2024/5/12(日)、ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m)が東京競馬場で開催。
データ分析結果から「高配当も狙える4~6番人気の差し馬」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ライラック | 牝5 | 戸崎 |
2 | フィアスプライド | 牝6 | ルメール |
3 | スタニングローズ | 牝5 | 西村淳 |
4 | コンクシェル | 牝4 | 岩田望 |
5 | ウンブライル | 牝4 | 川田 |
6 | マスクトディーヴァ | 牝4 | モレイラ |
7 | ハーパー | 牝4 | 池添 |
8 | サウンドビバーチェ | 牝5 | 松山 |
9 | テンハッピーローズ | 牝6 | 津村 |
10 | ナミュール | 牝5 | 武豊 |
11 | ルージュリナージュ | 牝5 | 横山和 |
12 | キタウイング | 牝4 | 杉原 |
13 | モリアーナ | 牝4 | 横山典 |
14 | フィールシンパシー | 牝5 | 横山琉 |
15 | ドゥアイズ | 牝4 | 鮫島駿 |
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-0-3-17 | 0.0% | 0.0% | 15.0% |
2枠 | 2-1-2-15 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
3枠 | 5-0-1-14 | 25.0% | 25.0% | 30.0% |
4枠 | 0-2-1-16 | 0.0% | 10.5% | 15.8% |
5枠 | 0-3-0-16 | 0.0% | 15.8% | 15.8% |
6枠 | 1-1-0-18 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
7枠 | 2-0-1-25 | 7.1% | 7.1% | 10.7% |
8枠 | 0-3-2-24 | 0.0% | 10.3% | 17.2% |
複勝率では内枠(1-4)21.5%・外枠(5-8)13.5%と圧倒的に内有利。枠単体では2枠と3枠が好成績、道中の距離ロスが無い内ラチ沿いを通ってこれそうな馬を狙いたいですね~。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 1-0-1-8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
先行 | 2-3-3-29 | 5.4% | 13.5% | 21.6% |
差し | 7-6-5-62 | 8.8% | 16.3% | 22.5% |
追込 | 0-1-1-46 | 0.0% | 2.1% | 4.2% |
連対率と複勝率のTopは差し馬。先行よりも差しの成績が良くなるケースはあまりお目にかかれないデータですので、東京の長い直線を活かして、瞬発力に長けている馬を中心視しましょう。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 2-2-1-5 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
2~3 | 0-3-1-16 | 0.0% | 15.0% | 20.0% |
4~6 | 5-2-4-19 | 16.7% | 23.3% | 36.7% |
7~9 | 2-0-2-26 | 6.7% | 6.7% | 13.3% |
10~ | 1-3-2-79 | 1.2% | 4.7% | 7.1% |
タイトルにも記載したように「高配当も狙える4~6番人気の差し馬」。近年は毎年のように好走例があり、該当しそうな馬は積極的に買い目にいれたいです!
4~6番人気の差し馬
- 2023年:ソングライン (1着・4番人気)
- 2021年:マジックキャッスル (3着・5番人気)
- 2020年:ノームコア (3着・5番人気)
- 2019年:ノームコア (1着・5番人気)
- 2019年:プリモシーン (2着・4番人気)
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 3-6-3-61 | 4.1% | 12.3% | 16.4% |
5歳 | 5-3-6-56 | 7.1% | 11.4% | 20.0% |
6歳 | 1-1-1-24 | 3.7% | 7.4% | 11.1% |
7上 | 1-0-0-4 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
4歳が73頭、5歳が70頭に対し、6歳以上は32頭と半分以下の出走数。よって、1~3着馬のほとんどは4~5歳馬となりますが、それぞれの率を見ると、微妙な差という印象ですね。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
阪神牝馬S | 4-3-4-57 | 5.9% | 10.3% | 16.2% |
中山牝馬S | 1-1-0-11 | 7.7% | 15.4% | 15.4% |
高松宮記念 | 1-0-3-16 | 5.0% | 5.0% | 20.0% |
福島牝馬S | 0-1-1-20 | 0.0% | 4.5% | 9.1% |
大阪杯 | 1-1-2-3 | 14.3% | 28.6% | 57.1% |
