2024/11/24(日)、ジャパンカップ(G1・芝2400m)が東京競馬場で開催。
データ分析結果から「好走条件は1枠・1番人気・前走1着」。詳細は記事内でご確認ください。
出走予定馬・想定騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ゴリアット | セ4 | スミヨン |
2 | ブローザホーン | 牡5 | 菅原明 |
3 | ドウデュース | 牡5 | 武豊 |
4 | ジャスティンパレス | 牡5 | Cデム |
5 | シュトルーヴェ | セ5 | 鮫島駿 |
6 | ダノンベルーガ | 牡5 | 松山 |
7 | シンエンペラー | 牡3 | 坂井瑠 |
8 | オーギュストロダン | 牡4 | ムーア |
9 | チェルヴィニア | 牝3 | ルメール |
10 | ドゥレッツァ | 牡4 | ビュイック |
11 | カラテ | 牡8 | 杉原誠 |
12 | ソールオリエンス | 牡4 | 横山武 |
13 | ファンタスティックM | 牡4 | ピーヒュ |
14 | スターズオンアース | 牝5 | 川田 |
歴史・コース
外国から強豪馬を招待して、世界に通用する強い馬作りを目指すべく、1981年に創設されました。
創設当初の10年間は外国馬8勝と海外との差が顕著でしたが、2006年以降は全て日本馬が優勝しており、日本馬のレベルが飛躍的に高まったと言えるでしょう。
東京・芝2400m
スタンド前からのスタート、1コーナーから向正面にかけて緩やかな下り坂のため、最初の5ハロンはペースが速くなりやすいですが、向正面の中ほどに上り坂があり、ここでペースが一旦緩みます。
その後は2度目の下りを経て、約525mの直線へと向かいます。直線の前半にある坂ではスタミナが残っているかが重要で、後半の平坦部分では瞬発力が要求される王道のコース形態になってます。
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 5-4-1-7 | 29.4% | 52.9% | 58.8% |
2枠 | 2-0-4-13 | 10.5% | 10.5% | 31.6% |
3枠 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
4枠 | 0-2-0-18 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
5枠 | 0-1-0-19 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
6枠 | 0-1-0-19 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
7枠 | 1-1-2-21 | 4.0% | 8.0% | 16.0% |
8枠 | 0-0-2-25 | 0.0% | 0.0% | 7.4% |
複勝率は内枠(1-4)28.9%、外枠(5-8)8.7%で圧倒的に内枠が好成績。枠単体で見ると、1枠が断トツで良く、2~3枠も比較的良い成績だと見ています。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
先行 | 5-3-3-25 | 13.9% | 22.2% | 30.6% |
差し | 4-6-5-59 | 5.4% | 13.5% | 20.3% |
追込 | 0-0-1-46 | 0.0% | 0.0% | 2.1% |
捲り | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
逃げ/先行/差しが横一線ながら、先行が少し良さげかなという印象。一方、該当馬47頭中、3着が1頭のみの追込はマイナス要素でしょう。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 5-1-2-2 | 50.0% | 60.0% | 80.0% |
2~3 | 2-5-4-9 | 10.0% | 35.0% | 55.0% |
4~6 | 3-3-4-20 | 10.0% | 20.0% | 33.3% |
7~9 | 0-1-0-29 | 0.0% | 3.3% | 3.3% |
10~ | 0-0-0-78 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
パッと見た感じかなり偏りがありますね。1番人気は圧倒的に強く、2~3番人気も複勝率50%以上。一方、7番人気以下はほとんど馬券内がなく、かなりのマイナス要素と考えます。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 1-4-2-17 | 4.2% | 20.8% | 29.2% |
4歳 | 5-3-4-38 | 10.0% | 16.0% | 24.0% |
5歳 | 4-3-4-31 | 9.5% | 16.7% | 26.2% |
6歳 | 0-0-0-32 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7上 | 0-0-0-20 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の1~3着馬は全て3~5歳馬。6歳以上は全て4着以下なので、大幅に割り引いていいと思います。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
天皇賞秋 | 6-3-5-34 | 12.5% | 18.8% | 29.2% |
京都大賞典 | 3-1-0-19 | 13.0% | 17.4% | 17.4% |
