1984年の創設以来、京都11月3週目に芝1600m(外)で変わることなく行われており、秋のベストマイラーを決める1戦に位置付けられています。
クラシックを戦ってきた3歳馬、天皇賞秋から参戦する一流の古馬など、多彩なメンバが揃うレースになっております。
出走馬・騎手
出走馬
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ソウルラッシュ | 牡5 | モレイラ |
2 | ビーアストニッシド | 牡4 | 和田竜 |
3 | ダノンスコーピオン | 牡4 | 団野 |
4 | エエヤン | 牡3 | Mデム |
5 | ジャスティンカフェ | 牡5 | 坂井瑠 |
6 | ダノンザキッド | 牡5 | 北村友 |
7 | エルトンバローズ | 牡3 | 西村淳 |
8 | ソーヴァリアント | 牡5 | 池添 |
9 | シュネルマイスター | 牡5 | ルメール |
10 | マテンロウオリオン | 牡4 | 横山典 |
11 | セリフォス | 牡4 | 川田 |
12 | レッドモンレーヴ | 牡4 | 横山和 |
13 | セルバーグ | 牡4 | 松山 |
14 | バスラットレオン | 牡5 | 鮫島駿 |
15 | イルーシヴパンサー | 牡5 | 岩田望 |
16 | ナミュール | 牝4 | ムーア |
注目馬
本レースの出走予定馬の中から、主な注目馬をピックアップしました。
シュネルマイスター
シュネルマイスター(牡5)
手塚厩舎(美浦)、サンデーレーシング
2023年10月8日 東京 毎日王冠(G2)
3着 (2人気) 芝1800 良 (ルメール)
2023年6月4日 東京 安田記念(G1)
3着 (1人気) 芝1600 良 (ルメール)
2023年4月23日 京都 マイラーズC(G2)
1着 (1人気) 芝1600 良 (ルメール)
Memo
前走は外に出すのが遅れた影響もあり、必至に追い込むも3着まで、決して力負けでは無かったと思います。
最後の末脚は確かですし、以前の安定感も取り戻して来ましたので、最有力候補の1頭で間違いないでしょう。
セリフォス
セリフォス(牡4)
中内田厩舎(栗東)、G1レーシング
2023年6月4日 東京 安田記念(G1)
2着 (3人気) 芝1600 良 (レーン)
2023年3月25日 ア首 ドバイターフ(G1)
5着 芝1800 良 14頭 (レーン)
2022年11月20日 阪神 マイルCS(G1)
1着 (6人気) 芝1600 良 (レーン)
Memo
昨年の本レースの覇者、今年の安田記念も2着とマイルでは5-2-0-2、馬券外の2回も4着、抜群の安定感を誇ります。
休み明けでも力を発揮できるタイプですが、夏負けの影響で富士Sを回避しスライドしてきた点は少し気になりますね。
ナミュール
ナミュール(牝4)
高野厩舎(栗東)、キャロットファーム
2023年10月21日 東京 富士S(G2)
1着 (1人気) 芝1600 良 (モレイラ)
2023年6月4日 東京 安田記念(G1)
16着 (9人気) 芝1600 良 (横山武)
2023年5月14日 東京 ヴィクトリアM(G1)
7着 (2人気) 芝1600 良 (横山武)
Memo
今年はマイルにこだわったローテでようやく前走勝利、着差以上に強い内容だったのでやはりマイルは合いますね!
