2024/5/5(日)、NHKマイルカップ(G1・芝1600m)が東京競馬場で開催。
データ分析結果から「府中の長い直線こそ逃げ馬を狙え!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ダノンマッキンリー | 牡3 | 北村友 |
2 | ノーブルロジャー | 牡3 | 松山 |
3 | ディスペランツァ | 牡3 | 鮫島駿 |
4 | イフェイオン | 牝3 | 西村淳 |
5 | ボンドガール | 牝3 | 武豊 |
6 | ロジリオン | 牡3 | 戸崎 |
7 | チャンネルトンネル | 牡3 | 岩田望 |
8 | エンヤラヴフェイス | 牡3 | 菱田 |
9 | キャプテンシー | 牡3 | Mデム |
10 | ウォーターリヒト | 牡3 | 菅原明 |
11 | アレンジャー | 牡3 | 横山和 |
12 | ゴンバデカーブース | 牡3 | モレイラ |
13 | シュトラウス | 牡3 | 北村宏 |
14 | アスコリピチェーノ | 牝3 | ルメール |
15 | マスクオールウィン | 牝3 | 岩田康 |
16 | ジャンタルマンタル | 牡3 | 川田 |
17 | ユキノロイヤル | 牡3 | 石橋脩 |
18 | アルセナール | 牝3 | 横山武 |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-2-1-17 | 0.0% | 10.0% | 15.0% |
2枠 | 1-2-0-17 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
3枠 | 0-1-2-17 | 0.0% | 5.0% | 15.0% |
4枠 | 1-0-1-18 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
5枠 | 1-3-3-13 | 5.0% | 20.0% | 35.0% |
6枠 | 3-0-1-15 | 15.8% | 15.8% | 21.1% |
7枠 | 1-1-0-28 | 3.3% | 6.7% | 6.7% |
8枠 | 3-1-2-24 | 10.0% | 13.3% | 20.0% |
複勝率では内枠(1-4)13.8%、外枠(5-8)19.2%と外枠がかなり好成績。2回開催の6日目に組まれている本レース、ちょうど内ラチ沿いの馬場が荒れてくる頃かもしれません。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 2-1-1-6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
先行 | 2-2-1-37 | 4.8% | 9.5% | 11.9% |
差し | 4-3-6-61 | 5.4% | 9.5% | 17.6% |
追込 | 2-4-2-44 | 3.8% | 11.5% | 15.4% |
タイトルにも記載したとおり「府中の長い直線こそ逃げ馬を狙え!」。525.9mとJRAでは2番目に長い直線の東京コースは差し/追込有利が定石ですが、本レースに限っては逃げ馬が好走しているようです。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2-1-1-6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
2~3 | 4-3-2-11 | 20.0% | 35.0% | 45.0% |
4~6 | 2-1-2-25 | 6.7% | 10.0% | 16.7% |
7~9 | 2-2-2-24 | 6.7% | 13.3% | 20.0% |
10~ | 0-3-3-83 | 0.0% | 3.4% | 6.7% |
他重賞と比較すると、上位人気の成績がそこまで良くはなく、下位人気にも十分チャンスあり。過去10年で3連単10万超えが実に7回、2022年は100万円馬券も出ましたので、高配当を狙いたくなりますね~。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
NZT | 2-2-2-41 | 4.3% | 8.5% | 12.8% |
桜花賞 | 2-2-0-13 | 11.8% | 23.5% | 23.5% |
皐月賞 | 2-1-1-9 | 15.4% | 23.1% | 30.8% |
アーリントンC | 2-0-5-23 | 6.7% | 6.7% | 23.3% |
ファルコンS | 1-0-1-18 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
弥生賞 | 1-0-0-2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
毎日杯 | 0-2-0-6 | 0.0% | 25.0% | 25.0% |
優先出走権が与えられるニュージーランドT、アーリントンCは勝率/連対率10%未満と苦戦傾向。該当馬がいれば桜花賞/皐月賞組を狙っていきたいです。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 2-2-1-39 | 4.5% | 9.1% | 11.4% |
2着 | 3-4-3-18 | 10.7% | 25.0% | 35.7% |
