2024/9/29(日)、スプリンターズステークス(G1・芝1200m)が中山競馬場で開催。
データ分析結果から「馬券の軸は3番人気以内を選択すべし!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | オオバンブルマイ | 牡4 | 武豊 |
2 | トウシンマカオ | 牡5 | 菅原明 |
3 | ウインマーベル | 牡5 | 松山 |
4 | エイシンスポッター | 牡5 | シュタルケ |
5 | ナムラクレア | 牝5 | 横山武 |
6 | ママコチャ | 牝5 | 川田 |
7 | マッドクール | 牡5 | 坂井瑠 |
8 | モズメイメイ | 牝4 | 国分恭 |
9 | ムゲン | セ6 | ティータン |
10 | ピューロマジック | 牝3 | 横山典 |
11 | ダノンスコーピオン | 牡5 | 戸崎 |
12 | サトノレーヴ | 牡5 | レーン |
13 | ルガル | 牡4 | 西村淳 |
14 | ビクターザウィナー | セ6 | モレイラ |
15 | ヴェントヴォーチェ | 牡7 | ルメール |
16 | ウイングレイテスト | 牡7 | 松岡 |
歴史・コース
1967年に3歳以上・ハンデキャップの条件で中山・芝1200mを舞台に創設された。その後、1990年にG1に格上げされ、開催時期も有馬記念の1週前となった。
2000年にスプリント競走体系の整備により、秋の中山開催の最終週に繰り上げられ、以降は秋競馬最初のG1レースとして定着している。
中山・芝1200m(外回り)
外回りコースの中間あたりからスタート、3コーナーまで下り勾配のため、前半のラップは速くなりやすい。
直線は310m。残り200mから高低差2.2mの急な上り坂があり、最後はパワーと持久力が求められる。
前半と後半で形態が大きく変化するコースで、直線は短いものの、先行馬の脚色が一気に鈍り、逆転劇が見られることも多々あり。
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 2-1-4-13 | 10.0% | 15.0% | 35.0% |
2枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
3枠 | 1-0-3-16 | 5.0% | 5.0% | 20.0% |
4枠 | 3-2-0-15 | 15.0% | 25.0% | 25.0% |
5枠 | 1-3-0-15 | 5.3% | 21.1% | 21.1% |
6枠 | 0-1-0-19 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
7枠 | 1-0-1-19 | 4.8% | 4.8% | 9.5% |
8枠 | 1-1-1-18 | 4.8% | 9.5% | 14.3% |
複勝率では内枠(1-4)25.0%、外枠(5-8)12.3%と内枠が圧倒的に有利。枠単体で見ると、6枠~8枠が複勝率15%切るので、マイナス要素と考えてよいかもですね。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-2-1-7 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
先行 | 3-4-2-27 | 8.3% | 19.4% | 25.0% |
差し | 6-4-4-47 | 9.8% | 16.4% | 23.0% |
追込 | 1-0-3-50 | 1.9% | 1.9% | 7.4% |
連対率/複勝率を見て、逃げ/先行/差しはそこまで差がない印象を持ちました。一方、ガクっと落ちる追込はマイナス要素です。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 4-0-2-4 | 40.0% | 40.0% | 60.0% |
2~3 | 4-5-0-11 | 20.0% | 45.0% | 45.0% |
4~6 | 0-2-2-26 | 0.0% | 6.7% | 13.3% |
7~9 | 1-1-3-25 | 3.3% | 6.7% | 16.7% |
10~ | 1-2-3-65 | 1.4% | 4.2% | 8.5% |
タイトルのとおり「馬券の軸は3番人気以内を選択すべし!」。過去10年の勝ち馬8頭が1~3番人気ですので、穴軸はヤメておくべきでしょう。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
4歳 | 3-3-5-23 | 8.8% | 17.6% | 32.4% |
5歳 | 2-4-1-37 | 4.5% | 13.6% | 15.9% |
6歳 | 3-0-2-26 | 9.7% | 9.7% | 16.1% |
7上 | 1-1-1-29 | 3.1% | 6.3% | 9.4% |
勝率Topは6歳馬、連対率/複勝率は4歳馬。総合的に評価すると、複勝率32.4%が他世代より飛び抜けて良いので、4歳馬を中心視したいと思います。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
セントウルS | 4-3-1-44 | 7.7% | 13.5% | 15.4% |
安田記念 | 2-1-1-6 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
