競馬における「ファンファーレ」とは、各レースの発走前に流れる音楽のことです。
競馬場やレースの条件によって流れる音楽が異なります。
本記事ではファンファーレの曲名と種類についてご紹介します。
ファンファーレの曲名
各競馬場ごとに一般競走用、特別競走用、重賞(G1を除く)競走用の3曲ずつが使用されております。
以下の5名によって作曲されています。
なお、曲名はなく「東京競馬場の一般/特別競走用ファンファーレ」といった呼び方をしているようです。
東京競馬場/中山競馬場
作曲者:すぎやまこういち
京都競馬場/阪神競馬場
作曲者:宮川泰
札幌競馬場/函館競馬場
作曲者:鷺巣詩郎
福島競馬場/新潟競馬場
作曲者:服部克久
中京競馬場/小倉競馬場
作曲者:川口真
大半の競走ではあらかじめ録音されているものが流されています。
中央競馬では主なG1競走、夏競馬では各競馬場の主要重賞などが生演奏されることもあります。
また、スターターが台に立ち、旗を振るとファンファーレが開始されます。
ファンファーレが流れた後に放馬や馬体検査などがある場合は再度、ファンファーレが流れることがあります。
G1ファンファーレの違いと種類
JRAのG1ファンファーレは、関東と関西で違う曲が使われていることをご存じな方は多いと思います。
しかし、実際は2種類ではなく、3種類存在することはあまり知られていないのではないでしょうか。
関東(東京・中山)
作曲者:すぎやまこういち
フェブラリーS
皐月賞
NHKマイルC
ヴィクトリアM
オークス
日本ダービー
安田記念
スプリンターズS
天皇賞秋
ジャパンカップ
有馬記念
ホープフルS
関西(京都・阪神・中京)
作曲者:宮川泰
高松宮記念
大阪杯
桜花賞
天皇賞春
秋華賞
菊花賞
エリザベス女王杯
マイルCS
チャンピオンズC
阪神JF
朝日杯FS
宝塚記念
作曲者:早川太海(一般公募によって選定された曲)
春のグランプリレースである宝塚記念は、専用のファンファーレが使用されています。
一般公募によって、選定された曲を1999年から使用されており、原則として生演奏となります。
毎年、宝塚記念が行われる際は、他のG1レースと異なるファンファーレを感じてみてはいかがでしょうか。