2024/12/1(日)、チャンピオンズカップ(G1・ダ1800m)が中京競馬場で開催。
データ分析結果から「前走地方出走馬を狙え!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | クラウンプライド | 牡5 | 横山武 |
2 | レモンポップ | 牡6 | 坂井瑠 |
3 | ハギノアレグリアス | 牡7 | 岩田望 |
4 | ペプチドナイル | 牡6 | 藤岡佑 |
5 | ペイシャエス | 牡5 | 横山和 |
6 | ドゥラエレーデ | 牡4 | ムーア |
7 | セラフィックコール | 牡4 | Cデム |
8 | ウィルソンテソーロ | 牡5 | 川田 |
9 | テーオードレフォン | 牡5 | 三浦 |
10 | アーテルアストレア | 牝5 | 菱田裕 |
11 | ミトノオー | 牡4 | 松山 |
12 | サンライズジパング | 牡3 | 武豊 |
13 | ミックファイア | 牡4 | ルメール |
14 | スレイマン | 牡6 | 斎藤新 |
15 | グロリアムンディ | 牡6 | 北村宏 |
16 | ガイアフォース | 牡5 | 長岡禎 |
歴史・コース
1995年に地方交流が飛躍的に拡大され、ダート競走で活躍した馬がドバイやアメリカへと挑戦するようになりました。これにより、芝のジャパンCと並ぶ競走をダートでも開催する動きが高まり、2000年に国際招待競走ジャパンカップダートが創設。
その後、2014年に中京ダ1800mを舞台を移され、日本馬を中心とした国際競走チャンピオンズカップへリニューアルされました。
中京・ダ1800m
スタンド前からスタートして1周するレイアウト。ゴール前の直線が上り坂となっており、スタートは坂の途中にある。起伏に富んだコース形態で直線も約410mと長く、ダートでは国内屈指のタフなコース。
最後の直線の前半に勾配2mの上り坂が控えており、脚質に関係なく最後はスタミナが問われるコースと言える。
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-2-2-13 | 0.0% | 11.8% | 23.5% |
2枠 | 2-2-2-14 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
3枠 | 3-0-2-15 | 15.0% | 15.0% | 25.0% |
4枠 | 1-1-0-18 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
5枠 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
6枠 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
7枠 | 0-3-1-16 | 0.0% | 15.0% | 20.0% |
8枠 | 1-0-0-18 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
複勝率では内枠(1-4)22.1%・外枠(5-8)16.5%で内枠が優勢。枠単体で見ると、2~3枠が複勝率25.0%を超えており、狙い目でしょうか。逆に8枠は連対率/複勝率が唯一1桁となってます。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-3-7 | 9.1% | 9.1% | 36.4% |
先行 | 4-4-5-24 | 10.8% | 21.6% | 35.1% |
差し | 3-2-1-50 | 5.4% | 8.9% | 10.7% |
追込 | 2-4-1-45 | 3.8% | 11.5% | 13.5% |
直線が比較的長い中京コースではありますが、ダートレースの定番である前有利のデータになってます。複勝率30%超えの逃げ/先行馬を本線に考えたいです。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 3-3-0-4 | 30.0% | 60.0% | 60.0% |
2~3 | 3-3-3-11 | 15.0% | 30.0% | 45.0% |
4~6 | 2-1-2-25 | 6.7% | 10.0% | 16.7% |
7~9 | 1-2-2-25 | 3.3% | 10.0% | 16.7% |
10~ | 1-1-3-61 | 1.5% | 3.0% | 7.6% |
上位人気が順当に結果を出しているレースと言えそうで、勝率1.5%・連対率3.0%の10番人気以下は馬連には不向きでしょうか。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 2-2-2-12 | 11.1% | 22.2% | 33.3% |
4歳 | 2-1-1-36 | 5.0% | 7.5% | 10.0% |
5歳 | 4-2-3-26 | 11.4% | 17.1% | 25.7% |
6歳 | 2-4-2-25 | 6.1% | 18.2% | 24.2% |
7上 | 0-1-2-27 | 0.0% | 3.3% | 10.0% |
ダートレースは高齢馬が比較的活躍しやすい特徴があるものの、G1レースになると7歳以上はやはり苦戦傾向にありますね。あと、意外にも4歳馬の成績がかなり悪く、4歳は少し評価を下げたいです。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
JBCC | 4-4-2-32 | 9.5% | 19.0% | 23.8% |
南部杯 | 3-2-1-7 | 23.1% | 38.5% | 46.2% |
シリウスS | 1-0-0-7 | 12.5% | 12.5% | 12.5% |
みやこS | 0-2-4-29 | 0.0% | 5.7% | 17.1% |
武蔵野S | 0-2-0-25 | 0.0% | 7.4% | 7.4% |
