2024/10/20(日)、菊花賞(G1・芝3000m)が京都競馬場で開催。
データ分析結果から「平均7~8頭を消せる条件は前走3着以内!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ピースワンデュック | 牡3 | 柴田善 |
2 | ノーブルスカイ | 牡3 | 池添 |
3 | アスクカムオンモア | 牡3 | 北村友 |
4 | ダノンデサイル | 牡3 | 横山典 |
5 | ハヤテノフクノスケ | 牡3 | 岩田望 |
6 | ミスタージーティー | 牡3 | 坂井瑠 |
7 | ビザンチンドリーム | 牡3 | シュタルケ |
8 | ウエストナウ | 牡3 | 西村淳 |
9 | コスモキュランダ | 牡3 | Mデム |
10 | メイショウタバル | 牡3 | 浜中 |
11 | ショウナンラプンタ | 牡3 | 鮫島駿 |
12 | シュバルツクーゲル | 牡3 | 松山 |
13 | アーバンシック | 牡3 | ルメール |
14 | メリオーレム | 牡3 | 川田 |
15 | エコロヴァルツ | 牡3 | 岩田康 |
16 | ヘデントール | 牡3 | 戸崎 |
17 | アドマイヤテラ | 牡3 | 武豊 |
18 | アレグロブリランテ | 牡3 | 横山和 |
歴史・コース
1938年に本競走は創設され、1948年より現在の名称「菊花賞」になったが、京都競馬場のスタンド改修工事により阪神競馬場で行われた年を除き、京都3000mでの開催は第1回から変わることなく行われてきた。
また、本競走はクラシック3冠の最終関門であり、皐月賞は"最も速い馬"、ダービーは"最も幸運な馬”、菊花賞は“最も強い馬”が勝つと言われている。
京都・芝3000m(外回り)
3コーナー手前からスタートして、外回りコースを1周半するレイアウト。向正面から3コーナーにかけて4m上って下る勾配があり、京都名物のみどころとなっている。
外回りコースを舞台に、スピードとスタミナを兼ね備え、2度の坂越えと3000mの長丁場を克服して、先頭で駆け抜けた馬に菊花賞馬の栄誉が与えられる。
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-0-0-19 | 5.0% | 5.0% | 5.0% |
2枠 | 4-3-0-13 | 20.0% | 35.0% | 35.0% |
3枠 | 1-0-0-19 | 5.0% | 5.0% | 5.0% |
4枠 | 0-1-1-18 | 0.0% | 5.0% | 10.0% |
5枠 | 0-2-2-16 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
6枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
7枠 | 2-1-4-22 | 6.9% | 10.3% | 24.1% |
8枠 | 1-1-2-26 | 3.3% | 6.7% | 13.3% |
複勝率は内枠(1-4)13.8%、外枠(5-8)19.2%と意外にも外枠が好成績。ただし、枠単体では2枠が断トツTOP、傾向を導くのは難しいかもですね~。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 2-0-0-11 | 15.4% | 15.4% | 15.4% |
先行 | 3-3-4-31 | 7.3% | 14.6% | 24.4% |
差し | 5-6-5-61 | 6.5% | 14.3% | 20.8% |
追込 | 0-0-1-45 | 0.0% | 0.0% | 2.2% |
捲り | 0-1-0-1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
長距離戦ということもあり、追込は極端なマイナス要素。直線に入るまでにある程度の位置にいないと厳しいでしょう。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 3-0-3-4 | 30.0% | 30.0% | 60.0% |
2~3 | 3-4-0-13 | 15.0% | 35.0% | 35.0% |
4~6 | 3-2-4-21 | 10.0% | 16.7% | 30.0% |
7~9 | 1-3-1-25 | 3.3% | 13.3% | 16.7% |
10~ | 0-1-2-86 | 0.0% | 1.1% | 3.4% |
1番人気は複勝率60%、少しプラス要素と捉えておきたいと思います。一方、10番人気は1桁台前半でマイナス要素。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
神戸新聞杯 | 5-4-4-52 | 7.7% | 13.8% | 20.0% |
セントライト | 3-3-2-39 | 6.4% | 12.8% | 17.0% |
ダービー | 0-1-0-1 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
OPクラス | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3勝クラス | 1-0-0-5 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
2勝クラス | 0-1-4-35 | 0.0% | 2.5% | 12.5% |
1勝クラス | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
かなりの馬がトライアルである神戸新聞杯/セントライト記念からの出走になりますが、データ的に良いとは言えないかも。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 4-2-6-47 | 6.8% | 10.2% | 20.3% |
2着 | 3-4-3-13 | 13.0% | 30.4% | 43.5% |
3着 | 2-3-0-15 | 10.0% | 25.0% | 25.0% |
4着 | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5着 | 0-0-1-13 | 0.0% | 0.0% | 7.1% |
6~9着 | 0-1-0-32 | 0.0% | 3.0% | 3.0% |
10着~ | 1-0-0-19 | 5.0% | 5.0% | 5.0% |
前走4着以下で馬券内に入った馬は77頭中わずか3頭のみ。よって表題のとおり「平均7~8頭を消せる条件は前走3着以内!」。これは是非ともおさえておきたいです!
