2024/4/21(日)、マイラーズカップ(G2・芝1600m)が京都競馬場で開催。
データ分析結果から「1番人気の4~5歳馬は安定感抜群!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | トゥードジボン | 牡5 | 藤岡佑 |
2 | スパイダーゴールド | 牡5 | 西村淳 |
3 | セリフォス | 牡5 | 川田 |
4 | リューベック | 牡5 | 浜中 |
5 | エアロロノア | セ7 | 幸英明 |
6 | ビーアストニッシド | 牡5 | 和田竜 |
7 | ノースザワールド | 牡6 | 北村友 |
8 | トランキリテ | 牡5 | 武豊 |
9 | ニホンピロキーフ | 牡4 | 田口貫 |
10 | コレペティトール | 牡4 | 岩田康 |
11 | アリストテレス | 牡7 | 古川吉 |
12 | ソーヴァリアント | 牡6 | 池添 |
13 | セッション | 牡4 | 坂井瑠 |
14 | ソウルラッシュ | 牡6 | 松山 |
15 | フリームファクシ | 牡4 | 富田暁 |
16 | ボルザコフスキー | 牡5 | 吉村誠 |
17 | エエヤン | 牡4 | Mデム |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-1-0-11 | 7.7% | 15.4% | 15.4% |
2枠 | 2-1-3-9 | 13.3% | 20.0% | 40.0% |
3枠 | 1-2-2-12 | 5.9% | 17.6% | 29.4% |
4枠 | 1-3-1-12 | 5.9% | 23.5% | 29.4% |
5枠 | 0-1-0-17 | 0.0% | 5.6% | 5.6% |
6枠 | 2-1-3-13 | 10.5% | 15.8% | 31.6% |
7枠 | 2-1-0-18 | 9.5% | 14.3% | 14.3% |
8枠 | 1-0-1-18 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
複勝率では内枠(1-4)29.0%・外枠(5-8)15.4%と内枠が圧倒的に有利。例年、京都の開幕週に行われており、内外で馬場差がないことが理由の1つとして挙げられるでしょう。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-2-0-8 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
先行 | 5-3-5-20 | 15.2% | 24.2% | 39.4% |
差し | 2-5-4-44 | 3.6% | 12.7% | 20.0% |
追込 | 3-0-1-38 | 7.1% | 7.1% | 9.5% |
逃げ馬は苦戦気味で、複勝率39.4%の先行馬が狙い目。4コーナー以降はゴールまで平坦コースですので、直線の入り口である程度前にいることが好走条件かなと思います。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 3-3-2-2 | 30.0% | 60.0% | 80.0% |
2~3 | 4-2-3-11 | 20.0% | 30.0% | 45.0% |
4~6 | 2-4-2-22 | 6.7% | 20.0% | 26.7% |
7~9 | 1-1-2-26 | 3.3% | 6.7% | 13.3% |
10~ | 0-0-1-49 | 0.0% | 0.0% | 2.0% |
4~5歳馬が1番人気になったときの成績は脅威の3-3-1-1(連対率75.0%・複勝率87.5%)。※2015~16年のフィエロのみ6歳上
タイトルのとおり安定感抜群ですので、該当馬がいたら必ず買い目にいれましょう!
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 4-5-2-33 | 9.1% | 20.5% | 25.0% |
5歳 | 5-1-6-19 | 16.1% | 19.4% | 38.7% |
6歳 | 1-1-1-25 | 3.6% | 7.1% | 10.7% |
7上 | 0-3-1-33 | 0.0% | 8.1% | 10.8% |
4歳馬/5歳馬はプラス要素と考えます。勝率と複勝率に注目すると、特に5歳馬が良いですね!
