2024/10/27(日)、天皇賞秋(G1・芝2000m)が東京競馬場で開催。
データ分析結果から「とにかく1番人気から買えばOK!」。詳細は記事内でご確認ください。
出走馬・騎手
出馬表
番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 |
1 | ベラジオオペラ | 牡4 | 横山和 |
2 | マテンロウスカイ | セ5 | 横山典 |
3 | ステラヴェローチェ | 牡6 | 佐々木 |
4 | タスティエーラ | 牡4 | 松山 |
5 | ノースブリッジ | 牡6 | 岩田康 |
6 | ソールオリエンス | 牡4 | 横山武 |
7 | ドウデュース | 牡5 | 武豊 |
8 | キングズパレス | 牡5 | シュタルケ |
9 | ホウオウビスケッツ | 牡4 | 岩田望 |
10 | ダノンベルーガ | 牡5 | Cデム |
11 | ジャスティンパレス | 牡5 | 坂井瑠 |
12 | リバティアイランド | 牝4 | 川田 |
13 | シルトホルン | 牡4 | 大野 |
14 | レーベンスティール | 牡4 | ルメール |
15 | ニシノレヴナント | セ4 | 田辺 |
歴史・コース
天皇賞は長い歴史と伝統を誇る競走、当初は勝ち抜き制が採用されていたが、1981年に廃止され、過去の優勝馬にも出走権が与えられるようになった。
長年、古馬の3200mで春秋行われていたが、秋は1984年に距離を芝2000mに短縮し、1987年から3歳馬も出走できるように条件が変更。これにより、3歳以上の中距離No.1を決めるレースに位置づけられることになった。
東京・芝2000m
1コーナー奥の引き込み線からスタート、ワンターンのコース形態。最初のコーナーのカーブはゆったりしているので、前半1000mのラップが速くなることが多い。
また、向正面と直線前半に二度の坂越えがあるタフなコース。直線も約525mと長いため、早いラップを刻んだ逃げ馬、先行馬が直線で一気に差し/追込馬に追い抜かれる、見ごたえのあるレース展開になることもしばしば。
過去データ
本レースの過去10年データ(2014~2023年)傾向は以下のとおりです。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 1-3-0-11 | 6.7% | 26.7% | 26.7% |
2枠 | 1-1-0-15 | 5.9% | 11.8% | 11.8% |
3枠 | 1-0-2-14 | 5.9% | 5.9% | 17.6% |
4枠 | 4-0-1-13 | 22.2% | 22.2% | 27.8% |
5枠 | 1-2-1-15 | 5.3% | 15.8% | 21.1% |
6枠 | 1-2-1-15 | 5.3% | 15.8% | 21.1% |
7枠 | 1-2-3-17 | 4.3% | 13.0% | 26.1% |
8枠 | 0-0-2-21 | 0.0% | 0.0% | 8.7% |
複勝率は内枠(1-4)20.9%、外枠(5-8)19.0%でやや内枠が有利。枠単体で見ると連対率0%/複勝率8.7%で唯一1桁台の8枠はマイナス要素だと思います。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 0-1-2-7 | 0.0% | 10.0% | 30.0% |
先行 | 5-3-2-29 | 12.8% | 20.5% | 25.6% |
差し | 5-4-2-48 | 8.5% | 15.3% | 18.6% |
追込 | 0-2-4-36 | 0.0% | 4.8% | 14.3% |
捲り | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
そこまで飛び抜けて良くはないですが、勝率10%以上/連対率20%以上の先行馬は少しプラス要素かなという印象。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1 | 7-1-1-1 | 70.0% | 80.0% | 90.0% |
2~3 | 2-3-3-12 | 10.0% | 25.0% | 40.0% |
4~6 | 1-3-5-21 | 3.3% | 13.3% | 30.0% |
7~9 | 0-2-0-28 | 0.0% | 6.7% | 6.7% |
10~ | 0-1-1-59 | 0.0% | 1.6% | 3.3% |
タイトルのとおり「とにかく1番人気から買えばOK!」。2018年のスワーヴリチャード(10着)を除く、全馬が馬券内ということで強烈なプラス要素は間違いなし!
