トーセン・エスティの冠号で知られている島川隆哉オーナーにスポットを当てていきます。
世代別に並べると、現3歳世代の2015年から冠号の使用を廃止されたようですね。
2歳世代 (2016年)
馬名 | 性齢 | 賞金 |
ブレスジャーニー | 牡2 | 3700 |
ワカコマタイヨウ | 牝2 | 480 |
スターオービット | 牡2 | 400 |
ミラアイトーン | 牡2 | 400 |
メモリーミネルバ | 牝2 | 400 |
3歳世代 (2015年)
馬名 | 性齢 | 賞金 |
ヴァンキッシュラン | 牡3 | 3600 |
ブレイブスマッシュ | 牡3 | 2750 |
マシェリガール | 牝3 | 1200 |
ハレルヤボーイ | 牡3 | 900 |
ワンパーセント | 牡3 | 900 |
4歳世代 (2014年)
馬名 | 性齢 | 賞金 |
トーセンバジル | 牡4 | 2450 |
トーセンビクトリー | 牝4 | 2100 |
トーセンミッション | 牡4 | 950 |
トーセンアーネスト | 牡4 | 950 |
トーセンラムセス | 牡4 | 950 |
5歳世代 (2015年)
馬名 | 性齢 | 賞金 |
トーセンスターダム | 牡5 | 3940 |
トーセンデューク | 牡5 | 1550 |
トーセンマタコイヤ | 牡5 | 1350 |
トーセンマイティ | 牡5 | 1350 |
エスティレジェンド | 牝5 | 700 |
最近、武豊騎手の記事をいろいろと書いていて、ふと疑問に思ったことがありまして・・
「今年は島川オーナーの所有馬へあまり騎乗していないのでは?」と。
そういった背景から今回は島川オーナーに注目してみることにしました。
ただ、実際に調べてみると、予想以上に少なかったので、驚きました。
年別の騎乗数
始めに2015年と2016年の騎乗数を振り返ります。
2016年
日付 | レース | 馬名 | 人 | 着 |
1/05 | 京都金杯(G3) | トーセンスターダム | 1 | 10 |
2015年
日付 | レース | 馬名 | 人 | 着 |
10/18 | 秋華賞(G1) | トーセンビクトリー | 4 | 8 |
9/20 | ローズS(G2) | トーセンビクトリー | 2 | 3 |
8/23 | 西部スポ1000 | トーセンビクトリー | 1 | 1 |
7/25 | 中京2歳 | マシェリガール | 3 | 4 |
7/11 | 茶臼山高500 | トーセンビクトリー | 3 | 1 |
6/28 | 宝塚記念(G1) | トーセンスターダム | 9 | 12 |
5/23 | カーネー500 | トーセンビクトリー | 3 | 7 |
4/25 | 鎌倉S1600 | トーセンマイティ | 3 | 13 |
2/15 | 飛鳥S1600 | トーセンマタコイヤ | 1 | 4 |
1/24 | 京都牝馬(G3) | トーセンベニザクラ | 12 | 17 |
タイトルにも書きましたが、2016年は年初めのトーセンスターダム1回しか騎乗してません・・
一方、2015年はトーセンビクトリーの5回を筆頭に、計10回騎乗しています。
それでは、過去10年の騎乗数を振り返り、どのように遷移しているかを見ようと思います。
年 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
16 | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
15 | 2-0-1-7 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
14 | 5-7-3-15 | 16.7% | 40.0% | 50.0% |
13 | 4-1-1-4 | 40.0% | 50.0% | 60.0% |
12 | 0-0-0-3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11 | 0-0-1-0 | 0.0% | 0.0% | 100% |
10 | 1-0-1-0 | 50.0% | 50.0% | 100% |
9 | 0-0-2-5 | 0.0% | 0.0% | 28.6% |
8 | 1-0-1-2 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
7 | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2014年が断トツTopの30回で、その前後の年が10回ずつ、残りは一桁台となっていますね。
14年はお手馬にトーセンラー・トーセンスターダム・トーセンビクトリーと3頭いたことが要因として挙げられます。
島川オーナー所有馬
次に、どの騎手が騎乗が多かったかを近2年分を表にまとめてみました。
2016年
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
内田博 | 4-3-0-6 | 30.8% | 53.8% | 53.8% |
横山典 | 3-4-5-33 | 6.7% | 15.6% | 26.7% |
柴田善 | 3-0-1-1 | 60.0% | 60.0% | 80.0% |
武幸 | 3-0-0-4 | 42.9% | 42.9% | 42.9% |
デムーロ | 3-0-0-2 | 60.0% | 60.0% | 60.0% |
菅原隆 | 2-5-4-54 | 3.1% | 10.8% | 16.9% |
ルメール | 2-1-0-2 | 40.0% | 60.0% | 60.0% |
石川 | 2-0-0-4 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
小野寺 | 1-2-2-37 | 2.4% | 7.1% | 11.9% |
井上敏 | 1-1-1-13 | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
2015年
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
横山典 | 7-1-5-30 | 16.3% | 18.6% | 30.2% |
井上敏 | 2-5-1-35 | 4.7% | 16.3% | 18.6% |
菅原隆 | 2-4-1-52 | 3.4% | 10.2% | 11.9% |
小野寺 | 2-2-1-33 | 5.3% | 10.5% | 13.2% |
嶋田 | 2-2-1-19 | 8.3% | 16.7% | 20.8% |
吉田豊 | 2-0-2-11 | 13.3% | 13.3% | 26.7% |
武豊 | 2-0-1-7 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
石川 | 2-0-1-0 | 66.7% | 66.7% | 100% |
ボウマン | 2-0-0-1 | 66.7% | 66.7% | 66.7% |
戸崎圭 | 1-3-0-3 | 14.3% | 57.1% | 57.1% |
騎乗数だけ見ると、圧倒的に関東所属の騎手が多いのがわかります。
これについては、所有馬のほとんどを美浦に預託されているので、必然とそのようになるでしょうね~
もう1つ分かることは、サンデーRやキャロットFのときとは事情が異なることです。
それは、リーディング上位の騎手への依頼が増えたから、武豊騎手への依頼が減ったのではないということ。
島川オーナーと言えば、以前はセレクトセールで高額馬を次々と落札されていました。
しかし、現在は自身が経営するエスティファームの生産馬を中心に保有されています。
トーセンラー(牡)
父:ディープインパクト
母:プリンセスオリビア
トーセンスターダム(牡)
父:ディープインパクト
母:アドマイヤキラメキ
トーセンビクトリー(牝)
父:キングカメハメハ
母:トゥザヴィクトリー
これを見てわかるとおり、武豊騎手が主戦を務めてきた競走馬はいずれも良血と呼ばれるものばかりです。
今後は良血馬の所有数を減っていくと思われるため、騎乗数も増加する見込みは低いのかなぁと考えています。