2024/3/10(日)、金鯱賞(G2・芝2000m)が中京競馬場で開催。
データ分析結果から「開幕週の中京は逃げ馬を中心視!」。詳細は記事内でご確認ください!
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | シーズンリッチ | 牡4 | 吉田隼 |
2 | ワイドエンペラー | 牡6 | 高杉 |
3 | ドゥレッツァ | 牡4 | ルメール |
4 | プログノーシス | 牡6 | 川田 |
5 | ブレイヴロッカー | 牡4 | 丸山 |
6 | ヨーホーレイク | 牡6 | 藤岡康 |
7 | ヤマニンサルバム | 牡5 | 三浦 |
8 | バラジ | セ5 | 菅原明 |
9 | ノッキングポイント | 牡4 | 戸崎 |
10 | アラタ | 牡7 | 横山典 |
11 | エアサージュ | 牡6 | 池添 |
12 | ハヤヤッコ | 牡8 | 幸英明 |
13 | レッドジェネシス | セ6 | 角田和 |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-2-1-8 | 8.3% | 25.0% | 33.3% |
2枠 | 1-0-1-10 | 8.3% | 8.3% | 16.7% |
3枠 | 2-1-1-8 | 16.7% | 25.0% | 33.3% |
4枠 | 0-1-3-11 | 0.0% | 6.7% | 26.7% |
5枠 | 2-0-3-13 | 11.1% | 11.1% | 27.8% |
6枠 | 0-2-1-15 | 0.0% | 11.1% | 16.7% |
7枠 | 1-3-0-15 | 5.3% | 21.1% | 21.1% |
8枠 | 3-1-1-16 | 14.3% | 19.0% | 23.8% |
複勝率で見ると内枠(1-4)27.5%・外枠(5-8)22.4%とかなり内枠が強い。中京開幕週は芝状態が内外で差がないため、ロスなく立ち回れる内の馬が良いですね。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 2-3-1-4 | 20.0% | 50.0% | 60.0% |
先行 | 2-4-3-25 | 5.9% | 17.6% | 26.5% |
差し | 5-3-7-28 | 11.6% | 18.6% | 34.9% |
追込 | 1-0-0-39 | 2.5% | 2.5% | 2.5% |
開幕週の中京は逃げ馬を中心視! 連対率/複勝率ともに50%overはなかなかお目にかかれないデータなので、逃げ馬は積極的に狙っていきたいです。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 6-2-1-1 | 60.0% | 80.0% | 90.0% |
2~3 | 1-2-3-14 | 5.0% | 15.0% | 30.0% |
4~6 | 2-2-6-20 | 6.7% | 13.3% | 33.3% |
7~9 | 0-4-0-26 | 0.0% | 13.3% | 13.3% |
10~ | 1-0-1-35 | 2.7% | 2.7% | 5.4% |
データを見ると一目瞭然、1番人気が圧倒的に好成績。複勝率に至っては90%もあるので、買い目には必ず入れておきましょう。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 6-4-1-16 | 22.2% | 37.0% | 40.7% |
5歳 | 2-4-6-28 | 5.0% | 15.0% | 30.0% |
6歳 | 1-1-4-26 | 3.1% | 6.3% | 18.8% |
7上 | 1-1-0-24 | 3.8% | 7.7% | 7.7% |
世代間でかなり差があるデータが出ていますね。4歳馬を中心視、5歳馬も少しプラス要素として捉えて良いと思います。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
有馬記念 | 3-0-1-9 | 23.1% | 23.1% | 30.8% |
中山金杯 | 0-1-1-3 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
小倉大賞典 | 0-1-0-6 | 0.0% | 14.3% | 14.3% |
中日新聞杯 | 1-1-0-2 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
白富士S | 2-0-3-2 | 28.6% | 28.6% | 71.4% |
本レースと同じ左回り2000mで行われている東京のOP競走である白富士S、複勝率71.4%は激アツデータとなっており、該当馬がいたら注目しておきたいです。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 1-0-3-5 | 11.1% | 11.1% | 44.4% |
