イギリスのセントレジャーに範をとり創設されたクラシックレースのひとつで、出走資格は3歳牡馬/牝馬に限られ、せん馬は出走できません。
また、3歳クラシック3冠の最終関門であり、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われております。
出走馬・騎手
出走馬
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | トップナイフ | 牡3 | 横山典 |
2 | ウインオーディン | 牡3 | 三浦 |
3 | シーズンリッチ | 牡3 | 角田河 |
4 | ダノントルネード | 牡3 | 西村淳 |
5 | パクスオトマニカ | 牡3 | 田辺 |
6 | リビアングラス | 牡3 | 坂井瑠 |
7 | タスティエーラ | 牡3 | モレイラ |
8 | サヴォーナ | 牡3 | 池添 |
9 | ノッキングポイント | 牡3 | 北村宏 |
10 | マイネルラウレア | 牡3 | 岩田望 |
11 | サトノグランツ | 牡3 | 川田 |
12 | ハーツコンチェルト | 牡3 | 松山 |
13 | ナイトインロンドン | 牡3 | 和田竜 |
14 | ソールオリエンス | 牡3 | 横山武 |
15 | ファントムシーフ | 牡3 | 武豊 |
16 | ショウナンバシット | 牡3 | Mデム |
17 | ドゥレッツァ | 牡3 | ルメール |
注目馬
本レースの出走予定馬の中から、主な注目馬をピックアップしました。
ソールオリエンス
ソールオリエンス(牡3)
手塚厩舎(美浦)、社台レースホース
2023年9月18日 中山 セントライト記念(G2)
2着 (1人気) 芝2200 良 (横山武)
2023年5月28日 東京 東京優駿(G1)
2着 (1人気) 芝2400 良 (横山武)
2023年4月16日 中山 皐月賞(G1)
1着 (2人気) 芝2000 重 (横山武)
Memo
前走は8枠だったこともあり、終始外を回される展開&道中の不利もありましたが、2着と負けて強しの内容でした。
休み明けを1度使ったことにより状態も上向くことでしょうし、最有力候補であることは揺るぎないと思ってます。
タスティエーラ
タスティエーラ(牡3)
堀厩舎(美浦)、キャロットファーム
2023年5月28日 東京 東京優駿(G1)
1着 (4人気) 芝2400 良 (レーン)
2023年4月16日 中山 皐月賞(G1)
2着 (5人気) 芝2000 重 (松山)
2023年3月5日 中山 弥生賞(G2)
1着 (3人気) 芝2000 良 (松山)
Memo
先行勢総崩れの皐月賞で道中5~6番手から2着、最も強い内容を見せた本馬はダービーで実力を証明することができました。
秋華賞はオークス直行が主流になりつつありますが、牡馬のダービー直行はほとんど例がないので、その点がどうでしょうか。
サトノグランツ
サトノグランツ(牡3)
友道厩舎(栗東)、里見治
2023年9月24日 阪神 神戸新聞杯(G2)
1着 (3人気) 芝2400 良 (川田)
2023年5月28日 東京 東京優駿(G1)
11着 (7人気) 芝2400 良 (川田)
2023年5月6日 京都 京都新聞杯(G2)
1着 (1人気) 芝2200 良 (川田)
Memo
前走は1000m通過が61.2秒のスローペースを道中7番手から直線で差し切り、見事に重賞2勝目を飾りました。
サトノダイヤモンドの初年度産駒の代表格でもありますので、いきなりG1も制覇するかに注目したいと思います。
ファントムシーフ
ファントムシーフ(牡3)
西村真厩舎(栗東)、ターフ・スポート
2023年9月24日 阪神 神戸新聞杯(G2)
3着 (2人気) 芝2400 良 (武豊)
2023年5月28日 東京 東京優駿(G1)
8着 (3人気) 芝2400 良 (武豊)
2023年4月16日 中山 皐月賞(G1)
3着 (1人気) 芝2000 重 (ルメール)
Memo
ここ2戦のレース内容を見る限り、32秒台後半~33秒台前半の極端に早い上がりを要求されるレースは不向きとの印象です。
前走は押し出される形でしたが逃げの戦法は悪くなさそうだったので、上がり勝負にならない展開に持ち込めると面白いかも。
ノッキングポイント
ノッキングポイント(牡3)
木村哲厩舎(美浦)、サンデーレーシング
2023年9月3日 新潟 新潟記念(G3)
1着 (2人気) 芝2000 良 (北村宏)
2023年5月28日 東京 東京優駿(G1)
5着 (15人気) 芝2400 良 (北村宏)
2023年3月25日 阪神 毎日杯(G3)
2着 (2人気) 芝1800 良 (藤岡佑)
Memo
前走は古馬に混じっての重賞勝利、見事だったと思います。中距離路線かなと思っていたら、菊花賞に駒を進めてきました。
好走歴のないローテ、距離延長も歓迎とは思えない血統、不安な面が多いと感じるので、個人的には見送りたい1頭ですね。
過去10年データ分析
本レースの過去10年データ(2013~2022年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-0-0-19 | 5.0% | 5.0% | 5.0% |
2枠 | 5-3-0-12 | 25.0% | 40.0% | 40.0% |
3枠 | 1-0-0-19 | 5.0% | 5.0% | 5.0% |
4枠 | 0-0-1-19 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
