2024/10/13(日)、秋華賞(G1・芝2000m)が京都競馬場で開催。
データ分析結果から「近年のトレンドはオークスからの直行組!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ホーエリート | 牝3 | 北村友 |
2 | ミアネーロ | 牝3 | 津村 |
3 | クイーンズウォーク | 牝3 | 川田 |
4 | タガノエルピーダ | 牝3 | 団野 |
5 | チェルヴィニア | 牝3 | ルメール |
6 | ラビットアイ | 牝3 | 横山典 |
7 | チルカーノ | 牝3 | 鮫島駿 |
8 | コガネノソラ | 牝3 | 丹内 |
9 | アドマイヤベル | 牝3 | 横山武 |
10 | ボンドガール | 牝3 | 武豊 |
11 | ランスオブクイーン | 牝3 | 松山 |
12 | ラヴァンダ | 牝3 | 岩田望 |
13 | クリスマスパレード | 牝3 | 石川裕 |
14 | ステレンボッシュ | 牝3 | 戸崎 |
15 | セキトバイースト | 牝3 | 藤岡佑 |
歴史・コース
1996年に新設された3歳牝馬限定のG1競走で、京都芝2000mで行われている。
従来の牝馬三冠レースは桜花賞・オークス・エリザベス女王杯であったが、1996年にエリザベス女王杯が古馬に開放され、出走条件が3歳以上の牝馬となったため、新たに設立された。
京都・芝2000m(内回り)
スタンド前の直線の半ばからスタートして、内回りを一周するコース形態。1コーナーまでの距離は約300mあり、スタート直後の先行争いも2コーナーを回るまでにはペースが落ち着くことが多い。
向正面の半ばからは上り坂、下りに差し掛かるのは残り800m付近で、この辺りからラストスパートが始まる。
また、直線は約330mと中央4場の中では短いため、差し/追込馬が勝ち負けするには直線だけでの逆転は難しく、ポジションを上げながら3~4コーナーを回る必要がある。
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 0-0-2-17 | 0.0% | 0.0% | 10.5% |
2枠 | 0-2-1-16 | 0.0% | 10.5% | 15.8% |
3枠 | 3-0-1-16 | 15.0% | 15.0% | 20.0% |
4枠 | 2-4-1-13 | 10.0% | 30.0% | 35.0% |
5枠 | 0-1-2-17 | 0.0% | 5.0% | 15.0% |
6枠 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
7枠 | 2-2-2-21 | 7.4% | 14.8% | 22.2% |
8枠 | 1-0-0-27 | 3.6% | 3.6% | 3.6% |
複勝率は内枠(1-4)20.5%、外枠(5-8)14.7%と内枠が優勢。枠単体で見ますと、8枠だけ複勝率が一桁台と明らかに悪いです。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-1-0-9 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
先行 | 3-0-2-27 | 9.4% | 9.4% | 15.6% |
差し | 7-7-7-58 | 8.9% | 17.7% | 26.6% |
追込 | 0-2-1-49 | 0.0% | 3.8% | 5.8% |
上述したとおり直線は短い部類に入るコースですが、連対率/複勝率では差し馬がTop。G1レースなので、もしかすると速いペースで流れることが多いのかもしれません。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 4-1-1-4 | 40.0% | 50.0% | 60.0% |
2~3 | 4-4-3-9 | 20.0% | 40.0% | 55.0% |
4~6 | 2-4-2-22 | 6.7% | 20.0% | 26.7% |
7~9 | 0-0-3-27 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
10~ | 0-1-1-81 | 0.0% | 1.2% | 2.4% |
上位人気が順当に結果を残しているレースで、1~3番人気はプラス要素・10番人気以下はマイナス要素と考えて良いでしょう。(※勝ち馬10頭は全て4番人気以内)
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
優駿牝馬 | 5-1-2-16 | 20.8% | 25.0% | 33.3% |
紫苑S | 4-4-0-41 | 8.2% | 16.3% | 16.3% |
ローズS | 1-4-6-48 | 1.7% | 8.5% | 18.6% |
3勝クラス | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2勝クラス | 0-1-1-16 | 0.0% | 5.6% | 11.1% |
1勝クラス | 0-0-1-7 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
表題のとおり「近年のトレンドはオークスからの直行組!」。2018年以降の勝ち馬6頭のうち、5頭はオークスからの直行という結果になっています!