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
中山記念 | 3-0-0-1 | 75.0% | 75.0% | 75.0% |
阪神C | 2-0-0-1 | 66.7% | 66.7% | 66.7% |
東京新聞杯 | 0-2-3-11 | 0.0% | 12.5% | 31.3% |
ダービー卿 | 0-0-1-19 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
OPクラス | 2-4-1-41 | 4.2% | 12.5% | 14.6% |
3勝クラス | 1-0-0-5 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
中山記念と阪神Cはデータ数が少なく信頼度低め。勝ち馬こそいないものの、東京新聞杯組(複勝率31.3%)は少しプラス要素でしょう。逆に20頭中1頭しか馬券に絡んでないダービー卿組はマイナス要素ですかね。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 3-2-1-22 | 10.7% | 17.9% | 21.4% |
2着 | 2-2-3-8 | 13.3% | 26.7% | 46.7% |
3着 | 1-1-0-4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
4着 | 2-0-1-3 | 33.3% | 33.3% | 50.0% |
5着 | 1-2-1-5 | 11.1% | 33.3% | 44.4% |
6~9着 | 1-1-3-27 | 3.1% | 6.3% | 15.6% |
10着~ | 0-2-1-40 | 0.0% | 4.7% | 7.0% |
データ数が多くなるほど、各数値(勝率/連対率/複勝率)が悪くなるのは一般的な傾向。これといった強い傾向はないと考えるのがベストでしょうか。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 1-2-3-14 | 5.0% | 15.0% | 30.0% |
中山 | 4-2-2-30 | 10.5% | 15.8% | 21.1% |
中京 | 2-0-0-10 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
京都 | 1-2-2-8 | 7.7% | 23.1% | 38.5% |
阪神 | 2-4-2-38 | 4.3% | 13.0% | 17.4% |
海外 | 0-0-1-2 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
前走開催場所から得られる傾向はなさそうですね。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 0-0-1-22 | 0.0% | 0.0% | 4.3% |
4週 | 1-1-1-25 | 3.6% | 7.1% | 10.7% |
5~9週 | 6-2-1-21 | 20.0% | 26.7% | 30.0% |
10~25週 | 3-7-7-31 | 6.3% | 20.8% | 35.4% |
5週以上間隔を空けた方が良いのは一目瞭然です。前走からの間隔が4週以下の馬は割り引いて良いと思います。
コース傾向
マイル路線の拡充を目的に4歳以上の別定重量戦として、1970年に阪神芝1600mを舞台に創設されました。2012年より1週繰り下げられたことに伴い、京都芝1600m(外回り)開催へと移動。
本競走は安田記念やヴィクトリアマイルの前哨戦に位置付けられています。また、2014年から優勝馬に安田記念の優先出走権が与えられております。
京都・芝1600m(外回り)
向正面2コーナー奥の引き込み線からスタート。3コーナーまでは700mと長く、途中に高低差4mの上り坂があるため、一旦ペースが落ち着きます。
3コーナーでは逆に4m下り、ここからペースアップしながら4コーナーを回って、約400mの直線に向かいます。
直線は平坦なため、ロングスパートを強いられる展開になりやすく、最後まで脚を持続するスタミナも必要になります。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
小雨
馬場
良
使用コース
Aコース:第3回京都の開幕週。概ね良好な状態
土曜は雨が降らず、全レース良馬場での開催となりましたが、日曜は朝から小雨が降る模様。ただ、降水量は多くないと思われるため、パンパンの馬場ではないですが、良馬場になると考えます。
京都の土曜のレースを振り返ると、芝で5レースが行われました。うち2レースは差し馬の勝利となりましたが、全体を通した印象ではやはり前有利の状況。
馬場傾向としては、道中前目に付けて、直線は内側を通る馬を狙いたいですね~!
展開予想
逃げ:⑰
先行:①③⑥⑬
差し:②④⑦⑧⑨⑩⑭⑮
追込:⑤⑪⑫⑯
①トゥードジボン、⑥ビーアストニッシド、⑬セッションと前にいきそうな馬が数頭いますが、前走2コーナーから2番手以下を離した逃げで結果を残した⑰エエヤンが先手を取ると予想。
平均~ややハイである程度速いペースでは流れると考えますが、開幕週の馬場で平坦コースですので、前目につけた馬はなかなか止まらないでしょう。
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:③セリフォス
〇:⑧トランキリテ
▲:①トゥードジボン
△:⑭ソウルラッシュ
本命は③セリフォス。前日は僅差ながら、1番人気に支持されてますね。
内枠・先行・1番人気の5歳馬と馬場傾向、データ的にも後押しする要素ばかりですので、迷わず1番手としました。
対抗は⑧トランキリテ。馬場傾向で話した土曜の2レースの差しでの勝利はいずれも武豊騎手。
近2走は京都マイルで安定した結果を残してますし、実績は上位2頭には及ばないものの勢いを重視します。
3番手は①トゥードジボン。最内1番と開幕週には絶好の枠に入りました。
近走は2桁着順と結果が出てませんが、内ラチを先行して先に抜け出す競馬ができれば上位も見えてくると思います。
あとは、セリフォスと人気を分け合っている⑭ソウルラッシュも実績で抜けているので、買い目におさえます。