出走数は7頭とかなり少ないですが、半数以上が馬券に絡んでいる大阪杯組はプラス要素と捉えます。一方、勝率0%で複勝率も1桁台の福島牝馬S組はマイナス要素と考えていいでしょう。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 0-3-0-36 | 0.0% | 7.7% | 7.7% |
2着 | 1-3-3-23 | 3.3% | 13.3% | 23.3% |
3着 | 1-2-3-9 | 6.7% | 20.0% | 40.0% |
4着 | 1-1-0-5 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
5着 | 1-0-2-7 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
6~9着 | 3-1-1-37 | 7.1% | 9.5% | 11.9% |
10着~ | 3-0-1-28 | 9.4% | 9.4% | 12.5% |
パッと見て目を引くのは前走1着馬がなんと勝率0%、連対率/複勝率も最下位となってます。一般的には着順が良いほど好成績になる傾向が多いですが、それに反しており、この点はおさえておきたいです。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
東京 | 1-1-0-3 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
中山 | 2-2-0-20 | 8.3% | 16.7% | 16.7% |
中京 | 1-0-3-20 | 4.2% | 4.2% | 16.7% |
京都 | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
阪神 | 5-5-6-69 | 5.9% | 11.8% | 18.8% |
福島 | 0-1-1-17 | 0.0% | 5.3% | 10.5% |
前走も本レースが行われる東京コースを走った馬が良い成績となっていますが、サンプル数が少なすぎるので、このデータから得られる傾向はないですね。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3週 | 0-1-1-23 | 0.0% | 4.0% | 8.0% |
4週 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5~9週 | 7-6-9-100 | 5.7% | 10.7% | 18.0% |
10~25週 | 3-3-0-15 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
間隔3週は上でマイナス要素として挙げた、福島牝馬S組が大半となります。5週以上の馬を狙うようにしましょう。
コース傾向
1990年以降、牝馬路線の番組充実が図られる動きが高まり、1996年にエリザベス女王杯が古馬に開放されました。
そして、春季に古馬牝馬の目標となる競走として、2006年にヴィクトリアマイル(G1)が新設されました。本レースは東京・芝1600mを舞台に、春の女王決定戦に位置付けられております。
東京・芝1600m
2コーナーからのスタートでワンターンのコース形態。スタート直後は緩やかな下り坂、テンのペースは上がりやすいです。
向正面から3コーナーで上って下ると、525.9mの直線に向かいます。直線では高低差2mの坂を駆け上がった後、更に300m走ることになります。
平均的に速いペースで流れる上に、最後の瞬発力勝負になることが多く、スタミナと切れ味が求められるコースでしょう。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
晴れ → 曇り
馬場
良
使用コース
Bコース:今週からBコースを使用。柵の移動により傷んだ箇所はカバーされ、概ね良好な状態
土曜の東京は全レース良馬場で行われました。日曜も雨は降らなさそうなので、引き続き良い状態での開催されそう。
それでは、馬場傾向について少し触れます。A→Bコース変わりによって、内外の差がなくなったと思います。
土曜の芝レース結果を見ると、内から先行抜け出し、外差しの両方が決まるフラットな馬場状態と感じました。また、とにかく上がりが早く、32秒~33秒台の決着は必至と見ています。
展開予想
逃げ:④
先行:③⑦⑧⑭
差し:②⑤⑥⑨⑩⑮
追込:①⑪⑫⑬
逃げ候補は③スタニングローズと④コンクシェルの2頭。
条件戦でも2度逃げた経験があり、前走重賞でも逃げて勝利した④が先手をとると予想しました。
③は番手で競馬するのが本来のスタイルですので、隊列はすんなり決まると思います。
ペースは平均~ややスローのゆったりした流れ、最後は長い直線での瞬発力勝負になると見ています。
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:⑤ウンブライル
〇:③スタニングローズ
▲:⑩ナミュール
△:⑥マスクトディーヴァ
本命は⑤ウンブライル。実績は一枚劣りますが、マイルでの切れ味は一級品。
好枠をGetできましたので、道中内で溜めて直線差す競馬ができれば、勝ち負けだと考えています。
対抗は③スタニングローズ。秋華賞以降の4戦は本来の走りができず、少し低迷しているのは事実。
ただし、大阪杯は着差では大きく負けてないので、展開が向きそうな今回は積極的に狙ってみたいと思います。
3番手は⑩ナミュール。近走の安定感や実績では頭2つくらい抜けているかなという印象。
直線では外から確実に伸びてきそうですが、内から抜け出した馬を捉えきれない可能性もあるのでは!?
あとは、モレイラ鞍上で人気を2分している⑥マスクトディーヴァをおさえたいと思います。
馬券は3連複フォーメーション③⑤-③⑤⑥⑩、馬連③-⑤の5点で勝負します!