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
札幌 | 0-1-1-14 | 0.0% | 6.3% | 12.5% |
新潟 | 1-0-2-17 | 5.0% | 5.0% | 15.0% |
中山 | 3-3-2-41 | 6.1% | 12.2% | 16.3% |
中京 | 1-2-2-19 | 4.2% | 12.5% | 20.8% |
阪神 | 4-3-3-47 | 7.0% | 12.3% | 17.5% |
これといった特徴的な傾向はないので、前走場所は気にしなくて良いでしょう。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2~3週 | 0-0-0-16 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4週 | 5-4-4-57 | 7.1% | 12.9% | 18.6% |
5~9週 | 4-5-6-64 | 5.1% | 11.4% | 19.0% |
10~25週 | 1-1-0-11 | 7.7% | 15.4% | 15.4% |
間隔3週以下(中2週)は馬券内ゼロですが、該当馬は年平均1頭の計算になるので、有効なデータではないですね。
予想に役立つ注目馬
過去データの好走傾向から注目したい馬を記載します。馬券予想にお役立ちできれば幸いです。
人気:1番人気
- ④ダノンデサイル
前走着順:1~3着
- ①ピースワンデュック
- ②ノーブルスカイ
- ③アスクカムオンモア
- ④ダノンデサイル
- ⑤ハヤテノフクノスケ
- ⑨コスモキュランダ
- ⑩メイショウタバル
- ⑪ショウナンラプンタ
- ⑫シュバルツクーゲル
- ⑬アーバンシック
- ⑮エコロヴァルツ
- ⑯ヘデントール
- ⑰アドマイヤテラ
馬場傾向・レース予想
当日の馬場傾向、及び、これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
展開予想
逃げ:⑩
先行:①②④⑮
差し:⑧⑨⑪⑫⑬⑭⑰⑱
追込:③⑤⑥⑦⑯
大方の予想どおり⑩メイショウタバルが先手をとるでしょう。あまり折り合いがきくタイプではないので、結構速いペースでの逃げもあるかもしれません。
よって、平均~ハイペースだと思います。ただ、仮にハイペースになっても、1頭だけ大逃げのような形と考えてますので、後ろが有利な展開にはならなさそう。
馬場傾向
天候
晴れ
馬場
良・稍重
使用コース
Aコース:向正面中程から正面直線内側に傷みあり
まずは、天候面について触れますと、土曜の京都は雨が降り、5Rから良→稍重となりました。なお、日曜は晴れ予報とのことで、馬場は回復していくと考えます。
そして、馬場傾向ですが、土曜の結果を見ると、前有利とは一概に言えず、差しも比較的届いておりました。展開面で平均以上のペースと見ているので、差し馬を中心視したいと思います。
最終見解
◎:⑪ショウナンラプンタ
△:⑬アーバンシック
△:⑨コスモキュランダ
△:④ダノンデサイル
△:⑩メイショウタバル
注:⑮エコロヴァルツ
今回は有益なデータが少ないので、菊花賞トライアルの結果を重視しました。夏の上がり馬が東西トライアルで1頭も馬券内に来れなかったので、春の実績馬を上位と見ました。
その中でも、本命は⑪ショウナンラプンタ。G1レースでは結果が出ておりませんが、この人気なら買いと考え、積極的に狙ってみることにしました。
あとは、注目馬として⑮エコロヴァルツ。G1でも大きく負けてませんし、近2走は先行しているのも魅力。ただ、思った以上に人気がなく、前日時点では2桁人気。
データ分析は10番人気以下はかなりマイナス要素なので、ちょっと弱気に馬券買いたいと思います (笑)