秋華賞 | 1-2-1-3 | 14.3% | 42.9% | 57.1% |
ア共和国杯 | 0-1-1-13 | 0.0% | 6.7% | 13.3% |
G3レース | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
OPクラス | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3勝クラス | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走G1/G2レース以外からの馬券内はゼロ。あまり頭数は多くありませんが、G3以下のレースからの参戦馬はマイナス要素でしょう。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 5-4-5-22 | 13.9% | 25.0% | 38.9% |
2着 | 1-1-0-22 | 4.2% | 8.3% | 8.3% |
3着 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
4着 | 1-1-1-17 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
5着 | 0-1-1-10 | 0.0% | 8.3% | 16.7% |
6~9着 | 2-1-1-28 | 6.3% | 9.4% | 12.5% |
10着~ | 0-1-1-32 | 0.0% | 2.9% | 5.9% |
タイトルにもあるとおり「好走条件は1枠・1番人気・前走1着」。前走1着は該当馬が36頭いて、勝率/連対率/複勝率全てでTopですので、プラス要素と捉えたいと思います。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 6-4-7-58 | 8.0% | 13.3% | 22.7% |
中山 | 0-0-1-8 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
中京 | 0-0-1-0 | 0.0% | 0.0% | 100% |
京都 | 3-4-1-22 | 10.0% | 23.3% | 26.7% |
阪神 | 1-1-0-11 | 7.7% | 15.4% | 15.4% |
海外 | 0-1-0-28 | 0.0% | 3.4% | 3.4% |
サンプル数が30頭前後いるのは、東京・京都・海外からの参戦馬。その中では海外からの参戦が圧倒的に成績が悪く、やはり日本馬が優勢かなと考えます。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 0-1-1-19 | 0.0% | 4.8% | 9.5% |
4週 | 6-3-5-42 | 10.7% | 16.1% | 25.0% |
5~9週 | 4-6-3-56 | 5.8% | 14.5% | 18.8% |
10~25週 | 0-0-0-13 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
天皇賞秋組が該当する間隔4週が最も成績が良いです。また、複勝圏内の30頭中27頭が4~9週に該当することも、念のためおさえておきましょう。
予想に役立つ注目馬
過去データの好走傾向からプラス要素/マイナス要素に該当する馬は以下のとおり。馬券予想にお役立ちできれば幸いです。
プラス要素
枠番:1枠~3枠
- ①ゴリアット
- ②ブローザホーン
- ③ドウデュース
- ④ジャスティンパレス
脚質:先行
- ⑥ダノンベルーガ
- ⑩ドゥレッツァ
- ⑪カラテ
人気 (※前日最終):1~3番人気
- ③ドウデュース
- ⑨チェルヴィニア
- ④ジャスティンパレス
前走着順:1着
- ①ゴリアット
- ③ドウデュース
- ⑨チェルヴィニア
間隔:4週
- ③ドウデュース
- ④ジャスティンパレス
- ⑥ダノンベルーガ
- ⑫ソールオリエンス
マイナス要素
脚質:追込
- ②ブローザホーン
- ③ドウデュース
- ⑫ソールオリエンス
人気 (※前日時点):7番人気以下
- ⑩ドゥレッツァ
- ⑫ソールオリエンス
- ⑦シンエンペラー
- ②ブローザホーン
- ⑤シュトルーヴェ
- ⑬ファンタスティック
- ⑥ダノンベルーガ
- ⑪カラテ
年齢:6歳以上
- ⑪カラテ
前走レース:G3以下
- 該当馬なし
前走場所:海外
- ①ゴリアット
- ⑦シンエンペラー
- ⑧オーギュストロダン
- ⑩ドゥレッツァ
- ⑬ファンタスティック
- ⑭スターズオンアース
馬場傾向・レース予想
当日の馬場傾向、及び、これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
展開予想
逃げ:⑭
先行:⑥⑩⑪
差し:①④⑤⑦⑧⑨⑬
追込:②③⑫
逃げ馬不在のため、正直なところ何が逃げるか想像がつきません。スタートが良かった馬が押し出されるように先手をとると思いますが、ペースはスロー必至でしょう。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
使用コース
Cコース:3~4コーナーおよび直線の内柵沿いに軽微な傷みあり
土曜のレース結果を見ると、馬場の真ん中から外を差してくる馬が上位に来てた印象です。2か月開催の最終週ということもあり、ペース次第ではありますが、基本は外差し傾向と考えて良いでしょう。
最終見解
◎:⑨チェルヴィニア
〇:③ドウデュース
1~2番人気の組み合わせとなりますが、前走成績を見る限り、この2頭で決まりそうな気がしてます。ペースがスロー濃厚なので、2頭の中では前に位置取りするであろう、⑨チェルヴィニアを本命としました。