1周、ホームストレッチを2回走るコース形態。中山コースの勾配は1コーナーで2.0m登り、2コーナーから3コーナーで4.0m下ります。
スピードに乗ったまま小回りコーナーを走るため、外の馬はスタミナをロスし、直線の急坂で脚色が鈍ることが多いです。坂に負けないパワー、前半どれだけ距離ロスなく経済コースを通れるかが好走の鍵と言えそうです。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
使用コース
Bコース:3コーナーから4コーナーの内側に傷みあり
中山競馬場の週末の天気は晴れ、雨の心配はなさそうとのことで、日曜は良いコンディションでの競馬となりそう。
それでは、芝の傾向を知るために土曜のレース結果を振り返ります。参考になりそうなのは以下の3つでしょうか。
⇒ 土曜5R(芝1600m)、土曜7R(芝2200m)、土曜9R(芝2000m)
この3レースを見る限りでは、前に行った馬がかなり好走しており、最終週ですが、直線の内ラチ側もまだまだのびますね。
中山は直線310mしかないことも踏まえると、内枠&逃げ/先行馬を重視すべきと考えます。
展開予想
逃げ:②
先行:④⑥⑧⑪
差し:①⑤⑩⑬⑭⑮⑯⑱
追込:③⑦⑨⑫⑰
前走逃げた馬が②④⑥⑪と4頭いますが、毎日杯を圧勝した②メイショウタバルが1枠に入ったので、果敢に先手を取ると予想します。ただ、上記の4頭は逃げにこだわるタイプではなく、2~3走前は番手や中団で競馬しています。
G1なので、ある程度のラップでレースは流れると思いますが、ハイペースまでは考えにくいです。よって、ペース予想はミドル。道中の位置取りによる有利/不利はなく、全馬にチャンスがあるでしょう。
レース予想
今回は馬場傾向を重視し、思い切って内枠の馬に絞ろうと思います。
予想印
◎:⑧ジャンタルマンタル
〇:②メイショウタバル
▲:⑤ミスタージーティー
△:①③
本命は⑧ジャンタルマンタル。2000mへの距離延長が嫌われたか思ったほど人気がありません。
東京の1800mで好走できたなら、中山の2000mは大丈夫と判断しました。安定感と先行力を評価し、1番手とします。
対抗は②メイショウタバル。前走は重馬場でしたが、6馬身差の逃げ切りと圧勝。
「皐月賞は最も速い馬が勝つ。」と言われているように、G1でも圧巻の逃げ切りを期待したいと思います。
3番手は⑤ミスタージーティー。ホープフルSは直線で行き場をなくし、共同通信杯は超スローペースで折り合いを欠いて、重賞では残念な結果となりました。
それでも前走はよく巻き返しましたし、G1では2走前ほどスローにはならないと考えますので、馬群を捌ければ上位も十分あり得ると見ています。
あとは、穴で内から追い込みに期待して、①サンライズジパング・③エコロヴァルツまで馬券対象にします!
買い目は馬連BOX:②⑤⑧、3連複BOX:①②③⑤⑧で勝負!!