2023/12/16(土)、ターコイズステークス(G3・芝1600m)が中山競馬場で開催。
出走予定馬の紹介、過去データ/コース傾向分析、及び、本レースの予想を行います。
出走馬・騎手
出走馬
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ルージュエクレール | 牝4 | 菅原明 |
2 | フィールシンパシー | 牝4 | 横山琉 |
3 | アナザーリリック | 牝5 | 津村 |
4 | ルージュスティリア | 牝4 | 三浦 |
5 | ミスニューヨーク | 牝6 | Mデム |
6 | フィアスプライド | 牝5 | ルメール |
7 | サーマルウインド | 牝4 | 北村宏 |
8 | ライトクオンタム | 牝3 | 大野 |
9 | サウンドビバーチェ | 牝4 | 浜中 |
10 | ヒップホップソウル | 牝3 | 横山武 |
11 | ルージュリナージュ | 牝4 | 横山和 |
12 | ソーダズリング | 牝3 | 武豊 |
13 | キタウイング | 牝3 | 江田照 |
14 | ウインピクシス | 牝4 | 戸崎 |
15 | コナコースト | 牝3 | 鮫島駿 |
16 | クリノプレミアム | 牝6 | 松岡 |
過去8年データ
本レースの過去8年データ(2015~2022年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-0-1-14 | 6.3% | 6.3% | 12.5% |
2枠 | 1-0-1-14 | 6.3% | 6.3% | 12.5% |
3枠 | 0-1-1-14 | 0.0% | 6.3% | 12.5% |
4枠 | 2-3-1-10 | 12.5% | 31.3% | 37.5% |
5枠 | 1-2-0-13 | 6.3% | 18.8% | 18.8% |
6枠 | 0-0-0-16 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7枠 | 2-1-2-11 | 12.5% | 18.8% | 31.3% |
8枠 | 1-1-2-12 | 6.3% | 12.5% | 25.0% |
内外の複勝率では内枠(1-4)18.8%・外枠(5-8)18.8%と全くのイーブン。枠単体で見ると、7~8枠が1~3枠よりも複勝率が良く、他の重賞ではあまり見られない傾向となってます。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-1-6 | 12.5% | 12.5% | 25.0% |
先行 | 2-3-1-24 | 6.7% | 16.7% | 20.0% |
差し | 3-4-4-41 | 5.8% | 13.5% | 21.2% |
追込 | 2-1-2-33 | 5.3% | 7.9% | 13.2% |
中山コースは直線が310mと中央4場では最も短い影響か、追込が少し苦戦傾向。ただし、勝率では先行/差しと大差ないので、割り引く必要まではないと判断しています。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2-0-1-5 | 25.0% | 25.0% | 37.5% |
2~3 | 2-4-1-9 | 12.5% | 37.5% | 43.8% |
4~6 | 3-2-0-19 | 12.5% | 20.8% | 20.8% |
7~9 | 0-0-2-22 | 0.0% | 0.0% | 8.3% |
10~ | 1-2-4-49 | 1.8% | 5.4% | 12.5% |
上位(1-3)人気で見ると、連対率33.3%・複勝率41.7%とソコソコ良い数字。その他で注目したい点は10番人気以下の複勝率12.5%が他重賞よりは良いので、3連複の相手候補に大穴を入れても面白そう!
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 4-2-1-28 | 11.4% | 17.1% | 20.0% |
4歳 | 2-5-4-27 | 5.3% | 18.4% | 28.9% |
5歳 | 2-1-2-36 | 4.9% | 7.3% | 12.2% |
6歳 | 0-0-1-13 | 0.0% | 0.0% | 7.1% |
3歳・4歳馬中心なのはデータから明らかでしょう。5歳馬は少し割り引き、6歳馬は大幅に割り引いていいと考えてます。
前走レース名
- 秋華賞(G1):2-0-1-9/12
- 府中牝馬S(G2):1-1-1-13/16
- エ女王杯(G1):1-0-1-5/7
- OPクラス:1-3-2-29/35
- 3勝クラス:1-2-1-17/21
勝率10%超え&複勝率20%超えは秋華賞(G1)・エ女王杯(G1)組。ただし、頭数が10頭前後と少ないため、過度な信頼は禁物かと・・
前走着順
- 1着:1-2-1-20/24 → 16.7%
- 2着:1-3-0-0/4 → 100%
- 3着:0-1-1-7/9 → 22.2%
- 4着:1-0-0-6/7 → 14.3%
- 5着:0-0-0-2/2 → 0.0%
- 6~9着:1-0-3-21/25 → 16.0%
- 10着~:4-2-3-47/56 → 16.1%
過去8年で前走10着以下で馬券内は9頭。→の先は複勝率を表しますが、1着馬と10着以下がほとんど変わらないため、前走からの巻き返しがあるレースだと言うことを頭の片隅に入れておきたいですね。
コース傾向
本レースは2015年に新設された重賞で、中山競馬場の芝1600m外回りの牝馬限定・ハンデキャップ競走で行われています。
1コーナー奥の引き込み線からスタート、外回りコースをぐるっと回り、直線310mの独特なコース形態。スタート地点から最初のコーナーまで約200m、距離が短く先行争いが激しくなることもしばしば。
