2024/7/21(日)、中京記念(G3・芝1800m)が小倉競馬場で開催。
データ分析結果から「2年ぶりに小倉芝1800mでの開催」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | テーオーシリウス | 牡6 | 西塚洸 |
2 | アルナシーム | 牡5 | 横山典 |
3 | セルバーグ | 牡5 | 和田竜 |
4 | ワールドリバイバル | 牡6 | 小牧太 |
5 | カテドラル | 牡8 | 幸英明 |
6 | エピファニー | 牡5 | 杉原 |
7 | エルトンバローズ | 牡4 | 西村淳 |
8 | タガノパッション | 牝6 | Mデム |
9 | ボーデン | セ6 | 団野 |
10 | ソレイユヴィータ | 牝4 | 吉村誠 |
11 | アナゴサン | 牡6 | 松若 |
12 | セオ | 牡4 | 岩田康 |
13 | ニホンピロキーフ | 牡4 | 田口貫 |
14 | ロングラン | セ6 | 松山 |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-1-0-18 | 0.0% | 5.3% | 5.3% |
2枠 | 1-0-1-17 | 5.3% | 5.3% | 10.5% |
3枠 | 4-2-0-13 | 21.1% | 31.6% | 31.6% |
4枠 | 0-1-2-16 | 0.0% | 5.3% | 15.8% |
5枠 | 0-0-1-19 | 0.0% | 0.0% | 5.0% |
6枠 | 0-4-1-15 | 0.0% | 20.0% | 25.0% |
7枠 | 3-2-0-16 | 14.3% | 23.8% | 23.8% |
8枠 | 2-0-5-14 | 9.5% | 9.5% | 33.3% |
複勝率では内枠(1-4)15.8%、外枠(5-8)22.0%と外枠がかなり優勢。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 2-0-0-9 | 18.2% | 18.2% | 18.2% |
先行 | 3-2-1-31 | 8.1% | 13.5% | 16.2% |
差し | 2-6-3-49 | 3.3% | 13.3% | 18.3% |
追込 | 3-2-6-39 | 6.0% | 10.0% | 22.0% |
差し/追込がかなり好成績を残してますが、あくまで中京1600mの傾向である点にご注意を・・
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2-0-4-4 | 20.0% | 20.0% | 60.0% |
2~3 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
4~6 | 3-5-4-18 | 10.0% | 26.7% | 40.0% |
7~9 | 3-0-1-26 | 10.0% | 10.0% | 13.3% |
10~ | 1-3-0-64 | 1.5% | 5.9% | 5.9% |
上位人気ほど良い成績となっていますが、2~3番人気は少し凹み気味で、4~6番人気の方が好成績です。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 1-1-0-6 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
4歳 | 1-0-5-18 | 4.2% | 4.2% | 25.0% |
5歳 | 6-7-4-44 | 9.8% | 21.3% | 27.9% |
6歳 | 2-1-1-29 | 6.1% | 9.1% | 12.1% |
7上 | 0-1-0-31 | 0.0% | 3.1% | 3.1% |
3歳馬は出走数が10頭未満でやや信頼度が落ちることまで踏まえると、5歳馬が中心と言えそうです。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
パラダイスS | 2-2-0-8 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
安田記念 | 1-2-0-10 | 7.7% | 23.1% | 23.1% |
米子S | 2-1-2-25 | 6.7% | 10.0% | 16.7% |
ヴィクトリアM | 0-1-2-8 | 0.0% | 9.1% | 27.3% |
OPクラス | 6-5-3-61 | 8.0% | 14.7% | 18.7% |
3勝クラス | 0-0-1-6 | 0.0% | 0.0% | 14.3% |
今年は中京1600mではなく、小倉1800mでの開催となるため、前走レースは参考外でいいと思います。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 2-1-4-10 | 11.8% | 17.6% | 41.2% |
2着 | 1-2-2-10 | 6.7% | 20.0% | 33.3% |
3着 | 0-0-1-12 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
