2024/4/28(日)、天皇賞春(G1・芝3200m)が京都競馬場で開催。
データ分析結果から「道中ロスのない1枠と先行馬を中心視!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
| 番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 
| 1 | サリエラ | 牝5 | 武豊 | 
| 2 | セ8 | (取消) | |
| 3 | プリュムドール | 牝6 | 和田竜 | 
| 4 | ワープスピード | 牡5 | 三浦 | 
| 5 | ブローザホーン | 牡5 | 菅原明 | 
| 6 | ディープボンド | 牡7 | 幸英明 | 
| 7 | タスティエーラ | 牡4 | モレイラ | 
| 8 | ゴールドプリンセス | 牝4 | 田口 | 
| 9 | シルヴァーソニック | 牡8 | Mデム | 
| 10 | サヴォーナ | 牡4 | 池添 | 
| 11 | マテンロウレオ | 牡5 | 横山典 | 
| 12 | ドゥレッツァ | 牡4 | 戸崎 | 
| 13 | スカーフェイス | 牡8 | 松若 | 
| 14 | テーオーロイヤル | 牡6 | 菱田裕 | 
| 15 | メイショウブレゲ | 牡5 | 酒井学 | 
| 16 | チャックネイト | セ6 | 鮫島駿 | 
| 17 | スマートファントム | 牡4 | 岩田望 | 
| 18 | ハピ | 牡5 | 浜中 | 
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
| 枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 
| 1枠 | 4-0-1-13 | 22.2% | 22.2% | 27.8% | 
| 2枠 | 1-1-1-15 | 5.6% | 11.1% | 16.7% | 
| 3枠 | 0-1-1-17 | 0.0% | 5.3% | 10.5% | 
| 4枠 | 1-2-4-13 | 5.0% | 15.0% | 35.0% | 
| 5枠 | 0-1-0-19 | 0.0% | 5.0% | 5.0% | 
| 6枠 | 1-3-1-15 | 5.0% | 20.0% | 25.0% | 
| 7枠 | 1-1-0-21 | 4.3% | 8.7% | 8.7% | 
| 8枠 | 2-1-2-23 | 7.1% | 10.7% | 17.9% | 
複勝率では内枠(1-4)22.7%、外枠(5-8)14.3%と内枠がかなり優勢。枠単体ではタイトルにも記載したとおり、道中ロスのない1枠が良い成績を残してますので、1枠に入った馬は要Check!
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 
| 逃げ | 2-0-0-10 | 16.7% | 16.7% | 16.7% | 
| 先行 | 4-8-5-20 | 10.8% | 32.4% | 45.9% | 
| 差し | 3-2-5-66 | 3.9% | 6.6% | 13.2% | 
| 追込 | 0-0-0-39 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 
| 捲り | 1-0-0-0 | 100% | 100% | 100% | 
逃げ馬はマークされる分、成績がそこまで良いとは言えないですが、圧倒的に強いのが先行馬。3200mの長距離レースですので、直線に入るまでにある程度の前目にいないと厳しそうですね。
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 
| 1 | 3-3-0-4 | 30.0% | 60.0% | 60.0% | 
| 2~3 | 6-1-2-11 | 30.0% | 35.0% | 45.0% | 
| 4~6 | 1-3-5-21 | 3.3% | 13.3% | 30.0% | 
| 7~9 | 0-1-1-28 | 0.0% | 3.3% | 6.7% | 
| 10~ | 0-2-2-72 | 0.0% | 2.6% | 5.3% | 
上位人気が順当に好成績を残しているデータとなってます。複勝率が1桁台の7番人気以下はマイナス要素と考えていいでしょう。
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 
| 4歳 | 4-2-4-30 | 10.0% | 15.0% | 25.0% | 
| 5歳 | 5-3-1-38 | 10.6% | 17.0% | 19.1% | 
| 6歳 | 1-4-2-33 | 2.5% | 12.5% | 17.5% | 
| 7上 | 0-1-3-35 | 0.0% | 2.6% | 10.3% | 
勝率を見ると、4~5歳馬を中心視すべきでしょう。ただ、年齢を重ねるごとに成績が悪くなるのは、他重賞でも見られる一般的な傾向である点を補足しておきます。
| 前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 
| 阪神大賞典 | 3-5-4-49 | 4.9% | 13.1% | 19.7% | 
| 日経賞 | 3-2-3-42 | 6.0% | 10.0% | 16.0% | 
| ダイヤモンド | 0-1-1-16 | 0.0% | 5.6% | 11.1% | 
| 大阪杯 | 2-1-0-5 | 25.0% | 37.5% | 37.5% | 
| 有馬記念 | 1-0-0-0 | 100% | 100% | 100% | 
| AJCC | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% | 
| 日経新春杯 | 0-1-0-0 | 0.0% | 100% | 100% | 
成績が良い下4つの重賞はサンプル数が10頭未満と少ないため、信頼度は低め。一方、50頭以上いる阪神大賞典と日経賞はそこまで成績が良くないです。結論として、前走レースはそこまで気にする必要はないかと。
| 前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 
| 1着 | 5-5-5-21 | 13.9% | 27.8% | 41.7% | 
| 2着 | 2-1-2-22 | 7.4% | 11.1% | 18.5% | 
| 3着 | 1-1-1-18 | 4.8% | 9.5% | 14.3% | 
| 4着 | 1-0-2-12 | 6.7% | 6.7% | 20.0% | 
| 5着 | 1-1-0-13 | 6.7% | 13.3% | 13.3% | 
| 6~9着 | 0-1-0-35 | 0.0% | 2.8% | 2.8% | 
| 10着~ | 0-1-0-14 | 0.0% | 6.7% | 6.7% | 
パッと見て分かるとおり、顕著な傾向がみられるデータです。馬券内30頭中、過半数の15頭が前走1着馬。複勝率は40%を超える成績となっていますので、とにかく前走1着馬をオススメします!
| 前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 
| 東京 | 0-1-1-19 | 0.0% | 4.8% | 9.5% | 
| 中山 | 5-2-3-45 | 9.1% | 12.7% | 18.2% | 
| 中京 | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 
| 京都 | 0-1-1-6 | 0.0% | 12.5% | 25.0% | 
| 阪神 | 5-6-4-59 | 6.8% | 14.9% | 20.3% | 
| 海外 | 0-0-1-1 | 0.0% | 0.0% | 50.0% | 
データ的に使えそうなのは、東京21頭・中山55頭・阪神74頭の3つでしょうか。この中では前走東京組が明らかに悪いので、少しマイナス要素として捉えておきたいです。
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 
| 2~3週 | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 
| 4週 | 2-1-0-6 | 22.2% | 33.3% | 33.3% | 
| 5~9週 | 6-7-8-98 | 5.0% | 10.9% | 17.6% | 
| 10~25週 | 2-2-2-26 | 6.3% | 12.5% | 18.8% | 
これといって強調できるデータはないので、レース間隔から得られる傾向はなさそうです。
コース傾向
天皇賞春は京都・芝3200mを舞台に長い歴史を誇る競走で、1905年に創設されたエンペラーズカップが前身です。
長年、古馬芝3200mの条件で行われていた天皇賞ですが、1984年の番組変革により秋を芝2000mに短縮し、1987年からは3歳馬が出走できるようになりました。
これにより、春は古馬のステイヤーNo.1を、秋は3歳以上の中距離No.1を決めるレースに棲み分けがされて、現在へと至っております。
京都・芝3200m(外回り)