JBCL | 1-0-0-3 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
日本TV盃 | 1-0-0-2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
該当馬13頭と少なめですが、マイル南部杯組の活躍は目を見張るものがありますね!あとは頭数が比較的多いところに言及すると、武蔵野S組が複勝率1桁なので、マイナス要素かなと思います。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 4-3-1-33 | 9.8% | 17.1% | 19.5% |
2着 | 1-1-2-12 | 6.3% | 12.5% | 25.0% |
3着 | 2-3-2-15 | 9.1% | 22.7% | 31.8% |
4着 | 2-0-1-12 | 13.3% | 13.3% | 20.0% |
5着 | 1-1-0-14 | 6.3% | 12.5% | 12.5% |
6~9着 | 0-2-2-23 | 0.0% | 7.4% | 14.8% |
10着~ | 0-0-2-17 | 0.0% | 0.0% | 10.5% |
前走好走した馬が順当に成績を残していると言えそうですが、前走大敗からの巻き返しもあり、6着以下もマイナス要素とまでは言い難いでしょうか。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
札幌 | 0-0-1-1 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
東京 | 0-2-0-29 | 0.0% | 6.5% | 6.5% |
中京 | 1-0-0-3 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
京都 | 0-2-3-27 | 0.0% | 6.3% | 15.6% |
阪神 | 0-0-2-14 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
地方 | 9-6-3-43 | 14.8% | 24.6% | 29.5% |
タイトルにもあるとおり「前走地方出走馬を狙え!」。過去10年で9勝してますので、これはおさえておきたいデータです。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 0-2-0-26 | 0.0% | 7.1% | 7.1% |
4週 | 1-5-6-52 | 1.6% | 9.4% | 18.8% |
5~9週 | 8-3-2-36 | 16.3% | 22.4% | 26.5% |
10~25週 | 1-0-2-8 | 9.1% | 9.1% | 27.3% |
勝率/連対率ともにかなり良い間隔5~9週が中心。JBCCや南部杯組が該当するので、前走レースと合わせて考えたいです。
予想に役立つ注目馬
過去データの好走傾向からプラス要素/マイナス要素に該当する馬は以下のとおり。馬券予想にお役立ちできれば幸いです。
プラス要素
枠番:2~3枠
- ③ハギノアレグリアス
- ④ペプチドナイル
- ⑤ペイシャエス
- ⑥ドゥラエレーデ
脚質:逃げ/先行
- ②レモンポップ
- ⑧ウィルソンテソーロ
- ⑨テーオードレフォン
- ⑪ミトノオー
前走レース:南部杯
- ②レモンポップ
- ④ペプチドナイル
- ⑬ミックファイア
前走場所:地方
- ②レモンポップ
- ④ペプチドナイル
- ⑦セラフィックコール
- ⑧ウィルソンテソーロ
- ⑩アーテルアストレア
- ⑬ミックファイア
- ⑭スレイマン
間隔:5~9週
- ②レモンポップ
- ③ハギノアレグリアス
- ④ペプチドナイル
- ⑩アーテルアストレア
- ⑬ミックファイア
- ⑮グロリアムンディ
マイナス要素
枠番:8枠
- ⑮グロリアムンディ
- ⑯ガイアフォース
人気 (※前日時点):10番人気以下
- ⑨テーオードレフォン
- ⑬ミックファイア
- ⑩アーテルアストレア
- ⑤ペイシャエス
- ⑭スレイマン
- ⑪ミトノオー
- ⑮グロリアムンディ
年齢:4歳/7歳以上
- ③ハギノアレグリアス
- ⑥ドゥラエレーデ
- ⑦セラフィックコール
- ⑪ミトノオー
- ⑬ミックファイア
前走レース:武蔵野S
- ⑤ペイシャエス
馬場傾向・レース予想
当日の馬場傾向、及び、これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
展開予想
逃げ:⑪
先行:②⑧⑨
差し:①③④⑤⑥⑫⑬⑮
追込:⑦⑩⑭⑯
枠番は②レモンポップが良さそうですが、強引にでも⑪ミトノオーがハナを主張するのではないかと思います。他にも⑧ウィルソンテソーロ、⑨テーオードレフォンなど前に付けたい馬がいるため、ハイペースは必至と見ています。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
土曜は全レース良馬場で行われました。日曜も雨の心配はなく、引き続き良い状態での開催となりそうです。
最終見解
◎:④ペプチドナイル
〇:⑫サンライズジパング
▲:①クラウンプライド
△:⑩アーテルアストレア
まずは前置きとして、このレースはハイペース必至と予想しているため、先行タイプの②レモンポップ・⑧ウィルソンテソーロは上位人気ですが、馬券対象から外そうと思います。
本命は④ペプチドナイル。近走はマイルで結果を残してますが、元々中距離メインでしたので、距離延長も問題なし。フェブラリーSの内容が強かったですし、データ的にもプラス要素が多いので、1番手評価とします。
対抗は⑫サンライズジパング。3歳世代はフォーエバーヤングが抜けて強いですが、この馬もなかなかの実力の持ち主。左回りも歓迎ですし、差し馬の展開になれば、勝ち負けできると見ています。
あとは、前走⑧ウィルソンテソーロを圧倒した①クラウンプライド、大穴ですが追込強烈な⑩アーテルアストレアを加えて、BOX馬券で勝負したいと思います!