気になる点は間隔10週以上が3-2-0-1に対し、休み明け2戦目が0-0-0-4、前走のパフォーマンスを期待できるかが鍵。
エルトンバローズ
エルトンバローズ(牡3)
杉山晴厩舎(栗東)、猪熊広次
2023年10月8日 東京 毎日王冠(G2)
1着 (4人気) 芝1800 良 (西村淳)
2023年7月2日 福島 ラジNIK賞(G3)
1着 (3人気) 芝1800 良 (西村淳)
2023年5月6日 京都 3歳1勝クラス
1着 (2人気) 芝1600 良 (西村淳)
Memo
前走は展開が少し向いた感もありますが、古馬相手に見事に勝利を飾り、重賞2連勝を達成しました。
過去10年データでは先行勢の勝利はありませんが、前走のような競馬がベストなので内枠が欲しいところです。
ソウルラッシュ
ソウルラッシュ(牡5)
池江泰厩舎(栗東)、石川達絵
2023年9月10日 中山 京成杯AH(G3)
1着 (2人気) 芝1600 良 (松山)
2023年6月4日 東京 安田記念(G1)
9着 (6人気) 芝1600 良 (松山)
2023年4月23日 京都 マイラーズC(G2)
3着 (3人気) 芝1600 良 (松山)
Memo
59Kgのトップハンデも苦にせず、内枠を活かした立ち回りで、実に1年半ぶりとなる勝利をもぎ取りました。
上位勢と比較すると、末脚はやや劣ると思いますので、中団より前で競馬できれば上位進出もあり得ると見てます。
データ分析
過去10年データ、当該コースデータからレース傾向をまとめました。
過去10年データ
本レースの過去10年データ(2013~2022年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-1-0-18 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
2枠 | 1-3-3-13 | 5.0% | 20.0% | 35.0% |
3枠 | 2-0-2-16 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
4枠 | 0-3-2-15 | 0.0% | 15.0% | 25.0% |
5枠 | 1-1-0-18 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
6枠 | 2-1-0-17 | 10.0% | 15.0% | 15.0% |
7枠 | 0-1-3-21 | 0.0% | 4.0% | 16.0% |
8枠 | 3-0-0-26 | 10.3% | 10.3% | 10.3% |
複勝率では内枠(1-4)22.5%・外枠(5-8)12.8%とかなり内枠が好成績を残しています。後述のコースデータとは相反する結果ですので、どちらを重視すべきかは難しいところですね。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
先行 | 0-2-5-28 | 0.0% | 5.7% | 20.0% |
差し | 6-8-4-64 | 7.3% | 17.1% | 22.0% |
追込 | 3-0-1-43 | 6.4% | 6.4% | 8.5% |
連対率では差しが一歩リード。京都外回りコースは直線が約400m、差し切れるだけの長さは十分ありますので、差し馬を中心視したいと考えています。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2-1-2-5 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
2~3 | 3-8-1-8 | 15.0% | 55.0% | 60.0% |
4~6 | 4-0-4-22 | 13.3% | 13.3% | 26.7% |
7~9 | 1-1-3-25 | 3.3% | 6.7% | 16.7% |
10~ | 0-0-0-84 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1番人気はそこまで強いとは言えない印象ですね。それよりも2~3番人気が2着に8回来ており、コチラを狙っていきたいですね~!
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 3-1-2-30 | 8.3% | 11.1% | 16.7% |
4歳 | 3-5-4-25 | 8.1% | 21.6% | 32.4% |
5歳 | 3-3-4-53 | 4.8% | 9.5% | 15.9% |
6歳 | 1-1-0-20 | 4.5% | 9.1% | 9.1% |
7上 | 0-0-0-16 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3歳~5歳馬でほぼ占めており、連対率/複勝率を見ると4歳馬が最も強いと言えそう。逆に6歳以上は割り引きが必要だと思います。
前走レース名
- 富士S(G3):2-3-1-32/38
- 毎日王冠(G2):2-2-2-20/26
- 天皇賞秋(G1):1-1-2-6/10
- 富士S(G2):1-0-1-11/13