5枠 | 0-2-3-15 | 0.0% | 10.0% | 25.0% |
6枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
7枠 | 2-2-3-23 | 6.7% | 13.3% | 23.3% |
8枠 | 0-1-2-27 | 0.0% | 3.3% | 10.0% |
枠単体で見ると2枠が圧倒的なのが目立ちますが、内外の複勝率では内枠(1-4)が13.8%・外枠(5-8)が19.0%で外枠が優秀です。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-1-10 | 8.3% | 8.3% | 16.7% |
先行 | 4-4-4-32 | 9.1% | 18.2% | 27.3% |
差し | 5-5-4-60 | 6.8% | 13.5% | 18.9% |
追込 | 0-0-1-48 | 0.0% | 0.0% | 2.0% |
捲り | 0-1-0-0 | 0.0% | 100% | 100% |
追込で馬券内にきたのは2020年のサトノフラッグ1頭のみ。3000mもあると極端に後ろからは厳しいのかという印象ですね。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 4-0-2-4 | 40.0% | 40.0% | 60.0% |
2~3 | 3-3-1-13 | 15.0% | 30.0% | 35.0% |
4~6 | 2-3-4-21 | 6.7% | 16.7% | 30.0% |
7~9 | 1-3-1-25 | 3.3% | 13.3% | 16.7% |
10~ | 0-1-2-87 | 0.0% | 1.1% | 3.3% |
上位人気ほど複勝率が良くなる一般的な傾向であり、特に目立った傾向はないと言っていいでしょう。
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
福永 | 2-3-1-4 | 20.0% | 50.0% | 60.0% |
Cルメ | 2-2-1-2 | 28.6% | 57.1% | 71.4% |
Mデム | 1-1-0-5 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
武豊 | 1-0-2-6 | 11.1% | 11.1% | 33.3% |
横山武 | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
ルメール騎手はドゥレッツァ、Mデムーロ騎手はショウナンバシット、武豊騎手はファントムシーフ、横山武騎手はソールオリエンスに騎乗予定。
厩舎 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
角居 | 2-0-0-2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
池江泰 | 1-2-0-11 | 7.1% | 21.4% | 21.4% |
友道 | 1-1-2-8 | 8.3% | 16.7% | 33.3% |
矢作 | 1-1-1-4 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
手塚 | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
友道厩舎からサトノグランツ、矢作厩舎からリビアングラス、手塚厩舎からソールオリエンスが出走予定。
前走レース名
- 神戸新聞杯(G2):6-5-4-51/66
- セントライト記念(G2):3-3-1-43/50
- 札幌記念(G2):0-1-0-2/3
- ダービー(G1):0-0-0-1/1
- G3レース:1-0-0-6/7
- 3勝クラス:0-0-0-5/5
- 2勝クラス:0-1-5-36/42
2着以内はトライアル組から、3着には2勝クラスを入れる感じで馬券を組み立てれば、良いかなと考えています。
前走着順
- 1着:4-1-7-46/58
- 2着:3-4-2-14/23
- 3着:2-4-0-15/21
- 4着:0-0-0-11/11
- 5着:0-0-1-14/15
- 6~9着:0-1-0-31/32
- 10着~:1-0-0-19/20
過去10年の馬券内30頭中、実に27頭が前走3着以内。4着以下は大幅に割り引いて良いでしょう。
レース予想
はじめに前日の富士Sを少しだけ振り返りさせて下さい。
予想では3頭を指名し、馬連BOXで見事17.0倍をGet!この勢いで菊花賞の的中も目指します。
予想印
◎:⑭ソールオリエンス
〇:⑮ファントムシーフ
▲:⑧サヴォーナ
△:①トップナイフ
レースは⑥リビアングラスが逃げる形になるかと。
これを見る形で、①トップナイフ・⑧サヴォーナ・⑮ファントムシーフが先団につけるのではないかと予想。
横典騎手・武豊騎手は大ベテラン。スローの瞬発力勝負には持ち込みたくないはずなので、番手の馬がつつく形でペースは平均くらいでは流れると見ています。
本命はソールオリエンス。安定感が抜群なので、軸としては最適と考えました。
また、先団につけた馬たちが少なくとも1頭以上は残ると想定し、①⑧⑮を2列目の3連複フォーメーションで勝負します。
3列目には⑥リビアングラス・⑪サトノグランツを入れようと思います!
結論としては、⑭-①⑧⑮-①⑥⑧⑪⑮の9点を買い目と致します。