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 5-4-5-38 | 9.6% | 17.3% | 26.9% |
2着 | 4-0-2-17 | 17.4% | 17.4% | 26.1% |
3着 | 1-3-1-15 | 5.0% | 20.0% | 25.0% |
4着 | 0-1-1-10 | 0.0% | 8.3% | 16.7% |
5着 | 0-2-0-9 | 0.0% | 18.2% | 18.2% |
6~9着 | 0-0-1-25 | 0.0% | 0.0% | 3.8% |
10着~ | 0-0-0-29 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走6着以下で馬券内はわずか1頭。6着以下に該当する馬は馬券の買い目から外して良さそうですね~。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
札幌 | 0-1-0-8 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
新潟 | 1-0-0-10 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
東京 | 5-1-2-17 | 20.0% | 24.0% | 32.0% |
中山 | 3-4-0-43 | 6.0% | 14.0% | 14.0% |
中京 | 0-0-2-16 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
阪神 | 1-4-6-44 | 1.8% | 9.1% | 20.0% |
オークスの着別度数が5-1-2-16なので、東京組が良いのはオークスからの直行が反映された形と言えるでしょう。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2~3週 | 0-0-1-12 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
4週 | 1-4-7-51 | 1.6% | 7.9% | 19.0% |
5~9週 | 4-4-0-51 | 6.8% | 13.6% | 13.6% |
10~25週 | 5-2-2-28 | 13.5% | 18.9% | 24.3% |
休み明けが好走傾向にあるのは本競走に限らず、春秋のG1レースでトライアルを使わない馬が主流になっている結果だと思います。
予想に役立つ注目馬
過去データの好走傾向から注目したい馬を記載します。馬券予想にお役立ちできれば幸いです。
脚質:差し
- ②ミアネーロ
- ③クイーンズウォーク
- ⑤チェルヴィニア
- ⑧コガネノソラ
- ⑨アドマイヤベル
- ⑭ステレンボッシュ
人気:1~3番人気 (※前日時点)
- ⑤チェルヴィニア
- ⑭ステレンボッシュ
- ③クイーンズウォーク
前走レース:オークス
- ⑤チェルヴィニア
- ⑨アドマイヤベル
- ⑭ステレンボッシュ
馬場傾向・レース予想
当日の馬場傾向、及び、これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
展開予想
逃げ:⑮
先行:④⑦⑫⑬
差し:②③⑤⑧⑨⑪⑭
追込:①⑥⑩
大外になりましたが、⑮セキトバイーストがすんなり先手をとると思います。
先行勢で前に付けたいのは⑬クリスマスパレードくらいで、あとは出たなりで控えることもあり得るメンバ。平均ペースで流れると予想します。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良
使用コース
Aコース:先週の競馬による傷みは少なく、概ね良好な状態
開幕2週目なので内側の馬場もまだまだ良い状態。土曜の結果を振り返ると前がなかなか止まらない印象で、内ラチ沿いを先行できる馬がベストだと思います。
最終見解
◎:⑤チェルヴィニア
〇:⑬クリスマスパレード
△:③クイーンズウォーク
△:②ミアネーロ
本命は⑤チェルヴィニア。全てのプラス要素データに該当するので、順当に結果を出してくれるでしょう。
桜花賞13着は大外と乗替わりが響いたと考えますと、それ以外のレースは崩れてないので、2冠に向けて視界良好!
対抗は⑬クリスマスパレード。外枠に入りましたが、おそらく2~3番手で競馬するので大丈夫でしょう。
紫苑Sのレコード勝利は夏を超えて実力を付けた証拠。2強を負かすならこの馬かなと考えております。
あとは、内枠に入った②ミアネーロ、③クイーンズウォークまでを馬券対象とします。
道中INでロスなく立ち回り、直線で馬群を捌ければ、勝ち負けも十分あり得ると見ています。
最後に人気を2分している⑭ステレンボッシュは思い切って消し。
⑬⑮が逃げ/先行なので、位置取りは中団より後ろになりそう。今の京都はペースが速くならないと外差しは厳しいと判断しました。