3着 | 1-0-2-17 | 5.0% | 5.0% | 15.0% |
4着 | 2-2-0-7 | 18.2% | 36.4% | 36.4% |
5着 | 2-0-1-11 | 14.3% | 14.3% | 21.4% |
6~9着 | 0-1-1-28 | 0.0% | 3.3% | 6.7% |
10着~ | 0-1-2-28 | 0.0% | 3.2% | 9.7% |
前走6着以下は勝率0%と少しマイナス要素でしょうか。更に連対率も3%台と低いので、馬券の軸は前走5着以内にするのが良いでしょう。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中山 | 5-5-4-64 | 6.4% | 12.8% | 17.9% |
中京 | 1-0-1-19 | 4.8% | 4.8% | 9.5% |
京都 | 0-1-0-6 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
阪神 | 4-4-5-54 | 6.0% | 11.9% | 19.4% |
3月~4月の開催が中山/阪神になるので、頭数にかなり片寄りが出てますね。これといった強い傾向は得られないと考えて良いと思います。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 3-1-6-32 | 7.1% | 9.5% | 23.8% |
4週 | 4-4-2-55 | 6.2% | 12.3% | 15.4% |
5~9週 | 2-4-2-45 | 3.8% | 11.3% | 15.1% |
10~25週 | 1-0-0-13 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
3週が皐月賞(G1)とアーリントンC(G3)、4週が桜花賞(G1)とニュージーランドT(G2)になります。近5年では3着以内の15頭中11頭が3~4週の間隔となるため、狙いの本線はココでしょうか。
コース傾向
1995年までダービートライアルとして東京・芝2000mで行われていた「NHK杯」が前身。
当時は3歳クラシック競走に出走できなかった外国産馬の目標となるG1を3歳春に創設する目的で、1996年にNHKマイルカップが新設されました。
創設当初は外国産馬の活躍が目立ち「マル外ダービー」とも言われたが、2000年以降は国内産が逆転し、現在は外国産馬の中央登録数も著しく減少しております。
東京・芝1600m
2コーナーからのスタートで、ワンターンのコース形態。スタート直後は緩やかな下り坂、テンのペースはアップしやすい傾向にあります。
向正面から3コーナーで一旦上って、下ると525.9mの直線に向かいます。直線では高低差2mの坂を駆け上がった後、更に300m走らなければなりません。
平均的に速いペースで流れることが多い上に、最後の瞬発力勝負になることが多く、スタミナと切れ味が求められるコースと言えるでしょう。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
使用コース
Aコース:向正面、3~4コーナーにかけて、内柵沿いに傷みあり。
5/4(土)東京は芝が良、ダートが稍重で全レースが行われました。よって、芝コースも含水率が少し多い状態でしたが、日曜は雨の心配が全くないので、NHKマイルCが行われる頃はパンパンの良馬場でしょう。
それでは、土曜のレースを少し振り返ります。一言でいうなら、とにかく前有利でしょうか。
土曜は計5レースが芝で行われましたが、勝ち馬は全て逃げ or 先行馬。多少ペースによるところもあるでしょうが、道中10番手以下の馬が1頭も馬券に絡んでない結果となりました。
馬場傾向としては、前目に付けそうな馬を中心に狙っていくと良いでしょう!
展開予想
逃げ:⑰
先行:②⑤⑨⑯
差し:①④⑥⑦⑪⑫⑭⑱
追込:③⑧⑩⑬⑮
逃げ候補は⑨キャプテンシーと⑰ユキノロイヤルの2頭。
⑰の方が逃げると見てますが、前走控えて惨敗した⑨が先手を主張する可能性もありますね。未勝利→ジュニアCと逃げて連勝した実績を考えると。
逃げそうな馬が2頭いる状況でスローはないと思うので、ペースは平均~ハイと予想します。半マイル45秒台前半の速いペースで流れると、道中後ろで脚をためた馬に有利に働くかもしれません。
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:⑯ジャンタルマンタル
〇:②ノーブルロジャー
▲:⑤ボンドガール
△:⑭アスコリピチェーノ
本命は⑯ジャンタルマンタル。今年2戦は勝ち星がないものの、負けて強しの内容だったと思います。
マイルは3戦3勝で距離短縮は大歓迎。安定して先行できる点も評価できるので、自信をもって1番手に推奨します。
対抗は②ノーブルロジャー。賞金的には皐月賞にも出走できましたが、距離短縮を選んだローテも好感が持てます。
この馬も本命馬と同じPalace Malice産駒。枠的にもロスなく立ち回れそうですので、内枠を捌ければ勝ち負けでしょう。
3番手は⑤ボンドガール。桜花賞を除外されましたが、半年ぶりとなった前走は2着と底力はありますね。
1回使っての上積みは大きいと思いますし、良馬場の東京コースという条件はこの馬にピッタリだと見ています。
あとは、前日1番人気の⑭アスコリピチェーノまでおさえたいと思います。
馬券は上位人気中心のため、馬連BOX②⑤⑯、3連複1頭軸⑯-②⑤⑭の少点数で勝負します!