春の3歳クラシックでは、思うような結果を残せなかったジャンダルム。
これまでの戦績を振り返り、近況や次走情報について、記載したいと思います。
目次
近況・次走
皐月賞後に、凱旋門賞を視野に入れた秋の仏遠征プランが浮上しました。
しかし、ダービー17着と距離の壁があったため、この話は一旦消滅となりました。
その後、血統的な背景からBCマイル(11/3G1・芝1600m)を目標とした米遠征プランを発表。
ところが、今のレーティングでは出走枠に入らないとのことで、秋は国内に専念することに。
富士S(10/20東京・芝1600m)をステップに、マイルCS(11/18京都・芝1600m)へと向かいます。
ベストな条件に戻るので、前哨戦を勝って、賞金を加算しておきたいですね~
競走馬としての戦績
これまでの競走戦績をまとめて記載します。
2018年
日付 | レース | 距離 | 着 |
05/27 | 東京優駿(G1) | 芝2400 | 17 |
04/15 | 皐月賞(G1) | 芝2000 | 9 |
03/04 | 弥生賞(G2) | 芝2000 | 3 |
2018年の始動戦となった弥生賞では、ダノンプレミアムを見る形で、道中は4番手のインをキープ。
直線もジリジリとは伸びていましたが、最後はワグネリアンに交わされ、3着に敗れました。
皐月賞は出遅れて思うような競馬ができず、ダービーは距離が響いて、惨敗という結果でした。
本質はマイラーで、2000mは少し長いというのが個人的な見解です。
2017年
日付 | レース | 距離 | 着 |
12/28 | ホープフルS(G1) | 芝2000 | 2 |
11/11 | デイリー杯2歳S(G2) | 芝1600 | 1 |
09/09 | 新馬戦 | 芝1600 | 1 |
新馬戦はスタートを決めて、道中は3~4番手で外側は追走。
4コーナーで徐々に仕掛け、少し外に逃避しましたが、ラストまで脚色は衰えず、1.1/4馬身差を付けての完勝でした。
初重賞挑戦となったデイリー杯2歳Sは、武豊騎手の負傷により、アッゼニ騎手とコンビを組むことに。
中団追走から直線は内に進路を取り、鋭く伸びると最後まで脚色は衰えず、快勝しました。
初のG1挑戦となったホープフルSでは、中団追走からまくり気味に進出。
直線はタイムフライヤーと追い比べの形となりましたが、最後は競り負けて2着と初の敗戦になりました。
ジャンダルムの血統
血統や名前の由来などを紹介します。
ジャンダルム(牡)
池江厩舎(栗東)、ノースヒルズ
父:Kitten's Joy
母:Believe
母は英語表記としていますが、日本で生まれ競走生活を送ったビリーヴ。
快速馬として名を馳せ、2002年のスプリンターズSと2003年の高松宮記念を勝利しました。
現在、アメリカのノースヒルズ生産拠点で、繁殖生活を送っております。
繁殖としても優秀で、重賞で活躍したファリダットやフィドゥーシアを輩出しています。
父のKitten's Joyは、2013年の北米リーディングサイアーに輝いた種牡馬です。
アメリカはダートが主流ですが、本馬は競走馬時代に芝で良績を残し、BCターフ2着やアーリントンM2着にもなりました。
日本で有名な産駒と言えば、2017年のエプソムCを制したダッシングブレイズがいます。
ジャンダルムを管理するのは、武豊騎手と幼馴染みの池江泰寿調教師。
また、所有者は武豊騎手と縁の深い前田幸治オーナーが率いるノースヒルズ。
武豊騎手×池江厩舎×前田幸治オーナーと聞いただけで、何かわくわくしちゃいますねー。
ちなみに、馬名の意味はスイス・アルプス山脈の名峰「アイガー」にある垂直の絶壁の通称だそうです。