4着 | 2-1-0-11 | 14.3% | 21.4% | 21.4% |
5着 | 1-1-0-12 | 7.1% | 14.3% | 14.3% |
6~9着 | 1-2-2-28 | 3.0% | 9.1% | 15.2% |
10着~ | 3-3-1-45 | 5.8% | 11.5% | 13.5% |
前走1~2着が複勝率30%以上とかなりの良績。この点は少しおさえておいた方が良いかと考えます。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
新潟 | 1-1-0-6 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
東京 | 6-6-5-53 | 8.6% | 17.1% | 24.3% |
中山 | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中京 | 0-0-0-11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
京都 | 0-2-1-12 | 0.0% | 13.3% | 20.0% |
阪神 | 3-1-4-34 | 7.1% | 9.5% | 19.0% |
ここも参考外でいいと思います。新潟・東京が良いのは同じ左回りの中京開催のとき限定と推測されるため。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2~3週 | 0-0-0-12 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4週 | 3-3-1-17 | 12.5% | 25.0% | 29.2% |
5~9週 | 4-2-4-60 | 5.7% | 8.6% | 14.3% |
10~25週 | 3-5-5-37 | 6.0% | 16.0% | 26.0% |
これといった強い傾向は見られないとの印象。出走馬のほとんどは間隔4週以上空くと考えられるため。
コース傾向
中京競馬場で行われている重賞の中で最も古い歴史を持つ競走で、1953年に3歳以上・別定の重賞競走として創設されました。
1955年に負担重量がハンデキャップに変更、その後は幾度かの条件変更があり、2012年に「サマーマイルシリーズ」の第1戦に指定され、開催時期を7月、距離が芝1600mになりました。
2020年に米子Sが同シリーズに加えられたため、現在は第2戦に繰り下げられております。
小倉・芝1800m
直線半ばからスタートして約1周するコース形態。ゴール版を過ぎて1コーナーまでは上り坂、その後は4コーナーまで基本的に下り勾配となる。
直線は平坦で293mと短いため、直線だけでの差し切りは難しいと言えます。
また、2コーナーからは下りしかなく、ペースが緩みにくいコース形態のため、ロングスパート勝負になりやすく、末脚の持続力が求められます。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
使用コース
Aコース:コース内側に傷みがあり。3~4コーナーにかけて傷みが顕著
まずは、天候面ですが、小倉は7/19(金)に雨が降ったこともあり、土曜の芝コースは全日、稍重での開催となりました。
なお、土曜と日曜は雨の心配はほぼないため、日曜のメインレースまでには良に回復すると思います。
- 02R:1(内)→4(外)→7(外)
- 05R:2(中)→1(内)→8(中)
- 07R:2(内)→1(内)→3(中)
- 09R:9(外)→2(内)→3(内)
- 11R:8(外)→6(外)→3(内)
- 12R:2(内)→4(内)→3(内)
※1着→2着→3着の4コーナー通過順。()は4角位置
それでは馬場傾向について。雨が多い時期ということも重なって、馬場が悪化しやすい印象です。
特にコーナー内側は、芝が剥がれて土が見えている状況で、小倉にしては珍しく外差しが決まり始めました。
直線の短い小回りコースということもあり、先行する馬が上位人気になりやすい傾向だと思いますが、今の馬場傾向であれば、穴馬として、外差しを狙うのも面白いかもです!
展開予想
逃げ:③
先行:①④⑪⑫
差し:②⑥⑦⑧⑩⑬
追込:⑤⑨⑭
大方の予想では③セルバーグが逃げると思いますが、内枠の①④・外枠の⑪⑫と逃げもありそうな馬が多数いますね。
よって、スローは考えにくいのでペース予想は平均~ハイ、よどみのない流れになるでしょう。
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:⑫セオ
〇:⑥エピファニー
▲:②アルナシーム
△:⑬ニホンピロキーフ
本命は⑫セオ。データ分析から前走2着以内はプラス要素。
2連勝で先行力がありますし、好位の外で競馬ができそうなので、1番手評価としました。
対抗は⑥エピファニー。このレースは5歳馬が馬券内によく来ていますね。
今春に同条件の小倉大賞典を勝利していますし、外差しの届く馬場なら春の再来も十分あり得るでしょう。
そして、3番手は同じく5歳馬の②アルナシーム。近2走は1800mで2着→5着とまずまず安定してます。
道中ロスなく回って、4コーナーあたりから外に出す競馬ができれば、面白い存在かと・・。
あとは、前日1番人気の⑬ニホンピロキーフをおさえて、この4頭で勝負したいと思います!