- スワンS(G2):0-3-2-33/38
天皇賞秋(G1)は頭数は少なめですが良い成績を残しています。頭数が多くて信頼感があるデータは毎日王冠(G2)組だと考えています。
前走着順
- 1着:3-2-3-23/31
- 2着:2-4-1-16/23
- 3着:3-3-2-14/22
- 4着:0-0-3-14/17
- 5着:1-1-1-14/17
- 6~9着:1-0-0-25/26
- 10着~:0-0-0-38/38
前走下位着順からの巻き返しはほとんどないレース。1~3着 > 4~5着 > 6~9着の順となっており、10着以下からの馬券内はゼロです。
当該コースデータ
2020年以降のレース結果(京都・芝1600m)を対象にデータを抽出しました。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 5-7-4-73 | 5.6% | 13.5% | 18.0% |
2枠 | 5-10-2-76 | 5.4% | 16.1% | 18.3% |
3枠 | 7-2-9-81 | 7.1% | 9.1% | 18.2% |
4枠 | 9-14-6-78 | 8.4% | 21.5% | 27.1% |
5枠 | 11-11-12-84 | 9.3% | 18.6% | 28.8% |
6枠 | 12-4-13-95 | 9.7% | 12.9% | 23.4% |
7枠 | 12-9-11-108 | 8.6% | 15.0% | 22.9% |
8枠 | 7-11-12-109 | 5.0% | 12.9% | 21.6% |
複勝率では内枠(1-4)20.6%・外枠(5-8)24.0%となっており、外枠有利の傾向であると考えております。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 6-6-3-53 | 8.8% | 17.6% | 22.1% |
先行 | 33-28-22-165 | 13.3% | 24.6% | 33.5% |
差し | 21-27-29-238 | 6.7% | 15.2% | 24.4% |
追込 | 8-7-15-248 | 2.9% | 5.4% | 10.8% |
逃げと差しの成績にそこまで開きがないということは、かなり差しが効くコースであると言えそうです。
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
松山 | 9-2-5-24 | 22.5% | 27.5% | 40.0% |
川田 | 8-5-5-11 | 27.6% | 44.8% | 62.1% |
福永 | 5-3-3-11 | 22.7% | 36.4% | 50.0% |
藤岡佑 | 4-3-2-22 | 12.9% | 22.6% | 29.0% |
北村友 | 4-2-2-21 | 13.8% | 20.7% | 27.6% |
松山騎手はセルバーグ、川田騎手はセリフォス、北村友騎手はダノンザキッドに騎乗予定。
厩舎 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
杉山晴 | 5-2-0-14 | 23.8% | 33.3% | 33.3% |
池添学 | 5-0-4-7 | 31.3% | 31.3% | 56.3% |
渡辺薫 | 4-2-1-14 | 19.0% | 28.6% | 33.3% |
池江泰 | 3-3-1-8 | 20.0% | 40.0% | 46.7% |
矢作 | 3-3-0-10 | 18.8% | 37.5% | 37.5% |
杉山晴厩舎からエルトンバローズ、池江寿厩舎からソウルラッシュ、矢作厩舎からバスラットレオンが出走予定。
レース予想
先週のエリザベス女王杯は△▲◎で見事3連複をGET!
配当は2,910円と安かったですが、頭数を4頭に絞りそこそこプラスになりました~。この調子で今週も連勝といきたいと思います。
京都は今週からCコースを使用。ただ、直線は内側の馬場が荒れており、土曜のメインは外差しの馬が1着・3着。過去データやコースデータも差し傾向があるので、その点を頭に入れて予想をしていきましょう!
予想印
◎:⑨シュネルマイスター
〇:⑫レッドモンレーヴ
▲:⑧ソーヴァリアント
△:⑦エルトンバローズ
△:⑪セリフォス
本命はシュネルマイスター。昨年は5着に敗れましたが、スプリンターズSから参戦した昨年とは臨戦過程が違います。
後方で差し損ねる可能性は十分にありますが、馬券は3連複を考えているので、軸にはピッタリではないでしょうか。
対抗はレッドモンレーヴ。前走の富士Sで馬券でお世話になりました(笑)
関西圏での出走がほとんどない点は気になりますが、差し脚は素晴らしいものがありますし、この人気なら積極的に買いでしょう!
3番手はソーヴァリアント。
マイルでは決めてに欠けるとは思いますが、ペースが速くなって上がりがかかる展開になれば、ワンチャンあると見てます。
あとは、人気上位のエルトンバローズ・セリフォスまでをおさえます。
セリフォスは富士Sを回避した点は気になりますが、マイル戦で崩れる可能性は低いと判断し、買い目から外すのは無謀かと判断しました。