2016年は、北島三郎オーナーが競馬場で「祭り」を唄うシーンが多かったですね~
大野商事の名義で馬主をされておりますが、50年以上の馬主歴があると聞いて驚きました!
私が知っている馬と言えば、キタサンブラック以外ではキタサンヒボタンくらいしかパッと思いつかない・・
ということで、これまでの経歴や所有馬を調べて、本記事にまとめてみました。
北島三郎氏の初出走は?
北島三郎オーナーは1963年から馬主となっており、初めて所有した馬の名前は「リュウ」だそうです。
馬名の由来は、北島三郎オーナーの長男の名前を名付けたとのことです。
最初は個人馬主からスタートされたらしいのですが、TARGETには1986年以降のデータからしかなく、初出走の詳細は不明でした。
なお、1986時点で既に法人馬主である大野商事に馬主名義を変更されていました。
ちなみに、1986年の最初の出走馬は4/27新潟となっていました。
ボーカルライン(牝)
諏訪厩舎(美浦)、飛野牧場
父:ノーザンテースト
母:デラルデライト
父はその当時、リーディングサイアーに輝いていたノーザンテースト。
未出走馬のレースで1.9倍の断トツ1番人気に支持されるも、6着に敗れておりました。
ボーカルラインというネーミングセンスがいかにも、歌手である北島三郎オーナーらしいですね!
大野商事の代表所有馬
2016年末時点で収得賞金額の多い順にTop10を調べてみました。
なお、データが1986年より前のものが残っていないので、それ以前は対象外となります。
所有馬Top10
馬名 | 性齢 | 生年 | 賞金 |
キタサンブラック | 牡5 | 2012 | 34625 |
キタサンミカヅキ | 牡7 | 2010 | 3450 |
キタサンアミーゴ | 引退 | 2006 | 3100 |
キタサンチャンネル | 引退 | 1998 | 2750 |
キタサンヒボタン | 引退 | 1999 | 2050 |
キタサンテイオー | 引退 | 1990 | 1815 |
キタサンサジン | 牡5 | 2012 | 1350 |
キタサンラブコール | 牡6 | 2011 | 1350 |
キタサンシンガー | 引退 | 2009 | 1350 |
キタサンヤマト | 引退 | 1989 | 1190 |
これまでの重賞勝ち馬をまとめてみました。
キタサンブラック(牡)
清水厩舎(栗東)、ヤナガワ牧場
重賞勝ち鞍
天皇賞春(2016/2017)、大阪杯(2017)、JC(2016)、菊花賞(2015)
キタサンヒボタン(牝)
須貝厩舎(栗東)、カタオカステーブル
重賞勝ち鞍
ファンタジーS(2001)
キタサンチャンネル(牡)
橋口厩舎(栗東)、カタオカステーブル
重賞勝ち鞍
NZT(2001)
キタサンヒボタンは今は調教師をされている須貝尚介騎手が主戦を務めていたんですね~
また、お父さんである須貝彦三氏が管理されていました。
キタサンチャンネルは2016年に調教師を定年で引退された橋口弘次郎氏の管理馬でした。
馬主としての成績
2000年~2016年までの成績をまとめてみました。
成績一覧
年度 | 出走 | 勝利 | 重賞 | G1 |
2016 | 73 | 11 | 3 | 2 |
2015 | 77 | 11 | 3 | 1 |
2014 | 74 | 7 | 0 | 0 |
2013 | 97 | 12 | 0 | 0 |
2012 | 77 | 7 | 0 | 0 |
2011 | 70 | 6 | 0 | 0 |
2010 | 61 | 4 | 0 | 0 |
2009 | 90 | 8 | 0 | 0 |
2008 | 79 | 5 | 0 | 0 |
2007 | 58 | 3 | 0 | 0 |
2006 | 44 | 3 | 0 | 0 |
2005 | 45 | 1 | 0 | 0 |
2004 | 77 | 5 | 0 | 0 |
2003 | 73 | 4 | 0 | 0 |
2002 | 96 | 6 | 0 | 0 |
2001 | 53 | 11 | 2 | 0 |
2000 | 52 | 5 | 0 | 0 |
初重賞勝利は2001年でキタサンチャンネルでNZT(G2)を制しました。
同じ年にキタサンヒボタンでファンタジーS(G3)も勝利。
私がこの馬を覚えていたのは、次走の阪神JFで1番人気になって、G1初制覇かと当時にわかに話題となったからです。
結果は4着で勝てませんでしたが、あれから15年以上も経っているんですね!
そして、初G1制覇は2015年の菊花賞、母父サクラバクシンオーで距離が不安視されていたキタサンブラックで勝利。
また、翌年の2016年には、天皇賞春とジャパンカップの2つのG1も勝ちました。
馬主53年目で初G1タイトルを獲得。
突如、キタサンブラックが覚醒したのではなく、この53年の積み重ねが生んだ勝利と言うべきかもしれません。