2024/3/17(日)、阪神大賞典(G2・芝3000m)が阪神競馬場で開催。
データ分析結果から「春の長距離戦は1番人気と4歳馬!」。詳細は記事内でご確認ください!
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | プリュムドール | 牝6 | 和田竜 |
2 | ブローザホーン | 牡5 | 菅原明 |
3 | ディアスティマ | 牡7 | ムルザバ |
4 | ジャンカズマ | 牡6 | 小沢大 |
5 | ユーキャンスマイル | 牡9 | 荻野琢 |
6 | テーオーロイヤル | 牡6 | 菱田裕 |
7 | アンタンスルフレ | セ6 | 岡部誠 |
8 | メイショウブレゲ | 牡5 | 酒井学 |
9 | ワープスピード | 牡5 | 川田 |
10 | サヴォーナ | 牡4 | 池添 |
11 | ゴールデンスナップ | 牝4 | 浜中 |
12 | ディープボンド | 牡7 | 岩田望 |
13 | シルヴァーソニック | 牡8 | 武豊 |
14 | ゼーゲン | セ9 | 松若 |
15 | ショウナンバシット | 牡4 | Mデム |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-1-2-6 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
2枠 | 0-1-2-7 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
3枠 | 1-1-1-8 | 9.1% | 18.2% | 27.3% |
4枠 | 0-1-2-10 | 0.0% | 7.7% | 23.1% |
5枠 | 1-1-1-10 | 7.7% | 15.4% | 23.1% |
6枠 | 1-3-1-11 | 6.3% | 25.0% | 31.3% |
7枠 | 2-1-1-15 | 10.5% | 15.8% | 21.1% |
8枠 | 4-1-0-15 | 20.0% | 25.0% | 25.0% |
複勝率では内枠(1-4)29.5%・外枠(5-8)25.0%で内枠が優勢。枠単体では1枠が複勝率40%でTop、長距離戦ではロスなく立ち回れる点が優位となる印象を持ちます。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-0-2-8 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
先行 | 5-6-3-23 | 13.5% | 29.7% | 37.8% |
差し | 1-2-1-22 | 3.8% | 11.5% | 15.4% |
追込 | 0-1-4-29 | 0.0% | 2.9% | 14.7% |
捲り | 4-1-0-0 | 80.0% | 100% | 100% |
先行馬が連対率29.7%・複勝率37.8%となっており、他を圧倒しています。一方、逃げ馬はデータ的には苦戦傾向、3~4コーナーで一気にペースアップすることが多く、目標にされる分弱いのかも。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 6-1-1-2 | 60.0% | 70.0% | 80.0% |
2~3 | 4-2-4-10 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
4~6 | 0-6-3-21 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
7~9 | 0-1-1-28 | 0.0% | 3.3% | 6.7% |
10~ | 0-0-1-21 | 0.0% | 0.0% | 4.5% |
上位人気がかなり優秀で、その中でも1番人気は勝率60%を筆頭に安定感が抜群。馬券対象は上位人気に絞るのも良いでしょう。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 4-4-3-10 | 19.0% | 38.1% | 52.4% |
5歳 | 4-3-4-18 | 13.8% | 24.1% | 37.9% |
6歳 | 2-3-3-21 | 6.9% | 17.2% | 27.6% |
7上 | 0-0-0-33 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
記事のタイトルでも触れたように、4歳馬を中心視したいですね。また、7歳以上は大幅に割り引きが必要かと思います。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
有馬記念 | 5-6-2-6 | 26.3% | 57.9% | 68.4% |
AJCC | 2-0-0-6 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
日経新春杯 | 1-0-1-7 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
ダイヤモンド | 0-1-2-15 | 0.0% | 5.6% | 16.7% |