更に2コーナー過ぎから直線まで下り勾配であるため、道中の息も入りにくく、ゴール前に高低差2m超えの急坂があります。
直線の半ばで先行馬の脚色が鈍り、ゴール直前で着順が一変する可能性があることも覚えておきたいです。
当該コースデータ
2022年以降のレース結果(中山・芝1600m)を対象にデータを抽出しました。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 10-18-20-130 | 5.6% | 15.7% | 27.0% |
2枠 | 19-12-13-137 | 10.5% | 17.1% | 24.3% |
3枠 | 17-13-9-151 | 8.9% | 15.8% | 20.5% |
4枠 | 22-12-10-158 | 10.9% | 16.8% | 21.8% |
5枠 | 15-16-15-162 | 7.2% | 14.9% | 22.1% |
6枠 | 11-8-15-178 | 5.2% | 9.0% | 16.0% |
7枠 | 13-14-14-180 | 5.9% | 12.2% | 18.6% |
8枠 | 8-22-19-177 | 3.5% | 13.3% | 21.7% |
複勝率:内枠(1-4) 23.3%、外枠(5-8) 19.6%
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 23-18-9-84 | 17.2% | 30.6% | 37.3% |
先行 | 57-52-54-242 | 14.1% | 26.9% | 40.2% |
差し | 22-37-42-474 | 3.8% | 10.3% | 17.6% |
追込 | 10-7-10-464 | 2.0% | 3.5% | 5.5% |
捲り | 3-1-0-7 | 27.3% | 36.4% | 36.4% |
複勝率:逃げ/先行 39.5%、左記以外 12.3%
上位人気馬の見解
上位人気が予想される馬の見解と不安要素を述べたいと思います。
サウンドビバーチェ
2023年5月14日 東京 ヴィクトリアM(G1)
5着 (8人気) 芝1600 良 (松山)
2023年4月8日 阪神 阪神牝馬S(G2)
1着 (6人気) 芝1600 稍重 (浜中)
2023年2月11日 阪神 洛陽S(L)
11着 (2人気) 芝1600 良 (団野)
阪神牝馬S(G2)は2番手から抜け出し快勝。ヴィクトリアM(G1)でも先行して5着に粘り、一流馬相手にも実力があるところを見せました。
不安要素
近2走はどちらかというと先行馬有利の展開。前/後ろフラットな展開になったときに、結果を残せるでしょうか。
コナコースト
2023年10月15日 京都 秋華賞(G1)
8着 (4人気) 芝2000 稍重 (鮫島駿)
2023年5月21日 東京 優駿牝馬(G1)
7着 (3人気) 芝2400 良 (レーン)
2023年4月9日 阪神 桜花賞(G1)
2着 (6人気) 芝1600 良 (鮫島駿)
チューリップ賞(G2)→桜花賞(G1)はともに2着。その後2戦は着外でしたが、マイル戦に距離短縮する今回は巻き返しの期待大です。
不安要素
重賞2着の実績はありますが、勝利経験があるのは新馬戦のみ。善戦できるけど勝てない馬も過去に多くいたので、頭にするのは怖い気がしてます。
ヒップホップソウル
2023年10月15日 京都 秋華賞(G1)
9着 (6人気) 芝2000 稍重 (横山武)
2023年9月9日 中山 紫苑S(G2)
2着 (2人気) 芝2000 稍重 (横山武)
2023年5月21日 東京 優駿牝馬(G1)
6着 (14人気) 芝2400 良 (津村)
フラワーC(G3)・紫苑S(G2)と2着に好走するも、G1では結果を残すことができず、2戦とも着外に敗れました。古馬との混合戦にはなりますが、重賞初勝利を目指します。
不安要素
中山コースは合うと思いますが、実績を残しているのは稍重~不良のとき。良馬場のフェアリーS(G3)は11着と惨敗しているので、乾いた馬場になった場合、結果を残せるでしょうか。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
曇り
馬場
良~稍重
使用コース
Aコース:3~4コーナーの内側に傷みがありますが、その他は概ね良好な状態
金曜日に雨が降り、芝は水分を含んだ状態です。なお、当日の天気は曇り予想のため、良馬場での開催になりそうですが、パンパンの状態ではないでしょう。
そして、中山は開催5日目。先週の日曜は差しが決まっていて、かつ、内側の馬場が荒れ始めているので、外差し傾向になってくると考えております。
展開予想
逃げ:⑧
先行:⑦⑨⑭⑮
差し:①②⑤⑥⑩⑫⑯
追込:③④⑪⑬
逃げるのは⑦サーマルウインド or ⑧ライトクオンタムだと思います。
⑧がオークスで逃げて以降、少し抑えが効かない感じとも思えるので、予想は上記のとおりとしました。
ペースは平均だと思いますが、⑦が逃げて⑧がかかり気味に競りかける形となれば、速くなる可能性も・・。
馬場傾向まで踏まえると、中団待機で直線で外から差してくる馬に注目したいと考えてます!
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:⑩ヒップホップソウル
〇:⑫ソーダズリング
▲:⑭ウインピクシス
△:⑬キタウイング
本命は⑩ヒップホップソウル。
稍重よりの馬場で外差し傾向と分析しているので、中山の実績を信じて1番手評価としました。
対抗は⑫ソーダズリング。
ゆくゆくは重賞で考えてましたが、このメンバなら実力も通用すると思いますので、このオッズなら積極的に買いたいです。
そして、7~8枠の複勝率が良く、下位人気もデータ的に通用するので、⑭ウインピクシス・⑬キタウイングを大穴として馬券内に入れて、BOXで勝負したいと思います!