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 2-0-2-7 | 18.2% | 18.2% | 36.4% |
4歳 | 3-6-4-31 | 6.8% | 20.5% | 29.5% |
5歳 | 5-4-4-36 | 10.2% | 18.4% | 26.5% |
6歳 | 0-0-0-26 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7上 | 0-0-0-21 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年で57頭の該当馬が出走し、3着以内はゼロ。6歳以上の馬は馬券対象から消しで良いかもしれませんね。
前走レース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
宝塚記念 | 2-3-2-11 | 11.1% | 27.8% | 38.9% |
安田記念 | 2-2-1-3 | 25.0% | 50.0% | 62.5% |
東京優駿 | 2-0-1-2 | 40.0% | 40.0% | 60.0% |
札幌記念 | 1-2-1-17 | 4.8% | 14.3% | 19.0% |
毎日王冠 | 1-1-4-34 | 2.5% | 5.0% | 15.0% |
オールカマー | 1-0-0-17 | 5.6% | 5.6% | 5.6% |
京都大賞典 | 1-0-0-11 | 8.3% | 8.3% | 8.3% |
該当馬は少ないものの安田記念組の連対率50%はかなり良い数字。また、宝塚記念/東京優駿組もプラス要素と捉えて良いでしょう。
前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 3-3-3-20 | 10.3% | 20.7% | 31.0% |
2着 | 4-1-2-12 | 21.1% | 26.3% | 36.8% |
3着 | 2-2-2-13 | 10.5% | 21.1% | 31.6% |
4着 | 0-0-1-17 | 0.0% | 0.0% | 5.6% |
5着 | 0-0-2-8 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
6~9着 | 1-2-0-32 | 2.9% | 8.6% | 8.6% |
10着~ | 0-2-0-18 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
前走着順データは顕著な傾向が出てますね。4着以下は成績がガクンと落ちるので、1~3着馬は明らかなプラス要素。
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
札幌 | 1-2-1-19 | 4.3% | 13.0% | 17.4% |
新潟 | 0-0-1-12 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
東京 | 5-3-6-41 | 9.1% | 14.5% | 25.5% |
中山 | 1-0-0-14 | 6.7% | 6.7% | 6.7% |
京都 | 1-1-0-10 | 8.3% | 16.7% | 16.7% |
阪神 | 2-4-2-17 | 8.0% | 24.0% | 32.0% |
新潟組と中山組があまり良くないですが、該当馬が年平均で1頭いるかどうかのサンプル数なので、マイナス要素とまでは言いづらいか。
間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
2~4週 | 2-1-4-46 | 3.8% | 5.7% | 13.2% |
5~9週 | 1-0-1-26 | 3.6% | 3.6% | 7.1% |
10~25週 | 7-7-5-41 | 11.7% | 23.3% | 31.7% |
半年以上 | 0-2-0-8 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
秋競馬を使わない(間隔10週以上)休み明けの馬が活躍。近年はこの傾向が強くなり、過去5年のデータに絞ると、間隔9週以下の馬で馬券内になったのは19年のアエロリット(3着)のみ。
予想に役立つ注目馬
過去データの好走傾向からプラス要素/マイナス要素に該当する馬は以下のとおり。馬券予想にお役立ちできれば幸いです。
プラス要素
脚質:先行
- ①ベラジオオペラ
- ⑤ノースブリッジ
- ⑫リバティアイランド
人気 (※前日時点):1番人気
- ⑫リバティアイランド
前走レース:宝塚記念/安田記念/東京優駿
- ①ベラジオオペラ
- ⑥ソールオリエンス
- ⑦ドウデュース
- ⑪ジャスティンパレス
前走着順:1~3着
- ①ベラジオオペラ
- ⑤ノースブリッジ
- ⑥ソールオリエンス
- ⑧キングズパレス
- ⑨ホウオウビスケッツ
- ⑩ダノンベルーガ
- ⑫リバティアイランド
- ⑭レーベンスティール
間隔:10~25週
- ①ベラジオオペラ
- ⑤ノースブリッジ
- ⑥ソールオリエンス
- ⑦ドウデュース
- ⑪ジャスティンパレス
マイナス要素
枠番:8枠
- ⑭レーベンスティール
- ⑮ニシノレヴナント
人気 (※前日時点):7番人気以下
- ②マテンロウスカイ
- ③ステラヴェローチェ
- ④タスティエーラ
- ⑤ノースブリッジ
- ⑧キングズパレス
- ⑨ホウオウビスケッツ
- ⑬シルトホルン
- ⑮ニシノレヴナント
年齢:6歳以上
- ③ステラヴェローチェ
- ⑤ノースブリッジ
馬場傾向・レース予想
当日の馬場傾向、及び、これまでの内容を踏まえ、本レースの最終見解を発表します。
展開予想
逃げ:⑨
先行:①⑤⑫
差し:②③④⑧⑩⑬⑭
追込:⑥⑦⑪⑮
⑨ホウオウビスケッツがハナを切り、2番手が⑤ノースブリッジとすんなり隊列は決まると思います。ペースは平均的なラップを刻むでしょう。東京競馬場は馬場状態が良いので、32秒台の上がり勝負になりそう。
馬場傾向
天候
晴れ→曇り
馬場
良
使用コース
Bコース:今週からBコースを使用。柵の移動により傷んだ箇所は概ねカバーされ、全体的に良好な状態。
土曜の天気は曇りでしたが、全レース良馬場での開催となりました。日曜も似たような天気で若干雨が降る心配もありますが、引き続き良い状態の馬場でレースを迎えられそうです。
次に馬場傾向ですが、Bコースに変わったことにより、内で前目に付けた馬が若干有利かと思います。ただし、土曜の結果を見ると、8Rや10Rは中外の差しも決まっていたので、差し馬も十分チャンスはあると考えます。
最終見解
◎:①ベラジオオペラ
〇:⑫リバティアイランド
△:⑦ドウデュース
△:⑪ジャスティンパレス
本命は①ベラジオオペラ。データのプラス要素がほぼ満点ですし、今の馬場傾向も追い風になりそう。昨年の秋以降は中距離路線で安定感もあるので、1番手に指名しました。
対抗は⑫リバティアイランド。おそらく当日も1番人気になると思いますので、買い目には当然入れておきます。先行力があり、国内ではパーフェクト連対中。7か月ぶりのレースになりますが、実力を出し切れば当然勝ち負けでしょう。
あとは、今春の結果はイマイチでしたが、良馬場で見直したい⑦ドウデュース、⑪ジャスティンパレスまでを馬券対象とします。