2着 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
3着 | 0-2-0-9 | 0.0% | 18.2% | 18.2% |
4着 | 3-1-1-4 | 33.3% | 44.4% | 55.6% |
5着 | 1-1-0-4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
6~9着 | 1-1-2-17 | 4.8% | 9.5% | 19.0% |
10着~ | 0-1-1-17 | 0.0% | 5.3% | 10.5% |
そこまで顕著に差があるデータではないですが、前走5着以内は少しプラスに考えて良いかもです。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 3-1-3-7 | 21.4% | 28.6% | 50.0% |
中山 | 3-1-2-21 | 11.1% | 14.8% | 22.2% |
中京 | 1-1-0-7 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
京都 | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
阪神 | 0-0-1-9 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
小倉 | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
海外 | 0-3-1-2 | 0.0% | 50.0% | 66.7% |
複勝率が50%以上となっているのは東京・海外の2つ。東京は前述の白富士Sとリンクしていると考えます。よって、海外組がいたらおさえておくのもアリかと。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1~4週 | 0-1-0-14 | 0.0% | 6.7% | 6.7% |
5~9週 | 2-1-4-26 | 6.1% | 9.1% | 21.2% |
10~25週 | 4-5-3-25 | 10.8% | 24.3% | 32.4% |
半年以上 | 1-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
間隔は10週以上がベストな条件と言えそうですね。
コース傾向
1984年のグレード制の導入によりG3に格付け、1996年にG2に格上げされ、別定2000mの条件になりました。
開催時期は2012年に暮れの開催に変更されたが、2017年に大阪杯がG1に格上げされたことに伴い、前哨戦として3月開催に移動、優勝馬に対し大阪杯の優先出走権が付与されています。
中京・芝2000m
直線半ばあたりからコースをぐるっと1周する形態ですが、スタート直後に上り坂を走るのが特徴です。1~2コーナーほぼ平坦で流れは落ち着きますが、向正面から直線入り口までのなだらかな下り坂でペースアップします。
そして、約410mの直線で2度目の高低差2mの急坂を駆け上がります。直線が長く力勝負のイメージが強いですが、パワーの非力な馬は2度の坂越えで失速する可能性を考えておくべきでしょう。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
使用コース
Bコース:全体的には良好な状態
今週から開幕となった中京競馬場。土曜の結果を振り返ると、差しが決まったレースもあったものの、基本的には内&前有利と考えて良いと思います。
なお、土曜の芝コースは全レース良馬場での開催となりました。明日は雨の心配はなさそうなので、引き続き良い状態でレースを迎えられそうです。
展開予想
逃げ:⑦
先行:①③⑪
差し:②④⑤⑥⑧⑨
追込:⑩⑫⑬
逃げ候補は⑦ヤマニンサルバム・⑪エアサージュの2頭。
先手を主張する馬はいないと考えますので、2頭の中で内を引いた⑦がハナを切ると予想します。
ペースは遅くなりそうな気がします。
ある程度、前目の位置に付けて、なおかつ、切れ味のある馬に展開が向きそうですね~!
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:③ドゥレッツァ
〇:⑦ヤマニンサルバム
△:④プログノーシス
本命は③ドゥレッツァ。5連勝でのG1制覇、かつ、菊花賞は圧勝でした。
内枠・逃げ/先行・1番人気・4歳馬と後押しするデータが揃ってますので、不動の軸馬で良いと考えてます。
対抗は⑦ヤマニンサルバム。左回りの2000mでリステッド→G3と連勝中。
スタート良ければ、当然先手をとると思いますし、馬場状態や展開の恩恵をこの馬が最も受けそうだなと思いました。
あとは、押さえで④プログノーシスまでを買い目に入れます。
データ的には積極的には買いたくないのですが、海外帰りが好走する点とこれまでの実績を評価して3番手とします。