2コーナーを過ぎたあたりからのスタートで、外回りコースを1周半するレイアウト。
京都の長距離戦の大きな特徴として、向正面~3コーナーにかけてアップダウンを2回繰り返すため、そこでスタミナ切れをしないことが好走条件の1つです。
また、2周目の3コーナー下りからはラストスパートが始まって、ゴールまでの約800mは全力を尽くしての攻防が続きます。
直線は平坦で上がりが速くなりやすいため、スタミナに加えて切れ味も求められるのが、2つ目の好走条件と言えるでしょう。
馬場傾向・展開予想
当日の馬場傾向、及び、レースの展開を予想します。
馬場傾向
天候
 晴れ
馬場
 良
使用コース
 Aコース:向正面から外回り3コーナーの内側にわずかな傷みあり
土曜の京都は曇りでしたが、芝ダートとも全レース良馬場で行われました。そして、日曜の天気予報は晴れ、雨の心配は全くなさそうなので、かなり乾いた状態の良馬場での開催となるでしょう。
それでは土曜の芝レース結果を振り返り、芝コースの傾向を掴みたいと思います。
土曜は5レースが芝で行われました。4R・5R・10Rは1800m以下で逃げ馬or先行馬が勝利、6R・9Rは2000m以上で差し馬が勝利となったようです。
全体的な印象として、開幕2週目ですが差しが決まっている印象。また、内外の比較ではわずかな傷みはあるものの、やはりまだ内を通った馬が上位に来ておりますね。
展開予想
逃げ:⑪
 先行:①⑥⑦⑩
 差し:②④⑤⑧⑨⑫⑭⑯⑰
 追込:③⑬⑮⑱
明確な逃げ馬は不在、候補としては前走逃げた⑪マテンロウレオと菊花賞で2コーナーまで先頭だった⑫ドゥレッツァ。
可能性として高いのは⑪かなと思います。ただ、横山典騎手なので、後方ポツンもあるかもですが・・(笑)
3200mの長丁場&逃げ馬不在となれば、ペースは落ち着きそうですね。スローと予想します。
開幕2週目で内ラチ沿いの馬場が荒れてないので、道中は経済コースを通れる内枠の先行馬が狙い目になりそう。
レース予想
これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
予想印
◎:①サリエラ
 〇:⑤ブローザホーン
 ▲:④ワープスピード
 △:⑫⑭
本命は①サリエラ。長距離は騎手で買え!とも言われますが、京都コースを知り尽くした武豊騎手は非常に心強い。
絶好の1枠に入ったので、前走のようにスタート5分に出て、前目の位置が取れれば、勝ち負けできると見てます。
対抗は⑤ブローザホーン。2400m以上のレースでは安定感がありますし、今年に入ってから重賞も勝利しました。
下級クラスのときは使い詰め気味でしたが、OP入りしてから間隔も空けているので、力を発揮できるでしょう。
3番手は④ワープスピード。前日時点では単勝20倍台の6~7番人気なので、この人気なら積極的に買いたいです。
半姉ディヴァインラヴは菊花賞3着、この馬も長距離で結果残してますので、道中で内をロスなく回れば一発あるかも!?
あとは人気の2頭、⑫ドゥレッツァ・⑭テーオーロイヤルまでおさえます。
買い目は馬連BOX①④⑤、3連複①-④⑤⑫⑭の計9点で勝負!!
 
  
  
 