北九州記念 | 2-1-1-19 | 8.7% | 13.0% | 17.4% |
キーンランド | 1-1-5-37 | 2.3% | 4.5% | 15.9% |
函館SS | 0-1-0-5 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
CBC賞 | 1-1-0-1 | 33.3% | 66.7% | 66.7% |
OPクラス | 0-0-2-1 | 0.0% | 0.0% | 66.7% |
CBC賞とOPクラスはサンプル数が少なすぎて参考外。安田記念組がいたら、少し注目しておくぐらいで良いでしょう。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 4-2-4-23 | 12.1% | 18.2% | 30.3% |
2着 | 2-3-1-20 | 7.7% | 19.2% | 23.1% |
3着 | 1-0-1-12 | 7.1% | 7.1% | 14.3% |
4着 | 1-1-1-5 | 12.5% | 25.0% | 37.5% |
5着 | 0-0-2-6 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
6~9着 | 1-1-1-37 | 2.5% | 5.0% | 7.5% |
10着~ | 1-3-0-28 | 3.1% | 12.5% | 12.5% |
前走6着以下は成績が少し落ちますが、10着以下の連対率12.5%はそこまで悪くないので、マイナス要素ではないでしょう。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
札幌 | 1-1-5-39 | 2.2% | 4.3% | 15.2% |
東京 | 2-2-2-11 | 11.8% | 23.5% | 35.3% |
中京 | 2-4-0-15 | 9.5% | 28.6% | 28.6% |
阪神 | 3-1-1-31 | 8.3% | 11.1% | 13.9% |
小倉 | 2-1-1-19 | 8.7% | 13.0% | 17.4% |
データを見る限りでは東京/中京組が連対率20%を超えています。中山コースとの因果関係があるのか微妙な気もしますが・・
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3~4週 | 4-3-1-46 | 7.4% | 13.0% | 14.8% |
5~9週 | 3-2-7-62 | 4.1% | 6.8% | 16.2% |
10~25週 | 3-4-2-21 | 10.0% | 23.3% | 30.0% |
半年以上 | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
連対率/複勝率ともに好成績なのは間隔10週以上の馬。休み明けの馬を中心に考えておいた方が良さそうですね。
予想に役立つ注目馬
過去データの好走傾向から注目したい馬を記載します。馬券予想にお役立ちできれば幸いです。
枠番:1~4枠
- ①オオバンブルマイ
- ②トウシンマカオ
- ③ウインマーベル
- ④エイシンスポッター
- ⑤ナムラクレア
- ⑥ママコチャ
- ⑦マッドクール
- ⑧モズメイメイ
人気:1~3番人気 (※前日オッズ)
- ⑫サトノレーヴ
- ⑦マッドクール
- ⑥ママコチャ
年齢:4歳
- ①オオバンブルマイ
- ⑧モズメイメイ
- ⑬ルガル
前走場所:東京/中京
- ②トウシンマカオ
- ③ウインマーベル
- ⑥ママコチャ
- ⑧モズメイメイ
- ⑩ピューロマジック
- ⑪ダノンスコーピオン
- ⑬ルガル
- ⑮ヴェントヴォーチェ
間隔:10~25週
- ③ウインマーベル
- ⑦マッドクール
- ⑨ムゲン
- ⑭ビクターザウィナー
馬場傾向・レース予想
当日の馬場傾向、及び、これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
展開予想
逃げ:⑩
先行:⑥⑦⑭⑯
差し:②③⑤⑧⑨⑫⑬
追込:①④⑪⑮
逃げ候補としては⑩ピューロマジック、⑭ビクターザウィナーが考えられますが、近3走連続でハナを切っている⑩が先手をとる可能性が高いでしょう。
比較的、前目に位置取りたい馬も何頭かいるので、スローになることは考えにくいですね。ペースは平均~ハイと予想。
前日の馬場傾向も見てから最終判断しますが、展開面においては、差し馬も十分勝ち負けできると思います。
馬場傾向
天候
曇り
馬場
良
使用コース
Cコース:3~4コーナーの内柵沿いに傷みあり。その他の箇所は概ね良好な状態
10R(芝1200m)を中心に前日(9/28)の結果を見たところ、最終週ということもあり、必ずしも前有利とは言えない状況。
ある程度は時計がかかる馬場状態で、差し馬に有利に働きそうな印象を受けました。
最終見解
◎:⑦マッドクール
〇:⑥ママコチャ
▲:③ウインマーベル
△:②トウシンマカオ
重視すべきデータは1~3番人気以内/内枠と考え、他データでのプラス要素を加味して、◎〇を選びました。ただし、2頭とも前に付けそうな感じがしており、展開面/馬場傾向とは異なる点は少し気になります・・
よって、▲△はデータ的にも優秀で、かつ、差してきそうな2頭をチョイス。道中は内で脚をためられる点も魅力。比較的上位人気ではありますが、4頭に絞ったので、今回はBOX系の馬券で勝負したいと思います。