京都記念 | 0-0-2-7 | 0.0% | 0.0% | 22.2% |
OPクラス | 0-0-1-10 | 0.0% | 0.0% | 9.1% |
3勝クラス | 0-2-1-12 | 0.0% | 13.3% | 20.0% |
有馬記念組が連対率57.9%・複勝率68.4%と前走レースデータではあまりお目にかかれないほど好成績。一線級の明け4~5歳馬がこのローテになることが多い印象です。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 2-1-2-14 | 10.5% | 15.8% | 26.3% |
2着 | 2-2-1-3 | 25.0% | 50.0% | 62.5% |
3着 | 1-1-2-1 | 20.0% | 40.0% | 80.0% |
4着 | 0-1-1-9 | 0.0% | 9.1% | 18.2% |
5着 | 1-0-0-12 | 7.7% | 7.7% | 7.7% |
6~9着 | 3-3-1-28 | 8.6% | 17.1% | 20.0% |
10着~ | 1-2-3-15 | 4.8% | 14.3% | 28.6% |
前走2~3着馬がデータ上は良いですが、サンプル数がそれぞれ一桁と少ないので、信頼度は低めかもしれません。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 1-1-3-23 | 3.6% | 7.1% | 17.9% |
中山 | 8-7-2-16 | 24.2% | 45.5% | 51.5% |
中京 | 0-0-1-7 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
京都 | 1-1-3-15 | 5.0% | 10.0% | 25.0% |
阪神 | 0-1-1-10 | 0.0% | 8.3% | 16.7% |
その他 | 0-0-0-11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上記で触れた有馬記念組の影響が強く、前走中山が最も優秀なデータとなっています。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 0-1-1-10 | 0.0% | 8.3% | 16.7% |
4週 | 0-1-2-20 | 0.0% | 4.3% | 13.0% |
5~9週 | 3-1-3-28 | 8.6% | 11.4% | 20.0% |
10~25週 | 7-7-4-20 | 18.4% | 36.8% | 47.4% |
コチラも有馬記念組の影響が強いと考えるのが妥当でしょう。年明け初戦の馬を中心に考えたいと思います。
コース傾向
1953年に創設された重賞競走で、当初は3歳以上のハンデキャップ競走として阪神・芝2000mで行われていました。
その後、1974年に芝3000mに変更、1987年より開催時期が春の阪神開催に繰り上げられ、天皇賞春の前哨戦に位置付けられました。なお、2014年より1着馬に天皇賞春への優先出走権が与えられております。
阪神・芝3000m(内回り)
向正面の入口からスタート、内回りコースを1周半してコーナーを6つ回るコース形態。3コーナー付近から緩やかに下り、直線半ばで上るを2回繰り返す形になります。
序盤はゆったりした流れで、2周目の3~4コーナーで一気にペースアップすることが多く、長く良い脚を使えるステイヤーとしての資質が問われるレースです。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
曇り・小雨
馬場
良
使用コース
Aコース:3~4コーナー、直線にかけて部分的な傷みがみられますが、全体的には良好な状態。
土曜は全レース良馬場での開催となりましたが、日曜は少し雨予報となっておりますね。
ただ、小雨~弱雨程度とのことで、水分は含むものの良馬場発表になるのでは、と考えています。
阪神は1回開催の7~8日目に突入。全体的に芝は良好で前が残ったり・差しが届いたりとフラットな状況と見ています。
よって、道中の位置取りによる有利/不利はないと思いますよ~!
展開予想
逃げ:③
先行:④⑥⑩
差し:②⑨⑪⑫⑬⑭⑮
追込:①⑤⑦⑧
逃げ候補は③ディアスティマ・④ジャンカズマの2頭ですが、大方の予想では③がハナを切りそう。
押し出されての逃げは考えにくく、最初の1000mは61秒くらいの平均ペースで流れると見ています。
3コーナーあたりから徐々にペースが上がり、長距離戦らしくロングスパートの展開になると思いますよ!
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:⑩サヴォーナ
〇:②ブローザホーン
▲:⑥テーオーロイヤル
本命は⑩サヴォーナ。
データ的に強い要素である4歳馬+先行馬。長距離では安定して力を発揮できており、1番手評価にしました。
対抗は②ブローザホーン。
データからロスなく立ち回れる1~2枠は良いですし、前走強かったので重賞2連勝も十分あり得ると見てます。
そして最後に⑥テーオーロイヤル。前日時点で1番人気ですので、おさえない訳にはいかないでしょう。
以上、全て上位人気になってしまいましたが、このレースは下位人気が成績悪いので、致し方なしですね・・